おはこにゃばちにんこ。

ロロたんぬです。

新弾「クリムゾンヘイズ」のカードリストが公開されましたので、たいあたりジムexvsのお時間です。

たいあたりジムexvsとは…

毎回、「新弾にまつわる何かをして、記事にする」。
たいあたりジムメンバーが、
新弾リストが公開されてから、
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テーマ

カードリスト公開の前に、ポケモンカード公式チャンネルで、テツノイサハとウネルミナモが公開されました。
第一印象は「つっっっっよ!!!??」でした。

最近、「エックスボールドラフト」という、たねポケモンが主体のキューブドラフトを作成する機会があり、
たねポケモンのスペックについて振り返る機会があったことも相まって、
テツノイサハとウネルミナモの登場は本当に驚きました。

DP期から遊んでいる初老ポケカプレイヤーとしては、
BWのレシラム、ゼクロムの登場の時点でも大規模なインフレにビビり倒していましたが、
気が付けばHP130たねが160~250ダメージを優に出せるようになっていました。

今回は、
そのBW1のレシラム・ゼクロムから始めて、SV5aのウネルミナモまで。
HP130族の中で、参考値となるポケモンをピックアップしてみました。

「こいつ頭一つ抜けて強いな?」とか、
「13年経ったのに何も変わってないな?」とかの気づきのきっかけになればと思います。
※HP130以外のポケモンまで広げると大変なことになるので、今回は130のみに絞って考察していきます…

BW1

レシラム
ゼクロム


これまで1進化100〜120くらいが最大だったHPから一新、たねポケモンでHP130、3エネ120ダメージのワザを獲得しました。
この1年後くらいにはポケモンEXが出てさらにゲームは加速していきます。
今回の記事では、この「無無20+ダメカンの数」「色色無 120 デメリットあり」を基準に評価していきます。

BW2

テラキオン


“前の番きぜつしていたら”が条件でありつつも、”色無 90ダメージ”が出せます。
相手が闘弱点なら180ダメージが出せて、初登場から1年後くらいに悪環境になって注目、向こう2〜3年活躍しました。
“かなり限定された条件下で180ダメージが出せる”130族です。

キュレム


BW1の2匹と同じワザ「げきりん」を持ちます。
下ワザは”色色無 全体30ダメージ”と、一見パッとしない性能ですが、相手の場に6匹いればダメカン18個分の活躍をします。
これも”限定された条件下で180ダメージ”。

BW7

カビゴン


2年ほど間が空いて、ちょっと強力な特性を持つカビゴンが登場。
ワザは5エネと使えたもんじゃないですが、この強力な特性のおかげで「カビゴン単」というデッキが生まれるほど。
どこかで聞いたことがありますね?
これは、”特性が強い”130族。

BW8

キュレム


“色色無 120ダメージ 次の番ワザが使えない”。
プラズマ団のポケモンなので、「パワーコネクト」デオキシスEXの恩恵を受けられるうえに、アクロママシーンでもエネルギーがつきます。
レシラムゼクロムの”色色無120デメリットあり”よりも強いことがわかります。ややインフレ。
この時代のルール持ちポケモンのHPは170〜180なので、ポケモンのどうぐや特殊状態でどうにかして+50〜60の追加ダメージを稼いでいました。

XY1頃

ゼルネアス
イベルタル


XYの顔となるゼルネアスとイベルタル。
ダメージの面ではレシラムゼクロムと比べると落ち着いていますが、上ワザがエネルギー加速効果を持っています。
“上ワザがげきりんより使いやすい”パターンの130族。
これも頻出するので比較対象としていきます。

XY4

ヒードラン


また少し間が空いて、ヒードラン。
“色色無無”とエネルギーが重くなりましたが、エネルギー1個トラッシュするだけで130ダメージが出せるようになりました。
これと同時期に「メタルチェーン」ドータクンが登場しているので、エネルギー要求は満たしやすく、
“厳しい条件下で130ダメージ”というちょっとしたインフレを感じさせるデザインです。

