おはこにゃばちにんこ。
ロロたんぬです。
新弾のリストが公開されたので、
たいあたりジムexvsのお時間です。
たいあたりジムexvsとは…
毎回、「新弾にまつわる何かをして、記事にする」。
たいあたりジムメンバーが、
新弾リストが公開されてから、
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今回はズバリ、
「むずむずかふん」スボミーについて掘り下げていきます。
タイトルは言いたかっただけです。SDVXで一番好きな曲です。遊んでないけど。
このカードの発表は世間を大きく震撼させたと思います。
0エネグッズロック。
しかもダメージあり、にげる0。
誰しもが“””ヤバい”””と感じたはずです。
そのヤバさについて、ロロたんぬなりの見解を述べていきます。
スボミーのヤバさ
テラスタルフェスex前の環境でも、ワザで”次の相手の番、相手はグッズを使えない”カードはたくさんありました。
たとえば、「とこやみ」ジュペッタexや、「さくらんパウダー」モルフォンなど。
しかし、これらは進化ポケモンなので、お手軽なグッズロックとは言えません。
しかし、スボミーはHP70以下のたねポケモンであり、エネルギーなしで「むずむずかふん」を使えるため、
後攻プレイヤーの最初の番のなかよしポフィン1枚から、
展開+バトルポケモンをにがしてスボミーでグッズロックまでたどり着けるようになりました。
これのおかげで、相手が先攻2回目の番にふしぎなアメを使ったり、大地の器を使ったりして一方的に攻撃してくることを防ぐことができます。
後攻プレイヤーの2回目の番が安全に迎えることができ、逆にこちらが先にふしぎなアメを使ったり、大地の器を使ったりして盤面を有利にできます。
さらに逆に言えば、相手からも先攻2回目の番に「むずむずかふん」でグッズロックをされると、どちらもスボミーを睨み合わせることになってしまいます。
かろうじて10ダメージは出るし、スボミーのにげるためのエネルギーは0なので、泥試合になることはないのですが、ゲームスピードが著しく低下することは容易に予想できます。
また、昨今のスタンダードレギュレーションは、
ペパーが採用されたデッキや、ポケストップで大量にグッズを使うデッキが多いです。
このスボミーの「むずむずかふん」1回でビタッと動けなくなるデッキも多いのではないでしょうか。
この記事では、スボミーの登場によって”どのように環境が歪むか”を、
かつての”お手軽グッズロック”の歴史から、予想していきたいと思います。
かつてのお手軽グッズロックの立場
ポケモンカード28年の歴史の中でも、スボミーくらいお手軽にグッズロックを仕掛けることができるポケモンは多くいました。
それらが及ぼした環境の変化や構築の変遷などを、ロロたんぬの主観で掘り下げていこうと思います。
※ロロたんぬがポケカを始めたのは2008年なので、それ以前のカードについては掘り下げられません。また、「環境」について意識し始めたのは2014年くらいからなので、それ以前の構築の変遷については完全に主観であることをご容赦ください。
※”グッズを出して使えない”ポケモンではなく、”お手軽にグッズロックができる”ポケモンについて掘り下げていきます。
ゴース
0エネのワザ「まっくらやみ」を持ちます。
“先攻プレイヤーの最初の番にトレーナーズがすべて使えない、ただしワザは使える”というルールの時代。
さらに、“後攻プレイヤーの最初の番にふしぎなアメを使える”というルールの時代。
「トレーナー」つまりグッズを使えなくするこのワザは、圧倒的に後攻有利だった環境で、先攻後攻をひっくり返すチャンスがあります。
一応、ダメージはないのでこれだけで勝てることはないため、ゲンガーデッキである必要がありましたが。
破空の激闘の発売で、このゴースそのものが環境に及ぼした影響よりも、ゲンガーやそのほかのポケモンがおよぼした影響の方が大きかったので、構築がサポート寄りに変わったような印象はありません。
ミカルゲ
ポケボディー「かなめのふういん」でおたがいのプレイヤーはグッズが使えなくなり、
