アローラ!

この度縁がありまして、たいあたりジムで記事を書いていくことになりました「へる」と申します。

 

普段私は公式大会に参加して上位入賞を狙う競技志向のプレイスタイルで遊んでいるのですが、公認自主イベントへの参加も頻繁に行っています。それは皆でワイワイ遊ぶのが好きという理由もあるのですが、何よりも「イベントオーガナイザー」という存在が大きいと考えているからです。

イベントオーガナイザー制度は他のカードゲームではあまり聞かず、有志が公式認可の下イベントを開催することができる素晴らしいシステムです。あまり知らない人でもオーガナイザーというだけで信用度が上がり、開催側と参加側の双方一定の安心感を持ってイベントを行うことができます。

 

しかしあくまでオーガナイザーは公式認定なだけで、実際のイベントは有志の情熱で成り立っているのは間違いありません。そんな方々の活動を参加側として応援しつつ、より広めることはできないかと思い、レポートを寄稿していくことにしました。快く掲載を引き受けてくださったたいあたりジムの二人には感謝しています。

定期的に自主イベント参加レポートなどを行なっていくつもりなので、どうぞよろしくお願い致します。

 

長くなりましたが、早速本題に移っていきましょう。

 

ヤナトイナイトバトルとは

イベントオーガナイザーのトイくん、ヤナギブソンさんお二人が開催した平日夜参加型の対戦イベントです。参加者は4人1グループに割り振られ、グループ内で総当たりを行います。

総当たりした中で最も勝利したプレイヤーがグループ内優勝となりますが、それとは別に「最も魅力を感じたデッキ」に対して全員が投票を行い、一番表を集めた人がデッキ賞を得ることができます。

このデッキ賞というのがミソで、ただ勝つだけではなく「どう魅せるか」を考えてデッキを作るのが参加者側の面白さでもあります。

魅力のベクトルも様々で

  • ・好きなポケモンを追求する
  • ・華麗でスマートなコンボを決める
  • ・ユニークなコンセプトがある
  • ・陽の目を浴びなかった強力なギミックがある

どれを選ぶも各々の自由なのです。募集要項にある通り「自分だけのとっておきのデッキ」を持ってきて、思うままに戦えるイベントというわけです。

 

このようなイベントになった背景として、公式で開催されていた「カリンのナイトバトル」という存在がありました。

これはポケモンリーグ四天王であるカリンの名を冠しているイベントで、ヤナトイナイトバトルのシステムはここから継承されているものだと思われます。

金銀やハートゴールド・ソウルシルバーをプレイした方ならご存知かと思いますが、カリンには有名な名台詞があります。

「つよいポケモン よわいポケモン そんなのひとのかって」
「ほんとうにつよいトレーナーなら すきなポケモンで かてるようにがんばるべき」

幼かった当時はよく理解できていませんでしたが、今見てみると非常にストイックで愛を感じる台詞だなと噛み締めています。トレーナーの指標である四天王として、そしてポケモンを愛する一人のトレーナーとして、より高い境地に至ろうとするカリンの信念が伝わってくるようです。

これをポケカでも表現するべく、勝利と魅力どちらにもスポットライトを当てた形式のイベントになったのでしょう。ポケモンというコンテンツを持ったゲームならではのアプローチだと思います。

 

イベントの更なる詳細や、トイくんの意気込み・熱意に関しては本人の記事も是非読んでみてください。

『ヤナトイナイトバトル』アーカイブ

2018年4月12日(木)『ヤナトイナイトバトル2』

イベントの概要はこのくらいにして、私が実際にどんなデッキを使ったのか、そしてどんなデッキと戦ったのかを紹介していきましょう。

 

どんなデッキを使ったのか

【お腹へるデッキ(ミロカロスアクジキング)】


デッキコード「igNLgQ-pgmh1q-LiiHNL
(デッキコードをクリックするとデッキ編集画面に飛びます)

自分のハンドルネームである「へる」と、その由来である「お腹が減る」のイメージがマッチしているアクジキングのデッキです。初参加にして、謎のダジャレをデッキ名に冠する度胸は大型大会で培われました。