XY6頃

ゼクロム


ドラゴンタイプの130族です。
上ワザはイベルタルと同じ、”色 30+トラッシュからエネルギーをつける”ですが、こちらはつける基本エネルギーに指定がないので使いやすいです。
下ワザは、”色色色無 100″と重たく見えますが、ダブルドラゴンエネルギーが登場し、エネルギー4個の条件を満たしやすくなっています。

レシラム


“特性が強い”130族です。
ワザはゼクロム同様に”色色色無 110″ですが、「ターボブレイズ」2回とダブルドラゴンエネルギー1枚で使えるので、機動力は無いわけではないです。

XY7

エンテイ


古代能力θダブルを持っています。
上ワザは”色無で30ダメージと30軽減”、
下ワザは”色色無無で若干のデメリットで130ダメージ”です。
鍛冶屋があるため見た目以上にエネルギー条件は満たしやすく、θダブルでポケモンのどうぐによる加点も見込めます。
BW1レシゼクと比べると非常に強力ですが、ルール持ちポケモンのHPがM進化により220〜240に増えていて、当時は活躍のチャンスは少なかったように思います。

XY10

ホワイトキュレム


下ワザが”色色無でデメリットあり130ダメージ”。シンプルながらに、+10ダメージ追加するのに5年かかっています。
上ワザも”色無で40ダメージ”ですが、条件を満たせば80ダメージを稼げて、”げきりんと同じくらいの強さ”はあると思います。

XY11頃

ゼルネアス
イベルタル


XY最初期の構築済みデッキに1枚入っていたイベルタルとゼルネアス、ハイクラスパックやデッキビルドボックスにも再録されていたにも関わらず、まさかの通常弾再録です。
3年経っても使ってほしいという意図を感じます。

フーパ


“無 どこにでも20ダメージを2匹”に与えられます。次元の谷対応で実質エネルギーなしのため、”げきりんより効率が非常に良い”です。
このHP130を突破するのに時間をかけすぎてしまうと、ダメージレースでかなりのハンデを背負ってゲームを進めることになります。
“色色色で130ダメージ”はあまり使わなかったですね……

ボルケニオン


上ワザが非常に強力。”色 20ダメージ+2エネ加速”、さらにボルケニオンEX「スチームアップ」を重ねれば50,80,110とダメージを伸ばすこともできます。
下ワザは色色色で100ダメージですが、こちらも「スチームアップ」に対応しているので、”色色色 条件付きで130〜220ダメージ”です。

ミュウツー


上ワザが強力で、”無無 20+相手のエネルギーの数×20″。
3エネつけたマッシブーンGXに、どうぐの加点を含めて200〜220ダメージを叩いていました。
弱点によって評価が変わるのも面白いです。
下ワザは使ったことないですね……ルールクイズでは頻出ですが……

SM1頃

ガルーラ


上ワザが強力です。”無 30〜60ダメージ”が出せます。
げきりんに比べてダメージ効率が非常に良いですが、GX環境になって1進化や2進化のポケモンGXのHPラインが210〜250に上がってしまい、活躍のチャンスはありませんでした。
下ワザは”無無無無 期待値100ダメージ”です。運が絡むと途端に使いたくなくなるの、何故なんでしょうね……。

SM2頃

ジガルデ


上ワザが”色無無 60″、下ワザが”色色色無 130ダメージ”。
BW1レシゼクと比べて強くはないですが、構築済みのノーマル枠で登場するスペックとしてはインフレしているなと感じます。。

カプ・ブルル


下ワザが”色無無で条件付き120ダメージ”を持っています。ダブル無色エネルギーに対応しつつも120ダメージを出せるのは立派なインフレです。
上ワザも”色無で30ダメージ+30回復”を持っているので、”XY7エンテイくらいの強さ”を持っています。

