おはこにゃばちにんこ。
ロロたんぬです。

今回はガチ考察記事を書きます。エクストラの。

ロロたんぬがシティリーグ千葉エクストラで
よるのこうしんデッキを使った経緯と、レシピを解説します。

シティリーグの環境予測

今回の環境予測をするにあたり、
まず、12月のCL新潟の結果を振り返ります。

優勝したのはレックウザGX、
準優勝はマッシブーン+ダストダス、
次点でゾロアークGX、レックウザGXでした。

オカルトマニアというサポートが強く、
特性に依存したデッキが軒並み駆逐される環境で、
「相手にオカルトマニアを使い続けるデッキ」
と、
「相手のオカルトマニアよりも先に展開しきるデッキ」
と、
「オカルトマニアが刺さらないデッキ」
が注目されました。

優勝したのは、
「先に展開」タイプのレックウザGX。
準優勝が「刺さらない」タイプのマッシブーン+ダストダス。
「使い続ける」ゾロアークGXは3位でした。

決勝トーナメント16人中、10人がレックウザGXを使用しており、
「先に展開した方が強い」という認識は当時の共通認識だったように思えます。

さて。
話を元に戻して、1/27の千葉の環境はどうなるでしょうか?

CL新潟後、
「タッグボルト」と「ナイトユニゾン」が発売され、
TAGTEAM GXが環境に仲間入りしました。

CL新潟を参考にすると、考慮すべきはこの3つです。

・オカルトマニアする
・オカルトマニアされる前に勝つ
・オカルトマニアが刺さらない

◯オカルトマニアするデッキ
→ゾロアークGX

◯オカルトマニアされる前に勝つデッキ
→ピカチュウ&ゼクロムGX
→ゲッコウガ&ゾロアークGX+ダークライGX

◯オカルトマニアが刺さらないデッキ
→マッシブーン+ダストダス
→サーナイト&ニンフィアGX+アブリボン

環境の中心をゾロアークGXと据えると、
高速展開するゲッコゾロ、ピカゼクはゾロアークGXに有利だと考えます。
HPも高くワンパンされにくく、逆にゾロアークGXをワンパンできるのは強みです。

他の様々な環境外のデッキにも有利を取りやすいため、
このタイプのデッキは多いことが予想されました。

環境の中心は、
“「オカルトマニアする」ゾロアークGX”ではなく、
“「高速展開する」TAGTEAM”に推移したと考えて良いでしょう。

サイドレースを考える

サイドレースとはなんぞや?という人はコチラ

【ポケカ】サイドレースとは!?脳内でゲームプランを組み立てる

TAGTEAMは強力なポケモンですが、
きぜつしてしまうとサイドを3枚取られてしまいます。

逆に言えば、TAGTEAMを一撃で倒すことができれば、試合展開は非常に有利になるということです。
一撃で倒せなくても、2回で倒すことができれば、まくることにつながり、及第点です。

今回は、サイドレースで優位に立つために、
TAGTEAMを楽に倒せるポケモンを考えます。

TAGTEAMを倒すと取れるサイドは3枚。
まくる、耐えるを基準に考えると、
GXポケモンを絡めて2パンするか、非GXポケモンで3パンすれば
サイドレースはほぼ同じになります。
GXポケモンで一撃、非GXで2パンすると
サイドレースは有利になります。

まとめると。
・GXポケモンで250ダメージが出せる
・非GXポケモンで150〜250ダメージが見込める
・相手をきぜつさせるワザをもつ
このあたりが狙いたい打点だと思います。

ズバリ、僕の解答はこの子です。

マーシャドーGX。

様々なたねポケモンのワザをコピーできつつ、
TAGTEAMに多い闘弱点をつくことができます。

マーシャドーGXはGXポケモンながらもHPが低く、
オカルトマニアで機能停止してしまうため、
前の環境ではあまり活躍しませんでした。

しかし、TAGTEAM環境になると話は変わります。
こちらはサイドを一撃で3枚取れるが、相手は2枚しか取れないこと、
オカルトマニアを打たれる環境ではなく、高速展開する環境にかわったこと、

