倍の倍!!つまり4倍!!!

キョダイマックスポケモンは大きさが4倍!!!※マックスレイドバトルは4対1だから

1ターンに4枚エネが付くぞ!!つまり4倍!!!

すごいぞ!つよいぞ!倍倍バタフリー!!!

バイバイバタフリーとは

まず声を大にして言いたい、

バタフリーの存在はキャタピーとトランセルありきではないか?

小さくて弱くて、糸を吐くしかできなかったキャタピーが、
大空を飛ぶことを夢に見て、
自分の糸を纏い、サナギになり、
やがて羽化し、大空へはばたく蝶になる、
そういうストーリー性まで含んでバタフリーというポケモンだと思う。

おそらくポケットモンスター初代のゲームを遊んだ方々にとっても、
一番先に「進化」という概念を感じたのがキャタピー⇒トランセルだった、という方も多いのではないだろううか。

何より、アニメポケットモンスター永遠の主人公であるサトシにとって
バタフリーというポケモンは特別なポケモンだ。

サトシが一番はじめに自力でボールを投げてゲットしたポケモンであり、

一番はじめに進化させたポケモンであり、

そして一番はじめに別れを経験したポケモン。

幼く、旅に立たばかりのサトシに「ゲット」「進化」というトレーナーとしての大きな喜びを経験させただけではなく、「別れ」という大きな悲しみ、そしてトレーナーとしては避けては通れない試練を経験させてくれたのもこのバタフリーなのだ。有名な21話「バイバイバタフリー」の前に、実は15話「サントアンヌごうのたたかい!」で一度サトシは出会ったトレーナーと交換するためにバタフリーを一度手放している。しかしすぐにバタフリーとの思い出が蘇り、再度バタフリーを返してもらうのだ。その時にサトシは、強さだけではなく、自分が一緒にいたいと思えるポケモンがいることを知る。そして、一度別れたポケモンとはもう二度と会えないかもしれないという恐怖を知る。その上での21話なのだ。サトシはただ、わけもわからずバタフリーと別れたわけではない。しっかりと自分の悲しみ、別れのつらさを理解したうえで、バタフリーの幸せを願って自分で”選択”をした。これが何より大きいのだ。サトシの中ではポケモンはただのバトルの道具ではなく、大切なともだち。だからこそ、ともだちの幸せを一番に考えることがサトシにとってのポケモンマスターへの道、ということが示唆された回なのである。この経験はその後も20年にわたって出会いと別れを繰り返すサトシという人間に大きな成長をくれた。バタフリーには涙を見せずに笑顔で見送るサトシの姿が泣ける。この回見るのもう20回目くらいだと思うんだけど泣ける。
 
 

なので、バタフリーVmaxのデッキにキャタピーとトランセルを入れた。いいね?

倍倍バタフリーとは

 
 
話をポケモンカードに戻さない。
 
 
ダイマックスとキョダイマックスの違いをきちんと理解しているだろうか。

ポケモンカードでは同じVmaxという括りになってはいるが、この二つの概念は全く別のものである。よく見たら左上に書いてあった。

ダイマックス…ポケモンが不思議な力で巨大化する

キョダイマックス…ダイマックスした際に姿がかわる

イラストをちゃんと見ずにテキストしか読んでないもったい・ない太郎さんのために画像付きで説明すると、

ダイマックス(姿が変わらない)…ドラパルト、モルペコ等

 

キョダイマックス(姿が変わる)…リザードン、ラプラス等

 

ポケモンの多くは、現実世界の何か×特殊な何か の組み合わせであることが多い。

ピカチュウ = ねずみ × 電気
ヒバニー = うさぎ × 
ダイオウドウ = 像 × 銅像

のようにだ。
ポケモンはモンスターでありながら、人間とともにすごす相棒や、ペットのような存在であるので、
実は後者の部分はかなり抑えめになっていて、我々の世界の動物とそこまで違いはない。

しかしダイマックスは戦闘専用の姿なので、大きくもなるし、モンスターとしての奇抜さを前面に出した姿なのではないかと思う。

リザードン = とかげ × 
キョダイマックスリザードン = 翼がになり、奇抜さの部分がより強調されている

オーロンゲ = 悪魔 × 
キョダイマックスオーロンゲ = が全身を覆いつくし、奇抜さの部分がより強調されている

という具合だ。(ムカデ部分が強調されるマルヤクデ等例外はあります。)

バタフリーというポケモンは、モンシロチョウっぽい見た目のポケモンだ。(グラフィックに関しては諸説あります)