0エネのワザ「ダークグレイス」でベンチポケモンを進化させることができます。
たねポケモンが主体のSPポケモンデッキが環境の中心だったところに突然現れた、激ヤバシステムポケモンです。
2進化デッキは「ダークグレイス」、破れた時空、ふしぎなアメなど様々な方法で進化できるようになりましたが、
1〜2エネで戦うデッキは破れた時空やふしぎなアメで高速で展開し、
3エネ以上つけたいデッキはミカルゲでじっくり組み立てる環境だったと思います。
しかし、ミカルゲを意識してサポートばかりにすると、「テレパス」サーナイトで相手にサポートを利用されてしまうし、
ポケパワーでデッキを回そうとするとパワースプレーで止められてしまいます。
当時の構築のグッズ・サポート・ポケパワーのバランスは非常に難しかったはずです。
ゴチルゼル
LEGENDシリーズは引き続きミカルゲでグッズロックする環境が続いていましたが、BWが発売するとDPシリーズはデッキに入れられなくなります。
入れ替わりでBW第一弾に現れたのがゴチルゼル。バトル場にいあるだけで相手だけがグッズを使うことができなくなり、
LEGENDのラフレシアと違って自分自身の構築をゆがませる必要がなかったことが強力でした。
2進化であったものの、ふたごちゃんから安定して組み立てることができ、狭いカードプールの中でゴチルゼルを立てるだけで困るデッキは多かったです。
しかし、BW3でミュウツーEXが登場した瞬間に環境外に転落、1年ほどしか活躍の機会はありませんでした。
たねで高速展開するデッキも少なくなかったため、ゴチルゼルに勝てないからと言って、グッズとサポートの配分を気にしたデッキは少なかったと思います。
ゼブライカ
ワザ「でんじしょうがい」でグッズロックをしかけられます。
しかし、1進化でエネルギー2つ必要というところで、環境を支配するほどのパワーはありませんでした。
BW後期で白銀の鏡が登場し、ツールスクラッパーを使わせないことでプラズマ団を完封するデッキが組めたことはありますが、プラズマ団デッキ以外への解答は持ち合わせていなかった印象です。
オーロット
しばらくお手軽グッズロックができなかったところに、突如として現れたのがオーロット。
ゴチルゼルが2進化だったのに対し、1進化で全く同じ特性を持ちました。
登場直後は「ウッドスラム」は使わず、ゴチルゼルの枠をオーロットに差し替え、ベンチポケモンと入れ替える系のワザと組み合わせて使われていたと思います。
XY6でミツルが登場して先攻最初の番に使えるサポートで進化できるようになり、XY9でボクレーが「かくせい」を会得、BREAK進化まで与えられて一躍環境トップクラスに。
しかしその頃にはガマゲロゲEXも登場していたので、オーロットの安定感・速度感に対して、環境の構築が新しく変わった印象はありませんでした。
しかし”オーロットやガマゲロゲEXに詰まないようにする”環境は、XYシリーズが使えなくなる2018年までの5年間、ずっと意識されていたと思います。
ガマゲロゲEX
ダブル無色エネルギー1枚で「ブルブルパンチ」。
これまでのグッズロックは”グッズを使えなくするだけ”がメインのお仕事でしたが、ガマゲロゲEXはHPが非常に高いルール持ちたねポケモンで、そのままアタッカーとしてサイドを取れるスペックだったのが強力でした。どくさいみん光線の存在もその攻撃力を後押ししていました。
BWの非ルールの進化ポケモンたちがまだまだ環境の一角を担っていたところに登場し、ふしぎなアメやボール系グッズでの展開に依存していたデッキはほとんど活躍できなくなります。
イベルタルEXやプラズマ団デッキといった強力なたねEXアタッカーを軸としたデッキでしかガマゲロゲEXに対抗できず、サポートが中心のデッキが活躍するようになったものの、ゲーム全体のスピード感としては加速した印象です。
このあとバトルサーチャーも登場しますが、ガマゲロゲEXがいる環境で”サーチャーはまず4投から”のような価値観はXY4当時は一切なかったです。
ラフレシア
2進化ですが、”場にいるだけ”でお互いグッズロック。
XY7で同時に巨大植物の森が登場し、先攻最初の番でもラフレシアを進化させることができます。