 

私は大会ではマッシブーンを好んで使用していますが、ウルトラビーストの中ではアクジキングも負けないくらい大好きです。

なんでも食べる性質と愛くるしい見た目に加え、HP210という1進化GX相当のタフネス、技を使う為の要求エネが”最低5″と破格の重さ。引き換えに一撃で多くのポケモンを屠るパワーとその全てがあまりに規格外です。

初めて性能を見た時から一目惚れし、大会の練習をするのと並行してアクジキングのデッキを考えていました。

が、今の環境はマッシブーン全盛期といっても過言でないくらいの流行度。もしアクジキングで挑もうものなら、私の力量ではアクジキングがサンドバックにされてしまいます。

とはいえせっかく好きなポケモンがカードになっているのだから、何としてもこのカードと一緒に戦いたい。そんな一心で自らを奮い立たせる為、強さも魅力も求められるヤナトイナイトへの参加を決意したわけです。

 

デッキのメインプラン


《アクジキングGX》は技を使うのに5エネを要求されるので、1ターンに1回の手張りではとても間に合いません。そこで今回はエネ加速手段として「エナジーグレイス」の《ミロカロス》と《ビーストリング》を採用しました。

「エナジーグレイス」は《ミロカロス》のきぜつと引き換えに、トラッシュから基本エネを3つまで自分のポケモンにつけることができます。序盤からカウンタータイミングまで、ゲーム中はこのカードを活用してアクジキングにエネをつけていきます。

先行1ターン目に《アズサ》を使用して《アクジキングGX》と《ヒンバス》を展開し、次のターンから進化してエネ加速→「タイラントホール」を使って立ちふさがるポケモンを全て喰らい尽くすのがメインプランとなります。

「エナジーグレイス」発動の為に悪エネルギーを用意できる《バトルコンプレッサー》、「タイラントホール」をスムーズに使えるよう《ダブル無色エネルギー》をそれぞれフル採用しています。

 


「エナジーグレイス」は強力な特性ではあるのですが、進化元となる《ヒンバス》のHPはとても心許ない30。前述した《マッシブーンGX》の「ジェットパンチ」を使われ、ベンチへのダメージでいとも容易く倒されてしまうのがネックでした。

しかしSM6a「ドラゴンストーム」にて登場した《ヒンバス》は「もぐる」というベンチダメージの受けない特性を持っています。これが追い風となって今回の構築になりました。

また、きぜつ=サイドを取らせてしまうというデメリットも《ビーストリング》をある程度能動的に発動できるメリットになります。サイド数が4~3枚の時にしか使えないものの、デッキからエネ加速ができる《ビーストリング》の性能は凶悪の一言ですからね。複数体5エネのついたアクジキングを用意するのも難しくありません。

以前は1体目のアクジキングが倒された後のタイミングが課題だったのですが、二種類のエネ加速手段が用意しやすいこともあり、すぐさまリカバリーしてカウンターを行える好戦的なデッキになりました。

 

《こだわりハチマキ》と組み合わせると一回の攻撃で210ダメージを出せるので放置できず、かといって弱点をつけなければ一撃で倒すことも難しいHP210…

サイド調整の為に非GXのポケモンを出そうものなら、《グラトニーGX》でより凄惨な状況に追い込まれる…

5エネのついたアクジキングが即攻撃してくる上、倒してもすぐさま復活する光景に、対戦相手の方が何度も苦悩している姿を見ることができました。アローラの人々に与えていた脅威の一端を少しでも表現できたなら、参加した甲斐があったなというものです。

 

対戦相手のデッキ紹介

さて、当日受付を済ませてイベントが始まると、私が割り振られたのはAグループでした。皆さんとても優しく初参加の私と接してくださったので、すぐさま打ち解けることができました。

どなたもとても愛を感じるデッキだったので、簡単にではありますが紹介させていただこうと思います。(皆様快く掲載許可をいただけました。ありがとうございます)

 

【ラプラス大好きデッキ】 りょーすけさん

 