ポケモンずかんには、

こまかく 速く 羽ばたいたら 猛毒の りんぷんが 風に のって 飛んでくるぞ。

のように鱗粉に関して言及されていることが多い。

そのため、
バタフリー = 蝶 × 鱗粉(毒) のポケモンと言い換えることができる。まあもともと蝶は鱗粉をもっているが。

キョダイマックスバタフリーを見てみると、胴体の部分はほぼそのままだが、羽の部分が大きくなり、常に鱗粉を放出している。

羽が4倍くらいになり、鱗粉もたぶん4倍くらい出してる。だから倍倍バタフリー。わかったね。

ずかんを見てみても

キョダイマックスの パワーが けっしょうとなり まばゆく ひかる もうどくの りんぷんに なっている

と記載されており、鱗粉(毒)の部分が強調されていることがわかる。

また、ゲームではキョダイマックスポケモンそれぞれに専用技が設定されているが、キョダイマックスバタフリーの専用技はキョダイコワク

「コワク」は聞きなれない言葉だが、おそらく人の心を乱しまどわすこと。たぶらかすこと。という意味の「蠱惑」がもとになっているのだろう。文字も巨大なムシっぽくてとても良い。

効果としては、
ダメージを与えるだけでなく、相手の周りに鱗粉をまき散らし、相手のポケモン全員をどく、まひ、ねむりのいずれかの状態異常にさせる効果を持っている。
ということでバタフリーの特徴と非常にマッチしている。

カードのバタフリーVmaxも相手を毒とこんらんにするので基本的にこれを再現しているのだと思われる。長々と書いたが言いたいことは一つ。

キョダイドクカゼってなんなんだよ!!!

 
 

デッキ解説

最後にポケモンカードの話をしよう。短めに。

トリプルチャージを活かす

バタフリーのトリプルチャージというワザはそれなりに強い。
タイプを問わずいろいろなポケモンを加速することができるので、加速手段の乏しいデッキにはありがたい存在だ。
2進化だが、進化前のキャタピーとトランセルの特性のおかげですぐに場に出せる可能性がある

 

しかし、草タイプの加速をするだけなら、バタフリーよりも適任がいる。

 

ワタシラガ…1進化なので比較的出しやすい
ゴリランダー…特性なので普通に使いやすい

というわけで、単なる好みではなくバタフリーを本気で活躍させたければ、草以外のタイプをうまく活用しなくてはいけない。たいあたりジムではもうゴリラを使いすぎている。

そこでカードリストを眺めながら白羽の矢が立ったのがこのポケモンたち。

 

ミロカロス…水無無でみんな大好きリザードンをワンパンしかねないダメージが出せる。(ワンパンはできない)仮にワンパンで来たところでこれで炎デッキに勝てるほどポケモンカードは甘くない。
思えばミロカロスというポケモンも、弱くて醜いヒンバスが美しいミロカロスになるというストーリー性の高いポケモンだ。バタフリーとの相性はバッチリ。

ナゲキ…雷、悪、無の3タイプに弱点をつける最強タイプ。闘無で弱点なら240ダメージが出せて結構強い。耐久するデッキなので条件は満たしやすいはず。
思えばナゲキというポケモンは…えっと…なんだろう。眉毛がイケてるよ。

正直ここは自由枠なので好きなカードをいれていいと思う。

蝶が舞い、蝶が舞う理想的な展開

「先攻1ターン目から進化できる!!すごい!!」

「3枚加速しつつ、バタフリーVmaxとあとなんかを準備する!!」

「おまもりとウィークガードエネルギーをつけてキョダイドクカゼ!!」

あとは逃げるエネの軽さと耐久力と特殊状態を活かしてサイドを取られないように立ち回りつつ、マオ&スイレンとかライフフォレスト◇とかを使って回復しよう!

まとめ

どうしても倍倍バタフリーって言いたかったので今回はバタフリーと組み合わせてみたが、本当に盤面がバタフリーだらけになってとても楽しかった。

バタフリーVmax自体は、ゴリランダーと組み合わせたり、ユキノオーと組み合わせたり、様々な可能性があるポケモンだと思う。
炎に焼かれてしまうのが難点だが、そこはポケモンカードなのであきらめてもいい。

実際、特殊状態を押し付け、ワザを使うハードルを上げながら、ベンチに引きつつじっくり戦うのは強力だと思う。いろいろな組み合わせを試してみたい。

でもキョダイドクカゼってなんだよぉ!!!!!

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