SM3頃

レシラム
ゼクロム


うおおおお「げきりん」!「げきりん」じゃないか!!
上ワザが「げきりん」、下ワザが”色色無デメリットつき130ダメージ”。
6年経ってダメージを10増やすことに成功しています。
(にげるエネルギーも増えてますが……)

ひかるルギア


上ワザで”無無無 条件付き120ダメージ”を持っています。カプ・ブルルと比べるとエネルギー要求も条件も軽くなっています。
その代わり、軽いワザを持っておらず、下ワザで”無無無無 デメリットつき130″を持っています。
いくら強いワザを持っていても、「げきりん」に相当するちょうど良いワザを持っていないこと、弱点をつけないことは、調整されている感覚があります。

パルキア


上記レシゼクとひかるルギアと同じ弾に収録されている130族ですが、
上ワザ”無無30ダメージ30回復”となかなか良いスペックに対し、
下ワザが”色色無100ダメージ”と今ひとつな印象。
シールド戦を意識した数字調整なのかは分かりかねますが、ちょっと寂しい印象に。

SM4

ゼルネアス


下ワザが”色色色デメリット付き130″の最低限スペックを持ちつつ、
上ワザは”無 サポートを手札に加える”という、げきりんと比べるのが難しい効果を与えられています。
「いじげんパンチ」フーパの20×2ダメージと比べて、サポートサーチのバランスが同じかどうか?が指標になるかもしれません。

レジスチル


同弾のレジロック、レジアイスと組み合わせると強力です。
上ワザによる”色 30+エネ加速”、下ワザの”色色無 90ダメージ+条件付き30回復”を持っています。
このあとに専用のポケモンのどうぐも収録しているため、XY1イベルタルより強力なアンコモンだと言えます。

SM5頃

バクガメス


上ワザが”色 10+やけど20〜”でげきりんより使いやすいです。
下ワザは”色無無無 100″。ボルケニオンのばくねつほうよりエネルギーが多く必要ですが、無色3つなので炎デッキ以外でも満たせそうです。
そして何より、この性能でコモン。カードパワーに対して手に入りやすさがだいぶインフレしてます。

ヒードラン


上ワザの性能は「フレイムバリア」エンテイに近いです。
下ワザが”色色無 デメリットつき130″ですが、鋼も炎もエネルギー加速しやすい環境だったので、この頃の130族の中では対戦環境で見かけました。

ジジーロン


「げきりん」持ち。
下ワザは”無無無 デメリット付き100″と、どのデッキにも入れられるスペック。
ダメージも控えめですが、タイプに縛られないことは立派な強みです。

ネクロズマあかつきのつばさ


上ワザが意味わからん強さ。”超 20+20×ダメカンの数”
条件付きとは言え、げきりんと比べるとかなりのパワーがあります。
しかも、下ワザもしっかり”色色色 130″です。
このあとに「サイコリチャージ」カラマネロが出てからしばらくの間使われた印象です。

ネクロズマたそがれのたてがみ


上ワザ”色 条件付き60狙撃”。
たねのEX・GXのHPが170〜190の時代で、60+130で倒せるポケモンが多かったため、非常に強力なワザでした。
下ワザも”色色無 条件付き200ダメージ”と、序盤中盤終盤で隙のない130族です。

マッシブーン


上ワザ”色 条件付き120″ダメージ。
この時代はストロングエネルギー、ちからのハチマキ、その後に「プリンセスエール」ディアンシー◇も登場して実質エネルギー1個で90〜180ダメージを叩くバケモノスペックでした。
その代わり下ワザは”色色無 コインで80〜120″と控えめ。

