おはこにゃばちにんこ!
ロロたんぬです。

WCS ロンドンお疲れ様でした!

シマダ選手、イシヤマ選手をはじめ、
多くの日本人プレイヤーが活躍していて、
非常にうれしかったです。

その閉会式で、
来シーズンのポケモンカードについて
触れられていました。

ポケモンexの登場です。

ポケカを昔から遊んでいるロロたんぬですが、
ADVシリーズ、PCGシリーズ時代は知見が浅いです。
とはいえ何枚かは持っているので、
再登場の発表には興奮しました。

また、テラスタル仕様のexロゴも
公開されていたので、
おそらく「δ種」のような扱いのポケモンも
登場するのではないでしょうか?

そんなポケモンexの登場に、
おもしろい着眼点を持った人がいました。

たしかに、
ポケモンexが登場してしまうと、
「ポケモンV」を対象にするカードは
使いづらくなります。

というわけで、
今回のたいマックスVStarのテーマは、
「ポケモンVの時代からポケモンexの時代への変遷」
について掘り下げていきたいと思います!

たいマックスVStarとは…

毎回、「新弾にまつわる何かをして、記事にする」。
たいあたりジムメンバーが、
新弾リストが公開されてから、
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ポケモンVの終わり

結論から言うと、
Gマークのレギュレーションに移り変わると、
ポケモンVは一切登場しなくなり、

新しく出てくるポケモンexのデッキ
vs
これまで強かったポケモンV主体のデッキ

の構図が組み上がっていきます。

これまでも、
ポケモンGX、ポケモンEXは、
それぞれシリーズの終わりを迎え、
新しい時代へとバトンを渡していました。

一口に「ポケモンVが終わる」と言っても、
ポケモンカードにおける移り変わりは少し独特です。

過去のシリーズの後期、
どのようにデザインされていたか?
を振り返ってみます。

ポケモンGXの終わり

ポケモンGXが最後に登場したのは
Cマークの時代です。

Cマーク後期のカードを振り返ると、
・プレシャスボール
・ミュウツー&ミュウGX
・グレートキャッチャー
・ミミロップ&プリンGX
などが挙げられます。

これらのカードは初登場時、
強力すぎて話題になりました。

手札をトラッシュせずに、
たねも進化も手札に加えられるプレシャスボール

すべてのポケモンGXのワザを使える
ミュウツー&ミュウGX

グッズでポケモンGXを
バトル場に出させるグレートキャッチャー

TAGTEAM GXの高速なたね環境で
強力な対策カードになったロップリン

ミミロップ&プリンGXが登場した時は
すでにポケモンVが発表されており、
ポケモンGXの時代の終わりを感じさせるデザインでした。

ポケモンEXの終わり

さらに遡って。
ポケモンEX、ポケモンBREAKが最後に登場した、
2016年当時のカードはどうでしょう。

ギラティナとボーマンダEX

これといって大規模なインフレは感じさせませんが、
なぜか”超強力なプロモカード”が登場し、
目玉であるポケモンEX・BREAKは扱いにくくなり、
GXへの切り替えに対して、
反発は弱くなっていたと思います。

ポケモンVの終わり?

それでは、
白熱のアルカナに登場するカードを見てみましょう。

まさに、この系譜を感じるカードが登場します。

ポケモンVをバトル場に出させる、
ドローとしても使える、
“カード2枚分の能力”を持ったサポート、セレナ

相手の場のポケモンVの数を参照して、
“0エネ420ダメージ”まで見込める
アローラロコンVSTAR

ポケモンVからのダメージを30も減らす
Vガードエネルギー

たねポケモンでありながら、
強力なワザと特性を持つルージュラ new!

これらのカードは、
シールド戦に限らず、
構築戦でも大暴れすることが目に見えていますが、
ポケモンVの時代が終わったあと、
ポケモンexの環境が濃くなるにつれ、
使いにくくなります。

限定的に強力なカードを出すことで、
新しいカードとのバランスを取る、
ふしぎな調整のしかたですね。

じつは、
ロロたんぬは1年前に
「え?ポケモンV終わるの?」
不安になったことがあります。

冒険家の発見は、
これまでの山札サーチ系と比べて頭ひとつ抜けた性能で、
プレシャスボールと同じようなタイミングで、
同じように構築済みデッキでの登場だったため、
V環境の終わりを覚悟しました。
実際の使用率はそこまで高くなく、
ボスの指令を連打する環境になっていったのですが…。