この2点がマーシャドーGXを使用するに踏み切る理由になりました。

マーシャドーGXをアタッカーに据えられるデッキは、
・よるのこうしん
・ゲッコウガ&ゾロアークGX
この2つです。

GXポケモンが多くいるこの環境で、
非GX主体のデッキはサイドレース的にも戦いやすいと思い、
よるのこうしんを選択しました。

よるのこうしんは2015〜17と長く使っていたこともあって、
プレイングを直感でできるのも良い点。

デッキを構築する

結論から先にお話します。

ぼくが使ったデッキはコレ。

このデッキの構築を解説しながら、
環境に対する考えをまとめていきます。

ほぼ固定のカード

よるのこうしん4-4-4
ダブル無色エネルギー4
ハイパーボール4
バトルコンプレッサー4
バトルサーチャー4
時のパズル4

よるのこうしんデッキを使うにあたって、基本となるパーツたち。
トラッシュによるのこうしんポケモンを落としつつ、
デッキを回していきます。

各カード解説

マーシャドーGX 2
TAGTEAMを吹っ飛ばす役割。
オカルトマニアだけはうまく避けなければならない。

シェイミEX 1
デデンネGX 1

デッキを回転させるためのドローソース。
デデンネGXの登場により、手札の行進ポケモンを落としやすくなった。
ただしリソース管理がガバガバになるので注意。

オドリドリ 1
よるのこうしんミラー対策。
マーシャドー行進は一定数いると思いました。

プラターヌ博士 4
プラターヌは多投しました。サポ事故率を下げるとともに、
オカルトマニア状態でも常にドローが担保したかったので、4枚に。

センパイとコウハイ 2
相手の動きを止めるよりも、自分が回ることの方が優先。
そのため、必要パーツを確実に持ってこられるセンパイとコウハイが最強。
山札とトラッシュに1枚ずつ置いておくのが戦いやすい。

グズマ 1
N 1
オカルトマニア 1

常にトラッシュにいてもらうサポートたち。
必要な時にサーチャーで持ってくる。
シティリーグが使い納めであるアンノーンDAMAGEを
抑制できるオカルトマニア。これがないと
見てるだけで負ける可能性があったのがやばかった。

パラレルシティ 1
TAGTEAM環境では、シェイミEXやデデンネGXで展開するデッキが多く、
相手のベンチポケモンの数を減らせるのが強いので、即採用。
また、先に貼れると相手のパラレルシティを貼らせなくできるのも強み。
負け筋潰しのために自分のベンチを絞ることもある。
2枚採用予定だったが、2枚目の次元の谷を採用するため、泣く泣く減らした。

次元の谷 2
バケッチャで攻撃するためのスタジアム。
一定数いると思われるマッシダストに対して、
バケッチャを使わざるをえないため、
次元の谷を多投した。
これがないとマッシダストは不利マッチ。

パソコン通信(ACESPEC) 1
ダウジングマシンでも、いのちのしずくでもなく、
パソコン通信。
自分が事故ってしまっては元も子もないので、
とにかく展開するためのカードを採用。
ピン刺しグッズも多いため、役に立つ場面は多い。

レスキュータンカ 1
バチュル復活用。
もしくは、トラッシュしたシェイミEXを使い回す用。
稀にしかやらないが、
オドリドリのあやかしのまいのダメカンを減らすのにも一役買う。

フィールドブロアー 1
相手のパラレルシティ、闘魂のまわし、かるいしをトラッシュする。
これがないと詰む場面の方が多いと思ったため、抜けなかった。

スペシャルチャージ 1
TAGTEAMとの殴り合いには必要ないが、
非GXポケモンと対面したときには必須カード。
これがないとバチュルバケッチャが6回戦えない。

闘魂のまわし 2
マーシャドーGXのHPが190になる。
バケッチャがHP100の闘抵抗持ちになる。
ベンチのデデンネGXやシェイミが守れる。
オドリドリのあやかしのまいで倒されにくくなる。
利点が多かったので、こだはちよりこちらを優先した。

こだわりハチマキ 1
TAGTEAMワンパンする用。
バチュルにつけると最大250出せる。
マーシャドーGXが使えないときはバチュルでTAGTEAMを倒す算段。

エレキパワー 1
バチュルのダメージが心もとない時に。
TAGTEAMを吹き飛ばすのはマーシャドーGXなので、
基本的に出番はない。
けど時のパズルの選択肢として残しておきたかったので1枚。

