サイバージャッジ・ワイルドフォースからスタンダードに帰ってきたACE SPEC。

過去BWシリーズで登場したカードは13種類と実は意外と多くなく、現スタンダードに収録されたACE SPECも再録を含めると今回でちょうど13種類になります。
だからといってスタンダードのACE SPECが打ち止めだとは思わないのですが、しかし変幻の仮面に収録されたものは来るところまで来た、と感じるテキスト。

じゃあ実際ACE SPECってどれくらい強いの?という話、
今回は比較に都合の良いサポート(現在のカードプール・エクストラレギュレーション)をものさしとしてすべてのカードをジャッジします。

エクストラ

BWシリーズに収録されたカード。スタンダードで再録されたものはそちらに掲載します。

パソコン通信


◆サポートと同等
何も考えず最初にデッキに入っているカード。だった。
同じテキストのカードにレッドの挑戦があります。

ゴールドポーション


◆サポート以上
回復系のサポートは数あれど、実は条件無く好きなポケモンをHP90回復させるカードは存在せず。
ポーションというアイテムが存在するとなんとなくテンションが上がるので好き。

スクランブルスイッチ


◆サポート以上
ポケモンいれかえやマルチつけかえの効果を持つサポートはありますが、
サポート1枚では実現できない挙動です。

ダウジングマシン


◆サポート以上
マーレインの超絶上位互換。
比較対象が不適切だとか言わないように。

ロックガード


◆諸説
ポケモンのどうぐ、それもパッシブなカードなのでサポートと単純比較することが難しいです。
3倍ゴツゴツメットあるいは永続炸裂バルーン。

いのちのしずく


◆サイド1枚ぶん
とられるサイドが減ることで回ってくる番が増える≒サポート1枚ぶんの働きをする、は言いすぎでしょうか。

その他

BWシリーズではこれら以外に、特定のポケモンにつけることでのみ効果を発揮するポケモンのどうぐがありました。
効果だけ見れば現在の水準でも強力ですがポケモンまで含めると今評価することが難しく、また当時の環境にあまり詳しくないので紹介だけとします。

クリスタルウォール


ブラックキュレムEX用のどうぐ。
僕は「つえー!」って言っていた気がします。

クリスタルエッジ


ホワイトキュレムEX用のどうぐ。
「超つえー!!」って言っていた気がします。

ビクトリーピース


ビクティニEX用のどうぐ。
「先1で勝てるじゃん!!!」って言っていた気がします。

Gスコープ


ゲノセクトEX用のどうぐ。
たぶんこれはあまり注目していなかった。

Gブースター


ゲノセクトEX用のどうぐ。
「最強じゃん!!!」

スタンダード

ここからスタンダード。比較対象はエクストラのプールです。

マスターボール


◆サポートと同等
ポケモンごっこ。

プライムキャッチャー


◆サポートと同等
グズマと同じテキストです。
エクストラでほぼ100%採用されるサポートなので、同等といえそもそもが超強いカード。

ヒーローマント


◆サイド1枚ぶん以上
ゴージャスマントを考えると実質HPが増えるいのちのしずくと言っても過言ではないかもしれないかもしれない。

リブートポッド


◆サポート相当
強いて言えばマリィのプライド……?
未来ポケモンにという条件を度外視しても、各未来ポケモンにエネルギーをつけない選択ができないため単純な上位ではない。

ネオアッパーエネルギー


◆エネルギー2個ぶん以下
有色エネルギー2個ということは自分の番2回ぶんの働きがある、つまりサポート相当の働きをするACE SPECに比肩するのではないでしょうか。

2進化以外につけても効果がはたらいてくれたならば。

マキシマムベルト


◆諸説
現状のスタンダードでの評価となってしまいますがスグリを比較対象として、
exにしか効力がない代わりに+50ダメージという数値・そのスグリと併せて使えることからサポート相当の働きをしていると考えてもよい気がします。

覚醒のドラム


◆サポート相当
カツラの一発勝負が近い?
単純に比較できませんが、ポケモンを数えて6枚まで引けることを考えるとサポート相当でしょう。

アンフェアスタンプ


◆サポート相当
エリートトレーナーの亜種のような。
きぜつを条件に使える・お互いの手札を非対称に引きなおす、個々のテキストはまさしくサポート。

サバイブギプス


◆サイド1枚ぶん以上
きあいのタスキの上位。
いのちのしずく論理で行けばサイドを取られない≒サポート相当ということで。

ポケモン回収サイクロン


◆サポート以上
エクストラではアセロラやフトゥー博士のシナリオの上位互換。
掛け値なしでサポートより強いテキスト。
ハギ老人の思いやりで動いている。

ハイパーアロマ


◆サポート相当
山札からあるポケモンを3枚持ってくる、というサポートはよくありますね。
1進化指定のサポートは無いので相当。

シークレットボックス


◆サポート相当
グズマ&ハラっぽいなにか。
実は似て非なる点が重要ですが「手札を複数トラッシュして複数種類のカードを1枚ずつ手札に加える・手札が減らない」カードという観点からサポート相当で妥当でしょう。

レガシーエネルギー


◆ほんの少しでいいからネオアッパーエネルギーになんで分けてやれなかったんだ!!!

結局のところ

パソコン通信やプライムキャッチャーの印象からサポートとの比較を行いましたが、グッズはともかくポケモンのどうぐやエネルギーは難しいですね。
サポートと比べるのは難しいものの、おおむねどうぐはサイド1枚ぶん・エネルギーは1枚で2個ぶんの働きがあります。

このことから部分的に番1回ぶんのアドバンテージを買えるのがACE SPECなんだなーと自分で気づきを得ました。
中でもヒーローマント・サバイブギプスは対処されうる代わりに機能した際、サイドをとられないだけでなくポケモンが残るため番1回ぶん以上のリターンが得られるうまみの強いカードということです。
そしてこの2枚がある以上サイドを取られないだけのいのちのしずくでは力不足となり、つけた段階で仕事ができるエネルギーと複合したレガシーエネルギーが誕生したわけですね。なるほどな~











どうして無条件に虹色なんですか???