本当に、本当に遅くなりましたが2018/12/13(木)に「バトロコ高田馬場」で開催されました『ヤナトイナイトバトル9』において、20名の参加者の皆様が使用されたデッキを紹介させていただきます。
1年4か月も経過しているのでレギュレーションも変化し少し懐かしさもあるのですが、デッキに対する愛情やギミックの美しさは時が経っても色褪せないものです。
みなさんと集まって対戦できない状況でもあるので、こうやって今一度デッキを振り返って発想力やらギャグセンスやら人類には理解できない啓示やらを楽しんでいただけたらと思います。(ヤナギブソン)

※SM1~SM9「タッグボルト」環境

グループA

優勝・デッキ賞:CHANGさん『ハザードロック』デッキ

以前から相手をハメるデッキを好んで使うCHANGさんらしいデッキ。
ドクケイルもアマージョもエネコロロも単体ではそれほど脅威ではありませんが組み合わさることで何もできない状況を作り出すことができます。
一撃で相手を倒すわけではありませんがじわじわと毒でいたぶっていくかのように相手を追い詰めていきます。
優勝&デッキ賞おめでとうございます!!

佐伯さん『アメモース、ポケカ界に物申ーすデッキ!』

デッキ名でボケないと気が済まないお方。
名前オチのようにも思えますがしっかりとデッキ内容も練られています。
クラッシュハンマーやプルメリでエネルギーを破壊しアメモースでエネルギーを貼らせず、少ないエネルギーの相手に高いダメージを叩き出すアローラペルシアンで攻めていきます。
エネルギーがたくさんついてしまった相手にはサポート役でもあるヤレユータンのサイコキネシスが刺さるため相手にとっては常にエネルギー管理に困らされる厄介なデッキでした。

アイスさん『外道なるキャット&バードウォッチング』デッキ

その名の通りキャット(マニューラ)とバード(ドンカラス)の組み合わさったデッキ。
サブアタッカーにばら撒けるカプ・コケコ、とGXメタのフーパがいて多彩な動きができるものの基本的にはユニットエネルギーで動けるように構成されていて打ち損なうことが少ないです。
ベンチに多くダメカンを乗せられるデッキなので最後はカプ・テテフでフィニッシュ!

カシノキさん『MISSING!』デッキ

DAMAGE、HANDに比べて条件が些か条件が厳しいように思えるMISSING。
スピード、パワー的にヤナトイ環境はスタンダードよりも落ちるためまだ戦える余地はあるといえます。
実際ヤドキングのきおくをとろかすで進化先を消し飛ばし動きを止めてからサポートをロスト送りにしてあと少しまで詰め寄る試合もありました。
決まるところが見たかった!!

グループB

優勝:あぽろさん『幽霊のおもてなしパーティー』デッキ

招待状を貰ってわーいわーいとベンチにでてきたら30乗せられておまけにマインドジャックのダメージもあがってしまう。ひどい。
ヨノワールとジュペッタの特性により相手の場がたくさんしょうたいすることができるのですが、こちらもソーナンスでパーティアタックでもてなす準備もできています!!(どちらにせよ攻撃はする)
手札を見る機会が多いためゲンガー&ミミッキュGXも使いやすいです。

デッキ賞:ロロたんぬさん『ぐるぐるパンチ』デッキ

ジムバトルプロモのみみなりベルとガルーラGXが存分に活かされたデッキ。
ワザをうけてもこんらん、攻撃してもこんらん、まっててもオドリドリに呼び出されてこんらん。
しかもパラセクトのパニックほうしでこんらんしているだけでもダメージを負っていってしまいます。
相手もプレーヤーも次第にどうしていいかわからなくなってしまうデッキでした。

あこさん『ブイズ』デッキ

8種類のイーブイからの進化ポケモンがすべて採用されたデッキ。
イーブイ以外のポケモンが全く採用されていないのも潔いですね。
基本エネルギーが各種1枚しか採用されていませんが当時リリース直後のトキワの森を活かして必要なエネルギーを持ってくることができました。

タタラさん『タマタマサイクロン』デッキ

タマタマをトラッシュした分ダメージの上がる、たまおとしアローラナッシーをメインに据えたデッキ。
常にダメージが出せるようレスキュータンカで山に戻したタマタマをマシェードのはっこうですぐにもってこれるようになっています。
ワタル◇からアローラナッシーが出せれば場に必要なタマタマの枚数が少なくなるため更に高ダメージを継続しやすくなります。

グループC

優勝・デッキ賞:ぐぅさん『Let’s GOイーブイ(カントー)』

こちらもイーブイズデッキではあるんですが、ぐぅさんのデッキはさらにLet’s Goピカチュウ&イーブイに登場したグッズ、人物だけでデッキが構成されています。
デッキ名の通りメインはイーブイなのでイーブイのワザでしか攻撃しません。
そのためドロー回りは結構厳しい内容になっていたのですが回復タイミングを見計らうなど持ち前のプレイスキルを活かして全勝されていました。