ウルトラビーストの登場はたねアタッカーの水準をぐんと引き上げました。
ここからは駆け足で進んでいきます。

SM6頃

ジガルデ


上ワザ”無無 20+マヒ”、下ワザ”色無無 条件付き120″
ウルトラビーストを見た後にこの性能を見ると普通の130族だなあとしか感じなくなります。

キュレム
ゼクロム
ジガルデ


ドラゴンタイプに珍しく、エネルギーが単色でワザが使えるようになりました。

SM7頃

ラティアス◇


プリズムスターでも立派な130族。
“無 30 最大5エネ加速”。
下ワザはなく、使い切りの性能ですが、レックウザGXのお供として大活躍しました。

ダダリン
カイオーガ
グラードン

カプ・ブルル


上ワザが”色無 条件付き100″を持っていて強力です。
当時使われてもおかしくない性能だと思いますが、草無が供給しづらいせいか、あまり活躍してるところはみなかったですね……

ホワイトキュレム


下ワザが”色色無 条件付き160″。
ユニットエネルギー草炎水、レインボーエネルギー、カウンターエネルギーで条件を満たせるため、
スタンダードレギュレーションでXYが使えなくなってからは2か月くらい注目されていました。

ディアルガ


“色無無 60 退化”、一見パッとしませんが、GX環境では、相手次第で190〜210ダメージに相当します。
取れるサイドの枚数は減りますが、HP60たねから進化したGXポケモンをワンパンできることは当時評価されていました。
今の時代に”70ダメージ+退化”があったら、と考えると……?

ギラティナ


トラッシュからベンチに出せるうえにダメカンまでのせられる強力な特性を持っています。
つりざお無しでアタッカーが供給でき、「サイコリチャージ」カラマネロでエネルギーもつけられること、”色色無 130″でルール持ちのポケモンに対して2ターンでほとんど処理できることから、有って無いようなデメリットも相まって、かなり使われました。
「ロストマイン」ヤミラミのHPが130あるみたいな感覚です笑

SM8頃

エンテイ


下ワザ”色色無 条件付き60〜200″です。
かなり厳しい条件ですが、自前で140ダメージは安定して出せそうなので、決して低くない水準だと感じます。

カプ・コケコ◇


自身をロストゾーンに置く代わりに、エネルギーを2個加速できる特性です。
強力な特性を持つにもかかわらず、”色色無 120″と何故かデメリットがないワザも持っています。
プリズムスターの中でも頭1つぬけて強力なポケモンだと思います。

SM9頃

ラプラス


下ワザのダメージは
色 40
色色 70
色色色 100
色色色色 130
と増えていきます。
他の130族のダメージ水準と遜色ないのに、さらにここからダメージを増やしていけます。
20×と30×でだいぶ違うのと、エネルギー1個からもワザが使えることとで、かなりスペックの高いアンコモンだと感じます。

キュレム


上ワザはダメージがありませんが、下ワザ”色色無 110マヒ”を持っています。
相手が入れ替えられなければ、ほぼ確実に220ダメージまで辿り着けるので、実質”条件付き220″と言っても良い性能です。

SM10頃

フーパ


上ワザ”無 条件付き10〜130″が強力です。
どのデッキにも出張させやすく、なぜか弱点も計算できるので、対応できる範囲が広いです。
特に、対ギラティナでは抵抗力で耐えながらワンパンできるので、ギラティナが苦手な炎デッキのお供として活躍しました。

ギラティナ


“特性が強力”タイプ。ワザを使っているところはあまり見たことがないですが、非ルールたねポケモンでは唯一無二の性能を持っていました。カミツルギGXを使いたくない場合はコチラ。
今ではクチートがスタンダードでも同じ特性を持っています。

ミュウツー


上ワザ”色無30どわすれ”を持っています。
いよいよ”色色無130″を持つことはあまり触れてもしょうがない感じになってきました。
あまり使われた印象はないですが、GXワザ以外にワザを1個しかもたないTAG TEAM相手には有用だったのではないでしょうか。

SM11頃

ネクロズマ


下ワザ”色色無 条件付き160″を持っています。
リサイクルエネルギー1個と「サイコリチャージ」2回で要求を満たせるので、SM7aホワイトキュレムよりも再現性が高く、PJCS2019でも準優勝の立役者になっていました。