ゲームスピードの変化

ポケモンVが終わり、ポケモンexになると、
どのようにゲームは変化していくのでしょうか。

初めのうちは、
ミュウVMAXやアルセウスVSTARなど、
Dマークのカードのスタン落ちに関わらず、
強力なポケモンVが主体のデッキは依然つよく、

そこに強力な新ポケモンexを
使ったデッキが何種か現れて、
環境がめぐっていくことになります。

ポケモンGX環境を生きたロロたんぬが、
この環境の変化に対する、
「相対的評価」、「構築の変遷」を予測してみます。

ボスの指令の相対的評価


ポケモンexは、
「それぞれの進化段階で登場する」とのことで、
非ルールのポケモンから進化して、
ルール持ちになることがわかります。

何が起こるかと言うと、
「戦うポケモンだけがexになって、それ以外は進化しない」
というプレイが行われるようになります。

目の前のポケモンは強すぎて倒せない、
けど後ろにはルール持ちのポケモンがいない、
「ボスの指令を引けば勝ち」が
「ボスの指令が勝ちに繋がらない」に変わっていきます。

もちろん、ポケモンV主体のデッキ相手では
変わらずボスの指令で進化前のポケモンVを倒すのが
セオリーなのは変わりません。

ボスの指令、セレナの採用は、
「多く採用すればするほど良い」とは言えなくなり、
環境を読んだ上での採用が必要になってきます。

「退化させる」の相対的評価

「相手のポケモンを退化させる」効果は、
これまで何度か登場していますが、
HPの高いポケモンを直接倒すのではなく、
最大HPを下げてきぜつさせる目的でも使えます。

V進化については、
HP200のポケモンが、HP300になるので、
最大HPの増幅は100程度です。
これは、退化させるより、
素直に追加で100ダメージを与えた方がラクチンです。

しかし、ポケモンexはどうでしょう。
たとえば公開されたジバコイルexはHPが330あります。
進化前のレアコイル(S10D)はHP90。
最大HPの増幅は240です!
ここまでくると「退化」に価値を見出せる様になります。

「リワインドビーム」ゴルーグVでは
ちょっと足りなかった180ダメージが、
もはやオーバーな数字に見えてきます。

ただし、取れるサイドが減ってしまう
というデメリットもあるので、
「費用対効果」がどこまで見込めるかは、
しっかりと検討が必要かと思います。

過去にあったカードとして、
「しょきか」ポリゴンZ
「ミラクルシャイン」エーフィEX
を例に挙げておきます。

特性で退化させたり、
エネルギー1個で相手の場全体を壊滅させたりと、
ここまでのパワーがあれば採用に値するかと思います。

使われるようになりそうなサポート

将来的に、強力な特性を持つポケモンexも
増えてくると思います。
過去あった例としては、
ゾロアークGXとルガルガンGXのデッキ。
どちらもエネルギー1〜2枚でダメージを与えつつ、
ドローができたり、ベンチが呼べたりする、
強力なポケモンGXでした。

これらをアシストする様に採用されていたのが、
ゾロア、イワンコを多く並べられる、
アズサやウツギ博士のレクチャーです。

こうしてみると、これからは
ユウリが採用されるデッキが多くなりそうです。

ポケモンexに進化できる、たねポケモンを3匹も
ベンチに出せる効果のユウリは展開の助けになります。

使われるようになりそうなポケモン

ゾロアーク


たとえば、「たけるとうき」ルカリオと
新しいルカリオexを組み合わせる場合、
リオルは4枚までしか入れられないので、
ルカリオを6匹並べたい場合は、
「げんえいへんげ」ゾロアークの採用が検討されます。
同様に「サイケデリックコール」スリーパーも活躍するかもしれません。

ジバコイルVSTAR


exポケモンの進化前は、HPが低いため、
「エレクトロスター」で倒されてしまう可能性があります。
進化ex主体の環境になればなるほど、
このカードの存在は脳裏をかすめるようになると思います。

スイクンV、エンテイV、ライコウV


V環境において、今一つダメージが足りなかった三犬たちですが、
ポケモンexの進化環境になると、
進化前を手軽に倒せる、たねのポケモンVは戦いやすいです。
「しゅんそく」のおかげでボスの指令を使いやすく、
低コストで強力なワザをもつポケモンexを進化する前に刈り取れるのが良いです。

今後も強力なカード

頂への雪道


「ルールを持つポケモン(をのぞく)」と書いてあるカードは、
V、exにかかわらず影響を与えられるので、
今後も活躍が見込めます。
そろそろ「ルールを持つポケモンからダメージを受けない」という特性も
出てくるかもしれません。

まとめ

ポケモンexが登場することが決まっていたり、
Dマークのカードが使えなくなることが危ぶまれたり、
不穏な時期に入りますが、
今年いっぱいはポケモンVで遊ぶ環境が続きます。

おそらく、12月のCL2023京都でも、
まだポケモンexはお目見えしないでしょう。

シールド戦に勤しんだり、
V環境をめいっぱい楽しんだり、
ex環境を先駆けて考察したり、

遊び方は人それぞれです。

「このタイミングでこのカードを出してくるのか〜!」
っていうニッチな評価をしているのは、
ロロたんぬくらいなのではないか?と思いつつ、

これからもポケモンカードを楽しめればと思います。

ではではd(℃。)

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