こいつの…正体は…!?(ポケットモンスターspeciall 44巻より)

 
 
 
 
 
 
 
 

はじめに

ポケモーニング!トイです!

皆さん、ポケモンカードを楽しんでいますか?
強いポケモンやカードの組み合わせを探したり、勝つためのプレイングを磨くのも楽しいですが、
私は、好きなポケモンや、使いたいカードを入れた『ファンデッキ』を使って遊ぶのも大好きです。

その好きが高じて、イベントオーガナイザーを取得してからファンデッキのイベントをたくさん開きました。

⇒ファンデッキとは?

公式チャンネルに取材していただいた春のファンデッキコンテスト

だんのうらさんに動画にしていただいた夏のファンデッキコンテスト』『冬のファンデッキコンテスト


うわーめっちゃ楽しそうだ…この動画だけでもいいから見て欲しい…

それから、ファンデッキを持ち寄ってバトルする『ヤナトイナイト』※というイベントを毎月平日夜に開催しています。

※トイとヤナギブソンの開催するファンデッキイベント。公式で2015年に開催された『カリンのナイトバトル』をオマージュ。
参加者がファンデッキを持ち寄り、4人1グループで3回対戦。その中で一番勝った人が優勝という他に、最も魅力的だったデッキに投票をお互いに行い、グループ内で最も獲得票が多かった人にバッジを進呈。
詳しくはTwitter #ヤナトイナイト で検索!

 
 

企画について

そんなファンデッキ好きな私が、ある時、こんな企画を見つけました。

#ポケモントレーナーなら全ポケモン語れる説

この企画は『けだまメモ』『Appdate』でポケモンに関する記事を執筆されている、ざわ氏(@zalwa13)が始められた企画で、ランダムに選ばれたポケモンについて一つの記事で語る。という内容のものです。

トリプルバトルを中心に、滅多に使われないポケモン界でもさらに使われないようなポケモンを活かしてバトルをされてきたざわ氏は、どんなポケモンに対しても、そのポケモンにしかない個性を記事にされていて、本当に尊敬できるポケモントレーナーだと思いながら楽しく読ませていただいています。

しかし、私もポケモンカード歴、ポケモンファン歴22年のポケカ老人であります。
そして、自身のファンデッキイベントで400を超えるファンデッキを見て記録してきたという自負があります。

おそらく、ランダムで選ばれたどのポケモンに対しても何らかのファンデッキをつくることができるのではないでしょうか!!
私のポケカ愛とポケモン愛を試す挑戦の始まりです。

ルール

ファンデッキの定義

そうはいっても、ぶっちゃけデッキをつくることというのは実際誰にでもできます。

「カメックスが好きなのでゼニガメとカメールとカメックスだけでデッキを組みました!」

これでもファンデッキの完成です。
しかしそれだけではあまりにも味気ないので、私個人で目安を設定しました。

・ヤナトイナイトで1勝以上できそうなデッキであること
・ヤナトイナイトで1票以上もらえそうなデッキであること

この二つの目安です。

これまでに13回開催し、200を超えるデッキが参戦したイベントなので、なんとなく達成できそうなラインというのが自分でわかります。

そうはいっても結局私のさじ加減になってしまうんですけど、まあ細かいことは気にしないで楽しくデッキをつくっていきたいと思います。

ポケモンの決定は、本家と同じように診断メーカーを使用します。

この診断を使うと誰でも毎日ランダムに1匹のポケモンについてデッキを考えることができるので、暇な方はぜひ挑戦してみてください!!

運命の1匹目は…!!

さあ、前置きが長くなりましたが、さっそく1匹目のポケモンを見ていきましょう。

記念すべき1匹目のポケモンは…

 
 
 

 
 
 

 
 
 
(ドコドコドコドコドコドコドコ)
 
 
 

 
 
 

(バンギラスとかだったらいいなぁ)

 
 
 

 
 
 

ドン!!

 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
ミル…ホッ… グ… ?
 