イベルタル
エンテイ
カイオーガ
グラードン

SM12

マッシブーン


ワザ”色無 60+30回復”ですが、特性「ビーストブースト」のおかげで60〜160ダメージの振れ幅を持っています。
ビーストブーストなのに負けていると打点が上がるとはこれいかに…。

ブラックキュレム


下ワザ”色色無無 条件付き200″です。
エネルギー3つで160ダメージが出せるのが当たり前になってきたので、エネルギーを1個増やせば簡単な条件で200ダメージを出しても良いようです。

S1頃

バクガメス
ラプラス

ザシアン
ザマゼンタ


下ワザ”色色色無”と重たく設定されていますが、190ダメージが出せるザシアンと、”協力な特性”を与えられたザマゼンタ。
数字だけ見ればBW1レシゼクより圧倒的に大きいのに、HP300以上で戦うVMAX環境では見向きもされませんでした……

ジュラルドン


上ワザが”色 30+エネ加速”。下ワザが”色色無 110″なので、
XYのイベルタルゼルネアスより若干強いです。
また「はがねのせいしん」ガラルニャイキングやメタルソーサーもあるので、ダメージやエネルギー供給がイベゼルより高効率なのも〇。

S2頃

ルギア

S3頃

ガルーラ
ダダリン
レジロック
ディアルガ
レックウザ


130族として、ダダリンやバクガメスはよく見かけますね……?

ゼクロム


上ワザは”無無30″ですが、
下ワザが”色色無 デメリットつき130+マヒ”と非常に強力です。2回までマヒにできるので、1匹で実質390ダメージまで与えられます。
BW1ゼクロムに比べると安定してルール持ちポケモンを倒せる性になっています。

ルギア


“無無無無 厳しい条件付き250″という大ワザを持っています。
相手の手札を能動的に6枚以上にさせることは難しく、またエネルギーを4つ供給するのも一苦労です。
VMAXが倒された返しにワンチャン狙うかなーくらいですが、打点がインフレしていることは間違いないでしょう。

S4

ジュラルドン


上ワザが「げきりん」、下ワザの”色色無デメリットつき120″が1エネトラッシュで済むようになっています。
鋼タイプならではの恩恵が受けられるので、S1ジュラルドンより小回りは効きにくいものの、打点の高さが評価できます。

S5頃

ボルケニオン
エンテイ
カプ・ブルル

イシヘンジン


いちげきのスタイルを持っています。
上ワザ”色無 条件付き60″、下ワザ”色色無 デメリット付き120″と一見ふつうの性能ですが、
いちげきエネルギーによるパワーアップが見込めて、条件付きで120~180ダメージとも言えます。

S6頃

イベルタル
ディアルガ

S7頃

レジドラゴ


下ワザ”色色色 条件付き240″!!
単純な数字の大きさは随一です。色条件が厳しいものの、BW1レシゼクの2倍のダメージ効率です。
TAGTEAMが現役、VMAXが全盛期なので240でも倒せるルール持ちポケモンは少ない時代ですが、あとちょっとの加点で倒せるようになるのはロマンがあります。

ジガルデ


下ワザ”色色無 条件付き40~200狙撃”。
レジドラゴに比べると条件や最大打点は見劣りしますが、最終局面での200ダメージ狙撃は唯一無二だと感じます。

S8頃

ホウオウ
ルギア
グラードン
カイオーガ
ディアルガ
パルキア




25th記念パックということで、HP130たねの大盤振る舞い。
ここまで読んできた方にはこのポケモンたちの打点の伸び具合、青天井具合のバランスにいろいろ感じるものは多いと思います。

レシラム
ゼクロム


レシゼクがコンボとして収録されました。
下ワザ”色色無 条件付き160ダメージ”。
同時に運用するのはちょっと難しいですが、SM11ネクロズマと同じくらいの難易度で160ダメージが出せるので、かなり効率は良いです。