小回りの効く非GXラプラス

最近発売された可愛いラプラスのスリーブが目を引くデッキです。これはもしや、と思ってゲームを進めていくと現れるラプラス。好きなポケモンで戦おうという私と同じタイプのデッキです。

SM6aで登場した《ラプラス》は非GXですが

  • ・HP120
  • ・バトル場及びベンチに20ダメージずつ与える「アクアバレット」
  • ・水エネルギーの数だけダメージを追加する「ハイドロポンプ」

とどこか既視感を感じる技構成なものの、かなりのハイスペックなカードです。イラストもとてもキュート。

とはいえこちらのエースもたねGXポケモンとしてはかなりの高耐久なので、活躍する余地は与えないだろうと油断していました。

 

アオギリの切り札+エンペルト

ところが、ギミックとして搭載されている《アオギリの切り札》から《エンペルト》が奇襲を仕掛けてきます。

このカードの特性「けだかきとうし」は、自分のたねポケモンが使う技の威力を20上げることができます。これによってラプラスの火力不足な点を補い、非GXながら見逃す事のできない負荷が蓄積していくわけです。

…技の威力が20上がる?

 

一撃高火力のラプラスGX

そしてラプラスと言えば忘れてはいけない《ラプラスGX》。

「もってくる」で手札補充をしながら、要所で高火力の「ブリザードバーン」を放つことができる優秀なカードです。SM1から登場しており、サンムーンシリーズのカードが如何にハイスペックであるかを物語るかのような性能ですね。

「ブリザードバーン」は次のターン技が使えなくなってしまうものの、《こだわりハチマキ》をつけることでたねGXポケモンの基準値である190ダメージを叩き出すことができます。水タイプには《アクアパッチ》というエネ加速手段が用意されている為、自分が想定していないタイミングできぜつさせられることも十分起こりうるわけですね。

…次のターン技が使えない?

 

  • ・ベンチにもダメージを与えられる
  • ・技の威力が20上がる
  • ・次のターン行動できないものの大ダメージ

あ、これ実質マッシブーンデッキだ!
(実際対戦後に話を聞いていたところ、ある程度意識されていたようです)

 

何故かそれ以外の要素で苦しめられる

そんな環境トップと似た性能を持つ恐ろしいデッキでしたが、実際の対戦ではそれ以外の要素でも苦しめられる羽目になりました。

まず先発として出てきた《ジジーロンGX》の「ホーリーエッジ」により、こちらの《ダブル無色エネルギー》が次々とトラッシュに送られてしまいます。「タイラントホール」を使うのにも一苦労です。

 

それならばと複数体《アクジキングGX》を用意するべくベンチを整えますが、相手から繰り出されたのは《アカギ◇》。全く想定していなかった一撃に大きくペースを乱され、最低限の戦力だけ残してデッキに戻される形になります。

環境にあまり見なかっただけに侮っていましたが、流石プリズムスターというしかない影響力ですね。わざわざ《ハイパーボール》で《ヒンバス》を用意せざるを得なくなった時はどうしたものかと頭を抱えました。

 

それでもなんとか立て直し、「グラトニーGX」を使って一気に追い詰めます。相手の場に攻撃準備の整ったカードはなく、バトル場に《ラプラスGX》がいるのみ。

流石にもう勝っただろうと思っていると、不意に《アクアパッチ》でベンチにエネ加速をしながら手札を減らしていきます。そして最後の一枚から使われた《アオギリの切り札》からベンチに《ヌオー》が出現。

《ヌオー》の特性「おしながす」によってベンチの水エネが一気に《ラプラスGX》につけられ、放たれた「れいとうビームGX」で傷ついた《アクジキングGX》が崩れ落ちていきました。

全く整っていなかった状況からコンボを決め、カウンターを成功させたこの状況には私含めギャラリー全員で拍手喝采が起きました。

 

その後、準備ができていた《アクジキングGX》と《グズマ》を絡めてどうにか勝つことができましたが、想定外のカウンターには流石に驚かされました。好きなデッキを使ってここまで多彩な動きができるのは、りょーすけさんの実力が光るところだなと感じています。

 

【タケシのパラダイスデッキ♡】 まあやさん

 

