おはこにゃばちにんこ。

ロロたんぬです💢

ロロたんぬは怒っています💢💢

Aマークのついたカードが使えなくなるっていうじゃないですか💢💢💢

リーリエやカプ・テテフGX、ネストボールなど、共に闘ってきたカードたちが使えなくなるなんて!

その、なんていうか…

そう、

困る💢💢💢💢

いわゆる「スタン落ち」ということが起こっているのですが、
「スタン落ち」については、以前このたいあたりジムで、ひらじが解説してくれたのでこちらをどうぞ。

今ポケカを始める人に知って欲しい『スタン落ちとは』

で、今回ぼくが筆を取ったのは、
「いくらなんでも急すぎやしませんか!?」
って話がしたいからです。

…これは何か裏があるに違いない!

考えてみることにします。

1.我々は裏切られた

今回のレギュレーション改定について考察する上で、
皆さんに知っておいてほしいことがあります。
「日本のポケモンカードのレギュレーション改定はやや特殊である」ところです。

先日、ワシントンD.C.でWCSが開催されました。
知っている人も多いかと思いますが、
この大会では、すでにAマーク落ちのレギュレーションで開催されました。

少し日本のAマーク落ちとは使えるカードに差がありますが、ざっくり解説している記事があります。

【WCS】世界大会のレギュレーションについて【観戦の前に】

世界大会では「ローテーション」形式でレギュレーションを改定します。
2年経ったら落とす、2年経ったら落とす…
を繰り返して今のレギュレーションとなっている状態です。
(今回は初めてWCS開催前に改定されました。)

おそらく来年はSM5〜8にあたる、
Bマークが使えないルールでのWCSになるかと思います。

しかし、日本では、この「ローテーション」形式を取っていません。

今まではシリーズごとにレギュレーション改定を行っていました。

次のシリーズに入ってしばらくしたら古いシリーズを落として…、次のシリーズに入ってしばらくしたら古いシリーズを落として…

この方法を取る理由としては「エキスパンションのわかりにくさ」が挙げられます。

XY1,XY2……XY10,XY11と通し番号をふっている都合上、使えるカード使えないカードの差がぱっと見では判別しにくいです。
XYシリーズとSMシリーズのように、そもそものカードデザインが違えば、視覚的にもシリーズの違いを認識することができます。
こども向けのカードということで、「わかりにくさ」を排除するために、シリーズごとのレギュレーション改定を行なっていたのでしょう。

もう1つ、「シリーズごとのレギュレーション改定」を行うために、公式が開いているイベントがあります。

それは「新レギュレーションでのイベント」です。

遡ること3年。2016年の5月の大型大会では、
XYレギュレーション(XYシリーズのみの構築)となり、BWレギュレーション(のちのエクストラ)はサイドイベントでの開催でした。
これは実質の「BWのスタン落ち」でしたが、反対の声はあまり上がっていなかったと思います。
それは「すでにみんながXYレギュレーションに親しみを持っていたから」でした。

その理由は、さらに遡って2016年の1月。
ポケモンカードジムにて「ヨルノズクBREAKバトル」というものが開催されており、上位賞が用意された”XYレギュレーションでの大会“があったため、すでにXYレギュは浸透していたのです。

ここでお気づきの方もいると思います。
XYシリーズのスタン落ちが発表された2018年JCS。
そのシーズンの初頭には「ウインターバトル」が開催。
サンムーンレギュレーション、すなわちXYシリーズを使わない構築でのイベントもすでに行われていました。

つまり”レギュレーション改定の前には、新レギュレーションに準ずるイベントが開催されるはず“なのです。

…いや、しかしAマークに関してはそんなものは無かった。
(自分でそういうイベントは開催したけど、3人しか集まらなかったし。)

まとめると、
◯シリーズの中で部分的に落とすことはなかった
◯Bマークレギュレーションでのイベントもなかった

以上のことより、剣盾シリーズに入っても、Aマークが使えると予想されていたし、
誰に聞かれても自信を持って「落ちない!」と答えられる状況だったのです。

しかし、実際は…!

2.何故「今」なのか

…あきらかに様子がおかしい。

今までの公式のやり方からしたら、”あり得ない”立ち回りと言えます。
でも、世の中のすべてのことには、”理由”があります。

──このレギュレーション改定は、急遽決まったものではないのだろうか?
──公式の「苦肉の策」「苦渋の決断」だったのではないだろうか?

ここで、逆転裁判が大好きなロロたんぬは、発想を逆転させました。

──Aマークを落とした理由を考えるのではなく、
Aマークを落とすことによって、誰が喜ぶのかを考えるの──

‥‥チ ヒ ロ サ ン‥‥!

……Aマークを落とすことによって、喜ぶ人物、

それは、新規参入の方々、と考えます。

大ブーム到来後、Bマークのカードたちは2019年9月現在ほぼほぼ再販されましたが、Aマークのパックはほとんど再販されませんでした。
……新規の方々は、Aマークのカードを手にする手段がない。

Aマークをレギュレーションから外すことで、
Aマークのカードを探す必要がなくなり、
公式もAマークのカードを再販する必要がなくなる
のです。

これはもうwin-winなのではないでしょうか。
これを思いついてしまったので、いてもたってもいられず、年表を作り、記事を書いております。
憶測ではありますが、Aマークを落とした理由としては十分かと思います。

3.泣き寝入りするしかないのか

頑張って集めたAマークのカードたち。
このままレギュ落ちを黙って見ているしかないのでしょうか。

否。

エクストラレギュレーションがあります。

ここ最近の公式からのエクストラ推しは、
Aマークを能動的に落とすためにエクストラレギュレーションを盛り上げている」とも読み取れます。

先ほどの解説のBREAKバトル、ウィンターバトルの逆パターンですね。
Aマーク落ちを先に揶揄するのでなく、Aマークが落ちても安心なように地盤を固めている、と。

どちらを選ぶかはプレイヤー次第です。
ローテーションし続けるレギュレーションに身を置くか、
エクストラレギュレーションで「レギュ落ち」を気にせずに遊び続けるか。

ふふ、ポケカもちょっとMtGみたいになってきましたね。
エクストラレギュレーション始めてみようかな〜っていう人は、ぜひこちらの記事とかどうぞ。

ロロおじが教える、エクストラバトルの日にピッタリなデッキ案!

【ポケカ】エクストラレギュレーション活躍カード集!【2021年1月22日現在】