S9頃

ミュウツー


上ワザ”色 20+20回復”、下ワザ”色色無 110″。
数値面ではパッとしませんが、デメリットがないことは評価ポイントです。

かがやくゲッコウガ


“かがやくポケモン”も立派な130族です。
デッキに1枚制限はかかっているものの、トラッシュからの使いまわしが可能です。
ワザ”色色無 デメリット付き90-90″。エネルギーを2枚トラッシュするだけでどこにでも合計180ダメージを出せて、強力なドロー特性まで持っています。
初収録当時は水2枚のつけ方に悩んでいましたが、オリジンパルキアVSTAR、ミラージュゲート、セグレイブとどんどん強化を受けていって……。
もはや、これを超える130族は今はもういないのでは?というレベルです。

S10頃

レジロック
レジアイス
レジスチル
レジエレキ
レジドラゴ


日本一をかざった130の方々。
上ワザは”無 補助ワザ”、下ワザ”色色無 100~220″ですが、
「こだいのえいち」レジギガスからすべてのレジ系がエネなしの状態から毎ターンこれらのワザが使えるため、実質”エネなし 100~220″で弱点も好きなようにつける状態。
S7のレジドラゴも実質”エネなし 条件付き240″となったので、ものすごいインフレとなりました。
オーロラエネルギーがなくなってからは噛み合いが必要になりましたが、エクストラレギュレーション目線では高水準の130族たちです。

かがやくヒスイオオニューラ
かがやくサーナイト


強力な特性をもつ130族かがやくポケモン。
ワザは”色無無 70~”とちょっと控えめなダメージ。
とは言え、方や実質青天井、方やどく30を内包しているので、ダメージ効率はBW1レシゼクよりは高いです。

S11頃

ブリザポス
かがやくフーディン

ザシアン
ザマゼンタ
ミュウツー
ボルケニオン


シールド戦のバランスで作られた130族。
いやいや。ザシアンは上ワザ”色 20~70″、他3匹は”色色無 条件付き160~220″ですけど。
皆さん簡単に高火力出し過ぎじゃないですか?
ポケモンVSTARをワンパンできなければギリギリを攻めてもよいと思っているのでしょうか?

S12

テラキオン
イシヘンジン

SV1頃

コライドン


上ワザが”無無無 70″、下ワザが”色色色無 デメリット付き190″です。
S1期のザシアンとほぼ同じスペックです。
プロモ系のたどる運命なのでしょうか?数値面では十分な数値ですが、スタンダードレギュレーションで無色3個や4エネをたねポケモンにつけるのはだいたい無理ですね……。

ガケガニ


上ワザ”色色 50″、下ワザ”色色色 デメリット付き130″。
なんで???
ここまでの話の流れ的に色色色ときたら条件なしで160くらいは出してもらわないと困るんですけど。
と、収録当時も同じ疑問を持っていたような記憶があります。

パルデアケンタロス
パルデアケンタロス


レシラムとゼクロムじゃないか!!!!
炎の下ワザはデメリットがBW1レシラムより軽く、S4ジュラルドンと同じ性能、
闘の下ワザはBW1ゼクロムより10ダメージ大きく、反動は10ダメージ少ないです。
まだまだ”上ワザげきりん、下ワザ色色無デメリット付き120″の時代は続くようです。

SV2頃

ミミズズ


HP実質230に増える130族。特性でデカい!

ミガルーサ


下ワザが”条件付きエネルギー1個120″という新しいパターン。
ただちょっと要求値が高いわりにダメージがなぁ……という印象。

ミュウツー


上ワザ”無無 20+ダメージの跳ね返し”。
対リザードンexに関してだけ言えば360ダメージ跳ね返せるので実質青天井です。

SV3頃

エンテイ


特性が強力タイプの130族。
XY10ルギアと同じ特性を持っていて、ワザは”無無無 条件付き60~”。
炎3つなら120ダメージなので、ルギアと同じ水準と言えます。
青天井するぶん、インフレと言っても差し支えなさそうです。