タケシの使ったポケモン

ゲーム開始直後、まず目についたのは《クロバット》ラインです。ダメカンを順当にばら撒いてくるものの、何をしてくるかこの時点では読めません。

続いて出てきたのは《ドクロッグ》ライン。 もしや、とまあやさんに確認してみたところ、タケシがアニメで使用していたポケモンで構成されているデッキでした。

デッキを強く成立させるために他のポケモンも一部採用されてはいるものの、そこはタケシというイメージを崩さないよう岩タイプのポケモンに抑えられているのも素晴らしいです。

また、《ドクロッグ》は超タイプが倒された返しに技の威力が上がる「むねんをはらす」を持っており、《クロバット》との美しいシナジーも形成されていました。デッキの内容を探るのに夢中で不用意な攻撃をした私には手痛いしっぺ返しです。

全体的に非GXのポケモンがメインということで、「タイラントホール」がいささか大振りになってしまうところも厳しい要素でした。

 

タケシの好きなお姉さんがサポート

想像以上に厄介なポケモン達を相手にゲームを進めていくと、何やら妙な違和感を感じます。序盤だというのに《プラターヌ博士》が使われず、不利な状況をひっくり返すための《N》も使われないのです。

代わりに目に映るのは《シロナ》、《リーリエ》、《コルニ》、《センパイとコウハイ》。

そう、アニメ版タケシのもう一つの特徴に「お姉さんが大好き」という設定があります。このデッキはそれを忠実に再現し、1枚を除く全てのサポートが女性で統一されているのです。なんということだ。

採用女性もきちんと厳選されていて、既婚者である《ルザミーネ》、同業者でリスペクトし合う《ライチ》は外れています。紳士であるタケシのイメージに非常にマッチした理由に思わず納得してしまいました。

ちなみに《リーリエ》や《アセロラ》のような少女はどうなんだろうと尋ねてみましたが、将来有望なので採用されたようです。タケシは見る目がありますね。

ちなみに前述した最後の1枚に、タケシ自体がカードとなった《タケシのガッツ》も採用されているようです。残念ながら使用して強い状況はそれほど無いようなのですが、コンセプトをタケシで統一してもなおここまで戦えることを考えると、どれだけまあやさんがしっかり考えてデッキを作成しているのかが分かります。

 

想定外の要素多数

デッキコンセプトに翻弄されている私に対してまあやさんは容赦なく襲いかかります。非GXのポケモン相手にはサイドレースで不利なので、ひとまず相手のアタッカーを優先して倒して戦力を削ぐことを狙っていきます。

ところが《ドクロッグ》に対して《きあいのタスキ》をつけられてしまい、一撃で倒すことができなくなりました。いくら「タイラントホール」が高火力といえども、こうなるとその強みも薄れてしまいます。私が対処に手間取っている間にアクジキングにダメージが蓄積し、倒されてしまいました。

 

しかしこちらもただでは終わりません。《ビーストリング》と《ミロカロス》を用いて即リカバリーしつつ、「グラトニーGX」で残りサイド1枚まで一気に追い詰めます。こちらのサイドも残り2枚で相手の場に《ドクロッグ》はまだ残っているものの、無傷のアクジキングは倒せないと信じてターンを渡しました。

まあやさんにターンが渡り、しばらく思考を重ねた後まず《ズバット》を《ゴルバット》に進化させつつ、特性の「こっそりかみつく」でダメカンを乗せてきます。

そして《ドクロッグ》に《こだわりハチマキ》と《ストロングエネルギー》をつけると、新たにベンチへ登場したのは《レジロックEX》!

あらかじめ場にいたものの倒せていた《ディアンシー◇》だけでなく《レジロックEX》まで採用されているのは流石に想定外で、思わず声に出して驚愕してしまいます。

 

・どくづき = 30ダメージ
・こだわりハチマキ +30ダメージ
・ストロングエネルギー +20ダメージ
・レジロックEX +10ダメージ
= 合計ダメージ90、弱点なので倍の180

・こっそりかみつく = 20ダメージ
・ポケモンチェック時のどく = 10ダメージ
(どくづきは確定でどくになる)
= 総合計ダメージ210!