オーロットと違いデッキのスペースを大きく割くこと、ワザの性能が高くないことから専用構築になりがちでした。
もともとオーロット、ガマゲロゲEXがいる環境で増えたグッズロックの選択肢の一つであり、環境が変わるほどではなかったと思います。
ホーホー
ダメージはありませんが、「よるをつげる」でグッズロックができます。
XY5〜SM3が使える海外ルールでの、お手軽グッズロック枠として使用されていました。
ダストダス
グッズロックではないですが、環境大きく変えたメタカードの一つ。
ワザ「ゴミなだれ」で相手のトラッシュのグッズの枚数ぶんダメージを増やします。
グッズロックデッキは、ロックをかける時点ですでに使われたあとのグッズに関しては無力です。
そのため「ブルブルパンチ」や「もりののろい」をされる前に盤面を完成させるデッキが環境にいたことは否定できません。
しかし、「ゴミなだれ」はそのぶん回しデッキに対して非常に強力なアタッカーとなります。
このゴミなだれを嫌って、バトルコンプレッサーや、ハイパーボール+シェイミEX「セットアップ」で高速展開するデッキは一気に数を減らしました。
実質的なグッズ対策として、最も環境や構築を大きく変えたカードだと感じます。
オンバーンGX
ワザ「ディストーション」で、「ブルブルパンチ」より強力なグッズロックをしかけることができます。
しかし、進化前のオンバットが無色タイプであったことからダブルドラゴンエネルギーとの相性は決して良いとは言えず、
また、ダストダス環境が根づいた後だったこともあってか、初登場時は活躍していた印象はありません。
今はレジドラゴVSTARのワザ「りゅうむそう」の選択肢として大活躍中です。
ルクシオ
特性「ぬけがけしんか」を持つコリンクから進化することで後攻最初の番から「でんじしょうがい」を仕掛けることができます。
しかし環境に強力な闘タイプのたねアタッカーや、1進化GXポケモンが活躍していたことから、環境をゆがめた印象はありません。
フリージオ
ワザ「カチカチロック」でグッズロックできます。
しかし、レギュレーションマークCの頃にはXYシリーズのトレーナーズがスタンダードレギュレーションで使えなくなっていたことから、すでに構築はサポートに寄っていました。
そのため、初登場時はもはや見向きもされていなかった印象です。
C,D,Eレギュレーションの時に、「クイックシューター」インテレオンと組み合わせる形が登場しましたが、別のメインアタッカーが採用されていることが多かったと思います。
クワガノンV
2エネのワザ「パラライズボルト」を持ちます。
クイックボールが登場したことから、”出した時”効果を持つ特性が活躍する機会が増え、グッズロックの通りは良くなっていました。
また、B,C,Dレギュレーション当時はカプ・コケコ◇やサンダーマウンテン◇といった雷強化の影響を受けて非常に強力なデッキの立ち位置だったと思います。
「ねがいぼし」ジラーチとエスケープボード(当時グッズ)をけん制できるので、注目されていたことは間違いありません。
しかし、直後にコロナ禍に入り、そもそも”環境”というものが作られることはありませんでした。
クワガノンV+ドクケイルというデッキが生み出された時期ではありますが、意識していた人だけが、サポートで入れ替えができるとりつかいを採用していたかなあという印象です。
エクストラレギュレーションで今なお活躍のチャンスがあるパワーを持っていますが、ポケモンex環境だと今ひとつダメージが足りない印象なのと、もともと抱えていた”先にグッズを使われること”に弱い問題は解決できていません。
ピカチュウV-UNION
過去最強クラスのダメージをほこるグッズロック。
エクストラレギュレーションでは後攻最初の番でも「でんじしょうがい」まで決められるカードでしたが、スタンダードレギュレーションでの活躍はほとんどありませんでした。
ジュペッタex
ワザ「とこやみ」でグッズロック。
HPも250あり、下ワザが「ポルターガイスト」で自己完結した性能です。
しかしHPが日に日に大きくなる中で、打点は据え置きの30。