かるいし 1
あなぬけのヒモ 1

スタートしたポケモンを逃す札。
かるいし2枚でも良かったが、
プレイング次第で光るであろう、あなぬけのヒモを採用した。

カウンターエネルギー 1
先攻を取ってしまった時用の5枚目のダブル無色エネルギー。
バチュルが倒された後などに使う。
にげるためのエネルギーとしてもやや優秀。

環境デッキに対しての考察

対ゾロアークGX
エレキパワーが入っているので、
オカルトマニアされてもかろうじて打点が期待できる程度の相手。
不利であることに変わりはないので、できれば当たりたくない。
行進もうおらんやろ〜ってオドリドリ切ってることにかけるしかない。

対ゲッコゾロ
カモ。
オドリドリやオカルトマニアはほぼ出てこないので、
弱点ワンパンしてるだけでいい。

対ピカゼク
シェイミEX、デデンネGXの扱いだけ注意しつつ、
基本的にマーシャドーGXで動く。

対サナニンフ
相手の展開は速くないため、
とっとと2パンする。
残りサイド3になっても、悠長にカレイドストームを使ってくるので、
まわしマーシャドーで耐えながら2パンするか、
バチュルエレキパワーこだはち行進で1パンを狙いに行く。

対マッシダスト
不利マッチ。シェイミやデデンネに頼らずに
バケッチャで攻撃し続けられればなんとかなるか…?
相手も祠がたくさん入っているので、谷の枚数が足りなくなる。

よるのこうしんミラー
マーシャドーGX、シェイミEX、デデンネGXを使った方が負けるゲーム。
リスクケアとリソース管理に集中しなきゃいけないので、
結構ストレスフルなマッチアップ。

当日のマッチアップ

vs祠マッシダスト
先攻
スレッジハンマーで倒されないようにバケッチャで戦おうとするも、
谷1枚サイド落ちのせいで全然引けず、
無理やりシェイミデデンネ使ったら最終盤面まで居残り続けて
そこ倒されて負け。

vsゲッコゾロガオガエン
先攻
テテフスタートされたのでデッキがわからず、
とりあえず突然のオドリドリだけかわせるようにしてプレイ。
後攻でゲッコゾロだとわかったので、
マーシャドーでペンペンと葬って勝ち。

vsサナニンフアブリボン
後攻
初期手札が ニコタマニコタマニコタマプラターヌプラターヌ時のパズルバチュル
とかいう絶望的な手札だったが、
70+190の2パンで1体目のサナニンフを飛ばし、
2体目のサナニンフに270出して3ターンでゲーム終了。

vs超越ゾロアーク
後攻
バチュルスタート。
相手先攻、シェイミEXやおきてがみアンノーンでフル展開。
やぶれかぶれ、こわいおねえさん、
覗き見レッドカード→もどします(1枚ひきなおし)、
覗き見レッドカード→そのままで。
いたずらスコップ→そのままで(山札の一番上確定)。
どうぞ
って言われてトップ引かされてターン返してスカイリターンで負け

vsミュウナゲツケサル
先攻
マリガンで先輩後輩とロトム図鑑が見えて、
スタートがヤレユータンだったため、
こうしんミラーかな?と思い、初手オカルトマニアからスタート。
先にサイドを取り始められたため、
スタートしたマーシャドーGXと使ったシェイミEXを
パラレルシティでトラッシュしてサイドレースをまくられないようにして勝ち。

3-2で18位。
あと対手累点が3高ければCSPが+5だったので、
マッシダストに負けたのがよくなかったなーと反省。

まとめ

マッチング運にはめぐまれて?おり、
苦手なオカルトマニア連打系ゾロアークGXには当たりませんでした。

マッシダストに不利を踏むデッキを使ったのは失敗だったかなと感じていますが、
TAGTEAMに対してワンパンを決められたのは楽しかったです。

3週間後にはチャンピオンズリーグ公認大会です。
今度はもう少し自分の中で情報を詰めて挑みたいと思います。