 

無傷のアクジキングがたった1ターンで崩れ落ちていく様に、「ば、馬鹿な…」と悪役のような一言が自然に出てきました。誰がこの結果を想像できるというのか。

勝ちを確信した状態から大逆転を許して負けてしまったものの、ポケカはよくできているなと感心した面白い対戦でした。その後はデッキについて根掘り葉掘り質問させていただく時間へシフト。

 

別ベクトルの楽しみ方を知れたデッキ

まあやさんと対戦する前は好きなポケモンで戦うんだ、という考えの元イベントに参加していましたが、これをキッカケに新たなポケカの楽しみ方を知れました。

ポケットモンスターというゲームにはポケモンだけでなく、共に生きるトレーナーが存在しています。そのトレーナーを表現するのも選択肢の一つなのです。当たり前のようで私には見えていない領域でした。

デッキ全体で一つのコンセプトを表現するというのは簡単なようで難しいでしょうし、勝利を目指すなら余計にハードルが上がります。その二つを両立させたこのデッキはとても魅力的でした。

 

【カプカプカプカプミュウ】 まこさん

 

ベンチに集う四神

開始直後からお互いにあまり動き出せない状態になり、スローペースでゲームは進んでいきます。

まこさんがデッキを回転させるべく《プラターヌ博士》を使いますが、トラッシュされたカードを見ても何のデッキか検討もつきません。場に出ている《ミュウ》と、トラッシュされた《カプ・レヒレGX》に《基本草エネルギー》。あまりに組み合わせがチグハグすぎて混乱してしまいます。

そうこうしている内にこちらの《アクジキングGX》が動き出し、相手の《ミュウ》を楽々倒します。あまり動きが芳しくないのなら、このまま押し切れるかもしれない…

 

が、次のターンにそんな淡い考えは吹き飛ばされます。手札から出てきた《カプ・ブルルGX》に《カプ・コケコGX》、そして《レスキュータンカ》で回収されてベンチに現れる《カプ・レヒレGX》!

あらかじめサポートサーチの為に出ていた《カプ・テテフGX》を含め、アローラ地方の守護神であるカプ四神が全て集結したのです。並べて見ると凄い贅沢な絵面ですね…

しかもなんの偶然か、私の使うデッキはアローラ地方を脅かすウルトラビースト【アクジキング】です。想定外のドラマチックな対戦に、私の興奮は一気に最高潮になりました。

 

主軸となるミュウ、トリッキーなカプ四神

全員集結した守護神ですが、勿論それだけでは終わりません。全てたねGXポケモンという性質上、「はじまりのきおく」を持つ《ミュウ》で全技を使用することができるのです。

奇襲性にも優れており、ポケモンしか並んでいない状態にも関わらず《カウンターエネルギー》と《次元の谷》によって《カプ・ブルルGX》の「しぜんのさばき」が使えるように。先発ポケモンを囮に使い、《こだわりハチマキ》と合わせて一気に210ダメージが出せるようになります。

しかしここで「アクジキングGXは超抵抗を持つ」という思わぬ誤算が発覚します。強化した「しぜんのさばき」でやっと倒せるだけのダメージだったにも関わらず、抵抗力があるおかげで一撃では倒されないのです。改めて《アクジキングGX》のタフさを痛感しました。

 

悩んだ末にまこさんが出した答えは「カプストームGX」。私は効果を知らなかったので確認させていただいたところ、「バトルポケモンとついているカードを全てデッキに戻す」というあまりにも無茶な要求が提示されていました。

《アクジキングGX》に苦労してつけた5エネがあっけなく戻ってしまう上、サイド数が減らないので《ビーストリング》による戦線復帰も行えません。「カプサンダーGX」であればすぐさまカウンターしようと企んでいただけに、これにはしてやられました。

《ミュウ》を軸とし、各守護神の技を状況に合わせて選択できる構築は非常に完成度が高く、しかもスピードとダメージもかなりのポテンシャルを秘めた水準です。魅せるだけではなく勝ちに来ているこのイベントの趣旨を再確認する形になりました。

