おはこにゃばちにんこ。

ロロたんぬです。

シティリーグ使用デッキ解説記事を書きます。

今回使用したのは、だんけつのつばさ。

友人に
「新潟CL前になんか使用感確かめたいデッキある?」
って聞いたら、
「ダイオウドウex」
「だんけつのつばさ」
と案が出たので、
だんけつのつばさにしました。

タギングルもいい線いってると思うのですが、
それはまた別の話で。

デッキについての知見

久々によるのこうしんタイプのデッキを使いました。

ロストマーチもマッドパーティも、
まともに使ってませんでしたが、
まあその辺はなんとかなると思いました。

よるのこうしんは非常に長く愛用していて、
環境向かい風でもCLベスト32に入れるくらいには頑張ってた実績があります。

今回のだんけつのつばさは、
よるのこうしんともマッドパーティとも違う、
明確な違いがあったので、それをまとめてみようと思います。

・全員がたねポケモンであり、アタッカーたりうる

よるのこうしん、マッドパーティには1進化の枠があったり、
エネルギー的に攻撃しにくかったり、
ノイズになりやすい欠点がありました。
だんけつのつばさは、
ワザ持ちがすべてたねポケモンで構成できるので、
構築が歪みにくいのが長所です。
特に、ヒスイのヘビーボールを能動的に採用できるのが好きなポイントです。

・それぞれの長所が良い

カラミンゴはよるのこうしんにもマッドパーティにもなかった、専用サーチの特性があります。
カイデン、ヤミカラスはそれぞれ、ルギアVSTAR、オリジンパルキアVSTAR、ミュウVMAX、サーナイトexに弱点がつけます。
特にヤミカラスは、基本悪エネルギー1個でワザが使える点も長所です。
特殊エネルギーやスタジアムに頼らず、すごいつりざおなどの汎用的な回収カードで使いまわせるのが強力です。

・短所もある

打点が220〜240で据え置かれているのが非常に気になります。
よるのこうしんは180も出せれば十分でしたが、
V・ex環境での240ダメージは低いと言わざるを得ません。
明確に、上記弱点がつけるポケモン以外すべてのデッキタイプには不利だとわかります。

デッキ構築

有利不利を理解した上で、
組み上げた草案が以下。

180〜220で倒せるポケモンVを、
やまびこホーンをからめて3回倒しちゃおうという考え。

これをベースに、
机上論でいろいろ検討。

かがやく枠は?ザクロの採用は?
などなど。

といったところで、
マッドパーティ使いのスペシャリスト、
マコトさんがTwitterでシティリーグ使用リストを公開。

「もう、これでええやん」

ってことで、
上記のコンセプトと、
マコトさんの構築理念ぽそうな部分をかいつまんで、

使用デッキは以下。

採用理由

だんけつのつばさ4-4-4

カラミンゴの扱いが難しい。
初速は特性で担保されるけど、確実にゲーム中に1回、
カラミンゴで戦うターンを作る必要がある。
ダブルターボ前提で、弱点もつけない、
でもバトル場にいなきゃ倒してもらえない
なるべく第一発目の80〜100ダメージはカラミンゴに出してもらいたいところ。
カイデンはHPが低いのでなるべく出さない、
ヤミカラスもサーナイトexを倒すために温存する。

メタモン3

最初は2枚でいいかなーと思っていた、今でもそう思う。
ただ、
他のポケモンでのスタート率を下げること、
このポケモンでのスタート時に、
どちらのエネルギーでも戦えるようになることから、
事故率を下げる意味での多投が必要だと感じた。

キルリア2-2

初期案ではビーダルだった部分、
試合中盤でのだんけつのつばさやザクロをトラッシュする役割。
思いの外手札が減らないデッキなので、ビーダルの方が損をすることが多そう。
レパルダスの方がHPが20大きくて対ロストギミックに不利取りにくいけど、
レベルボール対応なのはものすごく偉い。
レスキューキャリーを入れたので2-3のところを2-2にした。

マナフィ1

げっこうしゅりけんだけは避けねばならぬ。
エレクトロスターだけは避けねばならぬ。

イキリンコex1
ネオラントV1

イキリンコは絶対にサイド落ちしてほしくないのだけど、
2枚入れる理由がそこにしかないので、
試合終盤でも使えるネオラントVを採用した。
だいたい途中の博士で巻き込むのだけど、
最終局面でボスの指令に確実にアクセスできる安心感は、何者にも代えられない。
やまびこホーン+ボスの指令を狙うのがコンセプトなので、なおさら。

かがやくフーディン

唯一ロロたんぬの「色」を出した部分。
基本的に2回攻撃することを前提とした構築で、
まあ大体2回目の攻撃は過剰打点になりがち。
そのうちの20を次のアタッカーにのせかえておけば、
実質つばさ1匹分になる。
慣れてきたらかがやくリザードンでいい。
今回リザードンじゃなくしたのは、
ルミナスエネルギーの採用枚数を検討する時間がなかったこと、
試合中のルミナスエネルギーの残数を管理するほどの脳のリソースを割けないことから、忌避した。
「たねポケモンVをワンパンするため」のかがやく枠であることはフーディンもリザードンも変わらないので、
絶対にリザードンの方が強い。
実質ビーダルとしてフシギバナの採用もありだと思うけど、先述のとおり、手札が減るデッキではないので、噛み合いは悪い。
そもそも、ナンジャモを使われた次の番の、さらにその終わりに補充しても遅いのである…