りふぃるさん『ふたご座流星群を見に行こう』

ジラーチとメテノが降り注ぐ幻想的なデッキ。
ほしぐもちゃんがルナアーラGXにも進化します。
何度もレスキュータンカからメテノが降り注いでいました。

よこみーさん『サスケ』デッキ

ゼラオラGX+バクフーンの多色デッキ。
ツボツボのはっこうえきで雷エネをトラッシュに落としフルボルテージGXで加速。
それをバクフーンのバーニングエナジーで炎エネに変えて攻撃する流れの綺麗なデッキでした。
ゼラオラGXのおかげで足回りが気軽なのもよかったです。

もじゃさん『エネなしやけど』デッキ

ダメージソースはやけどのみ、エネルギーの一切採用されていない男気が熱い。
マフォクシーとゴウカザルが揃うとやけどダメージが60と馬鹿にならなくなってきますがナマコブシとシンボラーGXが反撃系の特性を持っているため素直に前を攻撃するのも躊躇います。
エネルギーがないから攻撃されないと油断したところをアローラガラガラGXがかっさらうことができるのもいいですね。

グループD

優勝:ハイラルさん『URを叩き割る幼女とナメクジ軍団』デッキ

”URをたたき割る幼女”間違いではない。
広大な大地を笑顔で叩き割る幼女ことユリーカ。
ジャッジメントGXを連続で放てるようナメクジ軍団ことマグカルゴがサポートします。
圧倒的なパワーをもってグループ優勝おめでとうございます!!

デッキ賞:まこさん『エモいアローニャアンノーン(ポケモン42枚)』デッキ

ヤナギブソンの好きなビークインとトイのイメージポケモンでもあるモジャンボが4枚ずつ採用されたデッキ。
ただしHANDの材料にされるだけで実際に場に出ることはありません。
ザングースのヘッドハントで毎回5~6枚のポケモンを手札に加えていきあっという間にHANDを完成させていたのはさすがヤナトイのHAND王です。
ただエモいって自分で言うとちょっと違うなという気もするのですが。

エンペンさん『ポケカジュラシックパーク』デッキ

自作プレイマット芸人ことエンペンさんの今回のネタはジュラシックパーク。
対戦する前からだいたい「そういうデッキね」って言われてそうです。
化石研究員や化石発掘マップなど世界観を出せるカードが少なく、化石ポケモンは出すのが大変なため対戦はなかなかつらそうでした。

ミウラさん『これから毎日山を焼こう』

某アニメを彷彿とさせるデッキ名。なぜ「ぜ」までいれなかったのか。
やまやきファイヤーをバトルシャトレーヌで加速させるのですがそれを補佐するのは万能ポケモンゾロアークGX。
最終盤にはエネリサイクルとともだちてちょうで確定加速させることもできます。
が、気が付いたらテテフGXとゾロアークGXに普通にエネ貼って殴ってて笑いました。

グループE

優勝:マツモトさん『キャバクラレジギガス』デッキ

こちらもバトルシャトレーヌで加速させるデッキ。
加速先は超ヘビー級ポケモンレジギガス。
エネルギー要求が高いだけでなく特性を解除しないとワザがうてません。
フーパGXでシャトレーヌを揃えてアローラベトベトンで封印を解いてから攻撃をするのはそれだけでロマンがあります。

デッキ賞:まぁやさん『クリスマスの焼き鳥LO』デッキ

やまやきファイヤーのデッキ2つ目。
こちらは12月開催だったのもありクリスマスになぞらえバシャーモとの鶏合わせ。
実際動きとしてもシナジーがあり前のファイヤーのやまやき枚数を担保してくれます。
炎ポケモンだけで構成されているのでタッチで入っているカツラの一発勝負にも目がいきますね。
デッキ賞受賞おめでとうございます!!

ミヤさん『四人はプリキュアシャトレーヌ!!シャトレインボー!』デッキ

ついにはプリキュアになってしまったバトルシャトレーヌ。
マジカルリボンでシャトレーヌを集め、今回の加速先はホウオウ。
エネルギーの種類によって打点が上がるので一気にカラフルなホウオウが完成します。壮観。

ののほほさん『他力本願寺』デッキ

あいてのベンチのポケモンの数こちらもベンチを並べるラブカス、相手の手札のサポートをワザとして使うドーブル、相手の手札の枚数分引き直すモノマネむすめなどとにかく相手依存のカードばかりで構成されたデッキ。
自発的にダメージをあたえられるのがゲンガー&ミミッキュしかいないがそれも相手依存なので避けられる可能性がある。
相手依存すぎて動きが止まってしまったときにトップでナツメの暗示引いてきた!!ってなったのにカツラの一発勝負がめくれたのはめちゃくちゃ笑いました。

まとめ

これを書くにあたって1年4か月ぶりにスコアシートや写真を見返したので正直忘れてることが大半なのでは・・・?と不安なところもあったのですが結構覚えてました。
やはりそれだけ皆さんのデッキが印象的なものが多く、見ていて楽しかったんだと思います。

環境的には初めてTAGteamがカードとして登場し、意識しなければならない耐久ラインが少し変化した時期です。
まあヤナトイ的にはそこまで影響ないのですがやはりTAGを採用してる方は場持ちがよく時間を稼ぐこともできるので比較的コンセプトを遂行できていましたね。

次回はそんなに間を空けずに書きます!!