 

満場一致のデッキ賞

その後《プラターヌ博士》などを駆使して《基本悪エネルギー》を強引にトラッシュに送り込み、残っていた《ヒンバス》から《ミロカロス》に繋いでどうにか《アクジキングGX》を蘇らせます。想定外の一撃に驚かされたものの、再度準備が完了したのならばこちらのものです。

《ミュウ》、そして四神のHPが軒並み低かったことも幸いし、「グラトニーGX」と《グズマ》を併用した「タイラントホール」でどうにか決着まで持っていけました。最後まで超抵抗に助けられる形になっており、抵抗力がなければ返しのターンで再び倒されていたとのこと。なんて恐ろしい相手だったのか…

 

デッキリストを拝見させていただきましたが、必要なパーツがしっかり必要枚数採用されており、余分なカードが一切ない美しい構築でした。

盤面を見てすぐに理解できるデッキコンセプト、そしてそれに留まらない強力なギミックはグループ全員の心を魅了し、満場一致でデッキ賞に選ばれました。自分がデッキ賞を取れなかったのは残念でしたが、これには納得しかありません。

ポケモンには伝説のポケモンと呼ばれる、そのシリーズを象徴したポケモン達が存在しています。それが共闘している姿はゲームでの思い出を連想させ、単なる【カプ四神デッキ】と形容しがたい感動をいただけました。これはポケモンを幼い頃から遊んできたからこそ感じる、ポケカならではの楽しみ方ですね。

私は好きなポケモンを前面に出すアプローチを取りましたが、次回はデッキ全体で何かを再現するようなものにしてみようかなと考えています。本当に素晴らしかったです。

 

イベント形式の都合上、私はAグループの皆さんが使っていたデッキしか把握できませんでしたが、閉会式では全グループのデッキが発表されていました。以下の記事で他の方が使っていたデッキが掲載されていますので、よろしければこちらもご覧ください。

『ヤナトイナイトバトル2』全16名のデッキを紹介!!

 

イベント参加後の感想

最初に話した通り、カリンの信念に基づいたイベントの骨子に目が行きがちですが、平日夜にポケカがプレイできる点も魅力でした。

カードゲームはそもそも相手がいないと成立しない娯楽なので、まずは遊んでくれる相手を探すことになります。目の前に相手がいるというのが良さでもあり、辛さでもあるのです。

ジムバトルや他の公認イベントも勿論ありますが、休日にしか開催されていなかったり、参加する層がバラバラだったりします。大型大会に向けて練習に来た人と、ポケカでワイワイ遊びに来た人がマッチングすると、若干空気が違ってやりづらいかもしれませんね。

その点、ヤナトイナイトバトルは平日の夜19時半からスタートなので仕事帰りに遊びに行くことができます。前述した空気の違いに関しても、全員強さと魅力を競い合うという指標があるので、安心して挑むことができます。

 

何より皆自分のとっておきを持ってきているので、自分だけでなく相手のことをより深く知ろうというヤナトイナイトならではの楽しみ方がありました。

あのデッキは何をしてくるんだろう?
こういう狙いがあったのか!
なるほど、そういうことが表現したいんだな!

といった千差万別の面白さを得ることができます。大会で特定のデッキを意識して練習を続けていた私にとっても、久々の感覚でした。

このように、ヤナトイナイトは互いにデッキで語り合うコミュニケーションを堪能でき、濃厚な一夜を満喫できる素敵なイベントです。定期開催されるようなので、よろしければ次回から参加してみてください。

 

以上で「ヤナトイナイトバトル2」の参加レポートを終わります。

次回の開催が楽しみですね。

関連記事

たいあたりジム 4.1.0

リンク
といぶろ
イーブイズの小屋
​トルネヤマのおふきながしページ
ポケアド

当サイトはファンサイトであり、株式会社ポケモン等とは一切関係ありません。また、それらの権利を主張するものではありません。
当サイトはGoogleChromeとFireFoxでの動作確認をしています。該当・非該当の環境を問わず、表示崩れ等がありましたらご指摘いただけると完成度の向上につながります。