ダークライ


上ワザ”色 20+確定ねむり”、下ワザ”色色無 条件付き120″。
久々にザ”げきりんより使いやすい上ワザ”という感じのテキストです。
下ワザは見方によってはメリット・デメリット分かれるので条件付きとしました。
ダークライはねむり系のワザが多い代わりに、大ダメージはあまり出さないイメージがあります。

ボルケニオン


XY11ボルケニオンと同じワザ”色 20 2匹に1エネずつ加速”を持っています。
下ワザが”色無無無 120″とダメージは上がったものの、必要なエネルギーが増えてしまいました。
ただ初心者向けの構築済みデッキに採用されている性能としては高めです。

パルキア


上ワザ”無無 30いれかえ”はSM3+のパルキアと同じワザです。
下ワザが”色無無 条件付き160″とかなり水準も高く、色要求も軽いです。

ゼクロム


下ワザが「らくらい」!ですが、デメリットのダメージは自身ではなくベンチポケモンに与えます。
与えるダメージも増えて、以前より連発しやすくなっていますが、ex環境で130出してもなぁ………という感覚があります。

グラードン


下ワザ”色色無 デメリット付き60~240″と最高ダメージがかなり高く設定されています。
ルール持ちのたねポケモンならほとんどのポケモンを倒せます。
自身のエネルギーをすべてトラッシュするだけでも180ダメージは稼げるので、これまでの条件付き160よりは水準が高い130族と言えます。

イベルタル


上ワザ”無無 条件つき90″は「げきりん」と比べると使いやすそうに見えますが、
このポケモンex環境で”すでに相手のバトルポケモンが進化している”状態はかなり劣勢かもしれません。

SV4頃

テツノドクガ


未来のポケモンです。ブーストエナジー未来や「コバルトコマンド」テツノカシラexの恩恵を受けられます。
特性のおかげでエネルギーをつけやすく、”色色無 デメリット付き120″というワザも見た目以上に使い勝手のいい構成です。

テツノコウベ


ブーストエナジー未来がついていれば、下ワザが”無無無 150+20~”です。
条件付き170と言えるので、ダメージ効率は130族トップクラスです。
ダメージが30下がってもいいので、2エネで使えるようになりませんかね……?

チオンジェン


下ワザが”色色色無 140+妨害”です。
ダメージが控えめですが、相手がバトル場にいるなら、エネルギーをトラッシュして190ダメージを与えるより確実に280ダメージを目指せるアタッカーです。
四災たちは上ワザが”色 エネ加速”なので、使いやすいポケモンが多いです。

SV5

テツノコウベ


ワザは”無無無 110~”、特性でダメカン3個ぶんのダメージを稼げます。
デメリットなしで110ダメージが出せるだけでなく、攻撃してきた相手を手負いにできる柔軟さがあります。

テツノブジン


上ワザが”無 20-20″です。
XY11フーパのワザと似ていますが、こちらは必ずバトル場に20ダメージを与えます。
その代わりブーストエナジー未来や「コバルトコマンド」テツノカシラexの恩恵を受けるので、
エネルギー1個におけるダメージ効率は随一です。
下ワザは”色色無 デメリット付き120″でフーパより色要求は軽いです。

ダダリン
テツノブジン

SV5a(新弾)

ここから新弾のリストのHP130のポケモンたちを見ていきます。
ここまでついてこられた人は、パッと見て強いか弱いかが判断できるようになっていることでしょう。

ウネルミナモ


上ワザが”色 20+20回復”です。

下ワザは”色色無 デメリット付き20~180″。条件付きではなくデメリット付きなので、能動的に180ダメージを叩けるのはまごうことなくインフレと言えます。
しかも、相手ののこりHPにあわせてこちらがダメージを調整できる部分も、高打点あるあるなピーキーさがなく、非常に使いやすいです。意味わからん強さしてます。
その代わり、耐久力がぐんと下がるので、「ヒートタックル」ヒトカゲのようなポケモンにも倒される危険があるのは気を付けたいです。
今後だんだんとこの条件が軽くなっていく180ダメージが出始めるのかなと思うとハラハラしますね。