博士の研究4
ヒガナの決意1
セレナ2
ボスの指令2
ザクロ1

ナンジャモなどの手札干渉は0枚。
もともとロストギミックは不利なので、
1〜2枚ナンジャモを入れたくらいじゃ勝てない。
そこで、ドロサポ枠はセレナに振り切って、
有利対面のルギアやミュウで絶対に落とさない方に寄せた形。
これでロスト踏みまくったら笑ってほしい。
ザクロはいつでも手札を2枚トラッシュできるサポート。
「リファイン」キルリアだけじゃ足りないトラッシュを、ザクロで無理やり達成できる。
博士の研究やリファインを使った後の手札からもトラッシュを加速できるので、使い勝手は良い。
マーシャドーGXをくれ。

ハイパーボール4
レベルボール4
ネストボール2
ヒスイのヘビーボール2

手札に加えたいポケモンがさまざまなので、配分が非常に困る。
今回はキルリアにしっかり寄せて、レベルボールを4にした。
イキリンコを出したいならネストボールを増やすべきだし、
カラミンゴを出したいならスーパーボールの採用まで踏み切る必要がある。

ポケモンいれかえ2

前日夜までいれかえカートを検討していた枠。
スタートしてしまったラルトスやイキリンコをベンチに下げる役割。
対ディンルーexでラルトスにダメカンがのせられると困るし、ヤミラミの打点調整も嫌いなのでいれかえカートにしていた。
直前で、”「ムーンライトリバース」クレセリアに非アタッカーが縛られて、ベンチ狙撃される”という情報をいただいたので、有利対面であるサーナイトに負けないために、回復手段を切って、キルリアもベンチに下げられるようにした。
あなぬけのヒモと1-1で採用してもいいけど、後攻最初の番しかあなぬけのヒモが輝く場面がないと思ったので、思考のノイズにならないようにした。
ここも慣れてきたら能動的にヒモ採用を検討したい。

やまびこホーン2

本当は3枚ほしい。
ゲーム中1〜2回使いたいカード。
1匹しか出てこないルギアVを無理やりお呼び出し。
HP280のバンギラスVやイシヘンジンを相手にしたくはない。
枠の関係で1枚になりがちなカードだけど、序盤で引いてしまうリスクは必ずあるデッキなので、多めにしたい。
ゲーム中2回使うチャンスがあれば、
おまもりパオジアンやディンルーを無視して、
HP240までのたねV・exを2匹狙えるのが大きい。

すごいつりざお1
レスキューキャリー1

最初はつりざおだけで管理しようとしていたが、
キルリアを2-3で採用しようとしていたところを、
レスキューキャリーに差し替えることでリソース面を楽にした。
(その代わりキルリアのサイド落ちのケアはできない)
こうしん系のデッキは、
「このポケモンで攻撃する!」と決めたポケモンで3〜4回攻撃、じつはできない。
序盤で200ダメージを目指そうとして、どうしても引いてきたアタッカーをトラッシュしなければならない局面はある。
そこで、回収札を1枚割くことで、3〜4回の攻撃を可能にする。
対非ルールだとほとんど使わなくて、逆に対Vやexといった、大型の相手にこそ、回収札は使う。
その点で、エネルギーもついでに返せるすごいつりざおの再録と、悪エネルギー1個でワザが使えるヤミカラスの登場は非常に大きい。

崩れたスタジアム1

絶対にイキリンコexで走るデッキなので、
そのイキリンコexをトラッシュするためのスタジアム。
ベンチが5匹埋まってないとイキリンコexはトラッシュできないので、そういう意味でもたねポケモンの採用枚数は多い方がいい。

基本悪4
ダブルターボ4

じつは割と悩ましいのがこのエネルギーの配分。
最大6回しかワザ宣言をしないのに、そう何枚も増やしてられない、
けどヤミカラスかカラミンゴかで必要なエネルギーが違うからどちらも多い方がいい、
ましてやかがやくリザードンまで採用するとルミナスエネルギーまで採用枚数の検討に含まれる。
最初は悪5ターボ4、つりざお1で検討していたけど、
マコトさんの構築が4-4のクララ1つりざお1だったので、そこを吸収して4-4に。
自分はクララを入れてまでヤミカラス(メタモン)に戦わせたい盤面が思いつかなかったので、その枠はレスキューキャリーとした。
クララを入れるなら、リザードンと基本炎があってもいいかもしれない。なお枠。

運用

後攻最初の番、
イキリンコexと博士の研究で13枚掘ります。
その中にどんなリソースが含まれていようと、関係ありません。
目の前のポケモンに最大のダメージを叩き出す必要があります。
ましてや、ラルトスやセビエが棒立ちしているなら、ここに80ダメージを出すことが最優先です。

2手目以降から、山札に何が残っていて、この試合は残り誰に戦わせるかをプランニングします。
特に、メタモンの運用は後半にします。
できるだけ早く240ダメージに辿り着きたいので、スタートしたカイデンやヤミカラス、特性を使ったカラミンゴにはガンガン戦ってもらって、早々に退場いただきます。

ルギア相手でもダブルターボがなければカイデンは動けないし、
サーナイト相手でも悪エネルギーがなければヤミカラスは動けません。

キルリアのリファインも慎重に行います。
闇雲にだんけつのつばさをトラッシュしても、対サーナイトex相手に10枚以上のトラッシュは必要ないし、それでヤミカラスがなくなっては本末転倒です。
終盤はナンジャモで引きたくないカードを処理していきましょう。

あとは隙をみてやまびこホーンとボスの指令でサイドレースを有利に進めるだけです。

まとめ

ここまでサーナイトやルギアが増えてくれているので戦えるデッキですが、
ロストギミックには0-100000000で勝てないので、
シティリーグで使うには「ロストを踏まない」という気概、胆力が必要です。
もう一種類だんけつのつばさもちが、草タイプで出てくれたら、かなり違うかもしれません。

使っていて楽しいデッキなので、ぜひどうぞ。

ではではd(℃。)