 
 

 
 
 

 
 
 
 
 
 
知らないポケモンロト〜…
 
 
 
 
 

ポケモンを見てみよう

ミルホッグというポケモン


 

このケミカルXをがぶ飲みしたようなポケモンがミルホッグ。第五世代、ブラックホワイトの世代の序盤ノーマル※ですね。

※序盤ノーマル(pixiv百科事典)

モデルはウッドチャック(別名グラウンドホッグ)というリスの仲間みたいです。顔は全然違いますが、直立して周囲を伺うという特性があるため、ミルホッグがほとんど2足歩行しているのはこのためでしょう。

序盤ノーマルといえば、戦闘力こそ大したことはないものの、なみのりかいりきいわくだきなどなんでも使える便利秘伝マシンキャラとしてパーティに加えられることも多いですが、マッスグマとビーダルに比べてこのポケモンの印象がやたら薄いのはなぜでしょうか。

その原因がこいつの存在です。

もう一人の序盤ノーマル、ヨーテリーの存在。
秘伝技の習得は大体同じですがヨーテリーの特性はものひろい。シナリオ中にめちゃくちゃ役に立つ特性です。
そりゃミルホッグつかってねーわ。

各作品のミルホッグ

アニメではジムリーダーアロエの手持ちだったらしいのですが正直覚えていない。アロエはハーデリアのイメージが強い。

ポケスペではプラズマ団が主人公のブラックをかく乱するときに使っていた。これはなんとなく覚えている。

とりあえずこの辺にしておきましょう。
本家の #全ポケ でも第38回にミルホッグが登場しているのでミルホッグについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

カードでのミルホッグ

ようやっとカードの話。
検索してみよう、ポチっとな。

スタンダードでは1枚、エクストラでは7枚のカードがヒットします。
ちなみに、XYが1枚でBWが5枚です。そのうち2枚がプラズマ団のポケモンということで、かなりプラズマ団に魂を売ったポケモンですね。

前半の4枚のミルホッグのワザは「しなさだめ」「もちものけんさ」「みるチェック」「ファストスナッチ」と、
どれも相手の手札や相手の山札を見ることができる効果となっています。

自分を高めようともせずにいつまでも相手を品定めしてるようなやつは間違いなくモテない。

これは「けいかいポケモン」のミルホッグの性質を表しています。
こんな風に、ポケモンごとの設定をカードのテキストに反映しているのがポケモンカードの面白いところですね!
(体が光るっていう設定もあるんだけどそれはどのテキストにも反映されていない…)

スタンダードではあの最強カード、カプ・テテフGXが封入された『SM2L アローラの月光』というエキスパンションに収録されているので、見たことがある人も多いでしょう。

また、熱心なたいあたりジムファンであれば、ポケカルールクイズを「スタンダード」の「むずかしい」でプレイすると結構高い確率でミルホッグの問題がでます。

私はこれがなかったら完全にこいつの記録をなくしていました。

あと、このミネズミに関しては完全に記憶がないんですけど意外と可愛い。ミネズミはかわいい。

ファンデッキをつくってみよう

コンセプトを考えよう

さて、いよいよ実際にファンデッキをつくっていきます。
エンニュートとかこいつとかだったらまずどのポケモンを使うかから考えることができて非常に楽しいのですが、
とりあえず1種類しかいないのでこのカードを使ってデッキを組んでいきます。

この「しなさだめ」というワザは環境の中でもかなり独特なワザです。
相手の山札を1枚トラッシュするだけではなく、2枚見た上でトラッシュしたいほうを選ぶことができるため、
自分にとって都合の悪いカードをトラッシュしつつ、相手が次のターンに何を引くかを把握することができます。
強いかどうかはさておき、コントロール性能のあるカードですね。

このワザと相性のいいカードを考えると、ザクザクピッケルが思い浮かびます。

通常、相手にとって最も不要なカードをトップに持ってくることができるコントロールカードですが、
ミルホッグで相手の引きたいカードをトップにもってきてトラッシュするという動きができるようになります。
これはなんかコンセプトっぽいのでこのコンセプトと相性がいいカードを探していきましょう。

入れるポケモンを考えよう

ザクザクピッケルと相性の良いポケモンを探していくとケララッパというポケモンが思い浮かびます。
(この前も書いたばっかりだ…)
ミルホッグがいないときも相手にとって重要なサポートをトップに持ってきつつ、ケララッパでロストすることができれば非常に強力なはずです。…多少迷惑なはずです。

ケララッパは俗に言う序盤鳥※なので、序盤ノーマルであるミルホッグとの相性もいいですね。

序盤鳥(pixiv百科事典)