コータス


上ワザは”色無 30+30軽減”、下ワザが”色無無 デメリット付き110″
XY7エンテイやSM5ヒードランに近い性能ですね!もはやコモンカード。

テツノイサハ


HPが120ですが、せっかく新弾のカードなので紹介。
上ワザは”色 2匹をすくいだす”、下ワザが”色無無 条件つき160″です。
これまでのかたきうち、まきかえす系のワザは”色無 90~120″が相場でしたが、S11aザマゼンタ同様、エネルギー要求が重くなった代わりに160ダメージ出るようになりました。
未来のポケモンなので、さらに20~80ほどの加点ができると見込んでよいでしょう。240ダメージを出せるとS11aザマゼンタをも超えます。
さらにインフレを感じるのは、素点の方です。かたきうち系のワザは素点が低く、条件を満たすと+90~100の加点がありましたが、こちらは100+60。前の番にきぜつしていなくても十分戦えるスペックがあります。
学習装置をつけたりして序盤から「アベンジエッジ」を使い続ける戦いかたでも十分強いです。
セグレイブやリザードンex、ロスト軸デッキに差し込んでも活躍しそうです。

サンダー


こちらもHP120ですが、下ワザが強烈。”色色無 デメリット付き190″。
エネルギー全部トラッシュのデメリットは上記の中でもあまり見なかったタイプですが、
返しにルール持ちポケモンに倒されてしまうと結局は同じなので、めちゃくちゃ強力ですね。

ラブトロス


HP120ですが、サンダー同様に下ワザが強力です。
“色無無 条件付き200″です。相手依存のため条件を満たすのは大変ですが、1匹でも同じタイプのポケモンがいればよいので、
「なみのヴェール」マナフィや「はたらくまえば」ビーダルでもいればだいたい達成できるのではないでしょうか?

ディンルー


こちらはHP140たね。
上ワザが”色 条件付き全体30″。連発はできないものの、エネルギー1個で180ダメージ分稼げるので、かなり効率が良いです。
その代わり下ワザは”色色無 110″と控えめな感じになっています。

まとめ

通してみてみると、
上ワザが「げきりん」、下ワザ「あおいほのお」を基準としたときに、パターンは4つほどありそうです。

①下ワザがとにかく強力

最初は”色色無 デメリット付き120″だったのが、条件付き130になったり、色無無で120出せたり、
シリーズが進むにつれ160、180、220、240……と出せるダメージが増えていきました。
このパターンでは、上ワザは「げきりん」より控えめなことが多いです。
1エネ20も出せれば十分ですが。

②上ワザが使いやすい

XY1イベルタルやXY11ボルケニオンのように、1エネでできることの効率が、他より群を抜いて強いときがあります。
先発に向いていて、下ワザはついでのようなことが多いです。
たまに、それでもちゃんと下ワザでしっかりとダメージが出せるポケモンもいるので、そういったポケモンは序盤中盤終盤スキがなくなります。

③特性を持っている

使い勝手のいい上ワザが無くなった代わりに、ゲームを有利に進める特性をもっていることがあります。
強力な特性であるほど、ワザが弱くなる傾向がありそうですが、②と同じように、ワザも強いと、環境入りすることが多い印象です。

④サイズがとにかくデカい

上ワザの時点でエネルギーを3つ要求してくるパターンもあります。
下ワザが4エネ以上になり、安定して150~240のダメージを出せるような設定になっていることが多いです。
3エネと4エネの差は天と地ほどあるようで、このパターンで環境入りしていることはあまり多くない印象です。

終わりに

早速「変幻の仮面」に収録されているポケモンが公開され始めていますが、
ともっこたちが③に対応しているので、ウネルミナモやテツノイサハと比べてみて、活躍のチャンスがどれくらいありそうか、考えてみるのは楽しそうですね。

まずはクリムゾンヘイズ環境でのCL2024愛知に向けて、出場される方は頑張ってください!

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