ひらじです。
たいマックスVStar、はじまりはじまり〜

たいマックスVStar !?

VMAXクライマックスでの打ち切り宣言から早1ヶ月、たいマックスがVStarになって帰ってきた!
ドラゴンボールで言うとGT、タカヤで言うと夜明けの炎刃王、アクタージュで言うと13巻って感じです。

たいマックスではデッキレシピ投稿で統一していましたがVStarではフリースタイルだそうです。
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フリースタイルとなったたいマックスVstar、ひらじの第1回は久々にゲームデザインを読み解く的な記事にしようかと思います。
1年ちょい前に書いたDシリーズ振り返りの続きのようなもの。

Dシリーズおさらい

まずはDシリーズのおさらいから。
(上記のDシリーズ振り返り記事のざっくりまとめ)

・VMAX登場!デカくて強い!
・でもなんか性能が大味!だいたいエネつけて殴るだけ!

以上、Dシリーズおさらい終わり

Eシリーズちょっと振り返り

そんなVMAXがEシリーズではやや複雑化していきました。
前以外を殴り始めたり

殴る以外にヤバめな特性を持っていたりなど

とは言えやはり「デカいやつがエネを付けてデカいワザを叩きつける」というVMAXの根幹部分は変わりなかったように思います。
その過程が多様化したに過ぎません。

そしてFシリーズは

なんと言ってもVSTAR

GXワザを彷彿させるVSTARパワーなるものを携えやってきた新ルール持ちポケモン。
まだ種類が少ないので何とも言えませんが、アルセウスあたりからヤバさがヒシヒシと伝わってきますね。

また、GXワザ登場時からのプレイヤーであれば反応せずにはいられないのがテテフことネオラントとか

オクタンことビーダルとか

帰ってきたハイパーボールとかとか

XYとかSMとかからやってるプレイヤーとしてはワクワクが止まらないラインナップな訳ですが、
これらの登場によってポケカがどうなるのか少し目を向けてみようと思います。

ゲームプレイの複雑化

ズバリ言ってしまえば、ゲームプレイがグンと複雑化します。
ゲームプレイの複雑化、つまりはプレイヤーの選択頻度・選択肢の増加です。

例えばハイパーボール

ポケモンを何でも山から持ってこれる万能グッズですが、何でも持って来れると言うことはその分選択肢が広い、言い換えるとプレイヤーが決めねばならないことが増えます。

例えばクイックボールはタネしか持って来れないので、山から持ってくるのはタネポケモンになります。進次郎構文ではありません、真面目な話です。
ところがハイパーボールの場合、ポケモンなら何でも持ってくることができる為、タネポケモンを並べるために使うか、進化先を持ってくるために使うかはプレイヤーが都度判断しなければなりません。

さらにここにネオラントVが加わると、特性経由でサポートを持ってくるという選択肢も加わります。
(これは既存のクイックボールも然り)


VSTARに至っては、対戦中1度しか使えないVSTARパワーをどこで何のために使うかという重大な決断を迫られます。

何故ポケカを複雑に?

まず「複雑になった」と言うよりは、「ここ数年(D〜Eの間)大味に、よく言えばシンプルにデザインされていたのを元に戻しにきた」と表現するのが正しいでしょう。
上記で挙げた複雑性の起因となるカードは、すべて過去に収録されていたカードの再録やリメイクにあたるからです。

では何故ここ数年はシンプルにデザインされていたのか。
真相は株ポケなりクリーチャーズなりの偉い人のみが知るところですが、「新規プレイヤーを呼び込むための施策」の一環だったとひらじは考えています。
D以降の大味なゲームデザインは、ポケカに慣れている既存プレイヤーからは不評な向きもありましたが、
ポケカ初めたての新規プレイヤーにとっては、プレイの選択肢が少ない=少ないプレイング負担で楽しめ、
結果的に昨今のポケカ大ブームに寄与した一面は少なからずあると思います。


D〜Eの間で大量に獲得した新規層がポケカに慣れたであろうこのタイミングで、ゲームの複雑性(≒楽しさ・奥深さ)を強め、
沼の底へ引きずりこもうと言う魂胆です。恐ろしいですね。

結局どうなるFシリーズ

より複雑に、より奥深いゲームとなっていく事が予想されます。
また、複雑なゲームを推進していくのであれば、長らくインフレから取り残され冬の時代であった非Vにも期待したいところです。
ビーダルやシロナの覇気など、非Vの相方として優秀なカードが収録されている事が期待に拍車をかけてきますね。

以上、ひらじの第1回たいマックスVSter、Fマークのゲームデザイン的な話でした!