ここまでで、相手の山札に干渉して妨害することだけ考えていましたが、それだけでは勝てません。
さすがにミルホッグのたたきつけるだけでサイドを取りきることは難しいので、相手の手が止まった隙に殴れるポケモンが欲しいところです。

かといって、ここで強いからという理由でピカゼクを入れてしまっては意味がないので、相性の良いカードを探して来ます。

<募集要項>
【必須条件】

そこそこ殴りあいができる方。

【歓迎条件】

できればコントロールもできる方。
序盤に出てくる方。

 
 

いやぁ、さすがに都合よくそんなポケモンがいるわけ…

 
 

 
 
???「ぬしゃあっ!!」

 
 

 
 
 
 

い た 。

いつでも相手の手札を見ることでミルホッグのワザの効用を上げつつ、ザクザクピッケルとも相性が良く、ヤバイ奴が出てきたらデカチャンスで吹っ飛ばすことができ、序盤育ちである最高のポケモンです。
あなたのような人材を待っていました。

ちなみに、非GXのデカグースも相手の手札をコントロールすることで火力が出せるいいワザを持っているので採用します。
しかもケララッパとは、アローラ序盤コンビなので相性もばっちりですね。

あとは、便利な序盤鳥のピジョン先輩を入れて完成!!

他のカードを考えよう

意外とポケモンが良い感じのコンセプトになったので、せっかくなのでサポートも序盤統一ができるんじゃないか、と欲張ってみます。
ここでシロナやギーマのような終盤人間を入れてしまうとせっかくのコンセプトが台無しになります。

ジョバンニ先生がいたら迷わず採用だったのですが、残念ながらいませんでした…。

まずは、序盤友達のリーリエとハウ。
序盤しか友達じゃないみたいな言い方になったけど最後まで友達。俺はそう信じてる。

 

注意点としては、デザインを「がんばリーリエ」と「がんバウ」にしてはいけません。
あくまで序盤なので「びびリーリエ」と「あははハウ」であることを徹底してほしい。

次に序盤博士であるウツギ博士も自然と構築に入れることができます。あんまり使わないかもしれないがククイ博士も入れておこう。

せっかくなので、出たばかりの序盤トレーナーの権化ことむしとりしょうねんも入れてみます。
デカグースが入っているということで、序盤キングのイリマと序盤敵組織のスカル団のしたっぱも芸術点が高いです。
あとは序盤女子のポケモンセンターのお姉さんも鉄板ですね。

もうここまで来たらその他も全部序盤で統一してしまいましょう!!
間違ってもまんたんのくすりやこだわりハチマキなんかを入れてはいけない。

序盤ボールのモンスターボール、序盤機械のポケギア、ポケナビ、一応序盤から使えるのでポケモン通信。
ちなみに、ファンデッキをつくるときは、弱くても良いですが1ターンで負けたりしてしまうと相手も自分も微妙な対戦になってしまうので、ポケモンやポケモンを引くカードは多めにするのがおすすめです。
あとはお好みであなぬけのヒモやきずぐすりを入れましょう。
どうぐは序盤っぽいどうぐがなかったので素直にムキムキダンベルを入れました。原作に出てこないのでセーフ。

スタジアムは他に序盤っぽいのがなかったのでトキワの森。
エネは相手のカマドやヒートファクトリーを利用できるので炎にしました。
何色でもいいんですが、鋼やフェアリーはちょっと序盤みが少ないですね。

完成!

完成しました!!
デッキ名はザクザク序盤ズ!!

 
 
 

う~~~~~~~~ん、弱そう!!!!!

サプライ

スリーブとデッキケースはWelcome to Alola!ヤングースとツツケラが映っているのでこのデッキにぴったりですね!!(ツツケラ入ってたっけ)

まとめ

こんな感じでこれからも自由にデッキをつくっていきます!!
※ポケモンをランダムに指定されている時点で自由ではない

ポケモンカードをやっていない方、もしこの記事で興味がちょっとでも沸いたら、ぜひポケカをちょっとだけ買ってみたり、
高田馬場の近くを通りかかる際にはヤナトイナイトを見学に来てください!

次回はハサミがあるアイツ!!

『ヤナトイナイトバトル8』参加者20名のデッキを紹介!