セイジが登場して注目する人が一部いたけど、環境入りするほどではなかったかなーというレベル。
ふしぎなアメは止められても、「エヴォリューション」を止められるわけではないのが大きなところでありそうです。
モルフォン
ワザ「さくらんパウダー」でこんらんつきのグッズロックが飛んできます。
ポケモンいれかえやいれかえカートを使えなくしながらこんらんを付与するので、ワザとしてのパワーは非常に強力です。
しかし、HPが90しかないこと、ワザのダメージが30であることから、モルフォンだけでサイドを取り切るのは難しいです。
「いてつくとばり」ユキメノコと組み合わせて時間を稼ぎながらダメカンをばらまくデッキが活躍していましたが、モルフォン+ユキメノコを対策するために、グッズを減らしたデッキはなかったと思います(プレイングでカバーできた)。
デンチュラex
一番最新のグッズロック。打点もピカチュウV-UNIONを上回りますが、
「フルグライト」はリソース管理が非常に厳しいため、トラッシュからのエネルギー加速に頼らざるを得ず、環境に与えた変化はありませんでした。
スボミーの再評価
ここまで振り返って、スボミーの「むずむずかふん」の評価や、与える影響について、あらためて考えてみたいと思います。
環境全体のグッズへの依存度
手軽にグッズロックができても、相手がグッズを使わなければ意味がありません。
BW~XY期のように、ルールを持つポケモンを倒すためにグッズの力に頼らざるを得なかったデッキが多ければ、グッズロックの相対的評価は高くなります。
逆に、サンムーン期のように、グッズよりもサポートが中心の環境では、あまり活躍できません。
F,G,H環境は「かくしふだ」かがやくゲッコウガやポケストップが活躍していて、
デッキを安定して回し続けられるグッズを多く採用したデッキは多いです。
(タケルライコexやトドロクツキexなど)
しかし、序盤はグッズに依存しながらも、一度盤面が完成してしまえば、
残りはポケモンの特性やワザのパワーで押し切るデッキも存在しています。
(リザードンexやサーフゴーex、ルギアVSTARなど)
これらの”グッズに依存したデッキ”が環境にどれくらいの割合で使われているかどうかも、スボミーの評価にかかわってくると思います。
グッズロックの手軽さ
スボミーの評価すべきポイントは、エネルギー0個でグッズロックができることです。
後攻最初の番の先発としてだけでなく、
終盤のカウンターキャッチャー+「むずむずかふん」で無理やり1ターンをもぎとるのにも使えるのは、高評価です。
「さかてにとる」キチキギスexやナンジャモと絡めて、カウンターキャッチャーが積極的に採用できるデッキとは相性が良いです。
スボミーの耐久力
スボミーのHP30、ここがこれまでのグッズロックの中で最も評価の低い部分です。
非ルールのグッズロックでも最低HPは50、しかも進化する可能性もあったことから、
“進化しないHP30″がいかに低いかが、うかがい知れます。
ここ2年のポケモンカードを見ていると、
“HPの低いポケモンのワザのパワーは少しくらい高くても大丈夫”といった調整がされているように感じます。
実質4エネ加速の「バチュチャージ」バチュル、
最大7枚ドローの「にぎにぎドロー」ピィ、
どこにでも30ダメージが出せる「バリバリショット」エレキッドなど……。
次の相手の番にほぼ確実にきぜつさせられるHPをしていることから、
“サイド1枚と引き換えに強力なワザを持っている”とも考えられます。
「むずむずかふん」はサイド1枚を相手にとられることを覚悟して、1ターンのグッズロックを仕掛けるカード、とも評価ができます。
このHP30をどのように対策するかが、対スボミー戦では必要な要素だと感じます。
環境の変化の予想
グッズ依存度や手軽さ、耐久面を踏まえて、
今後のデッキ構築の変化や環境への影響を予想します。
以下の3つの指標で、評価をしていきます。
グッズへの依存度
相手に「むずむずかふん」を使われたときに、どれくらい困るか。ペパーがたくさん入っているからと言って、「そくせきじゅうでん」さえ使えればデッキが回るよ!という場合は依存度は低めと言えます。
対スボミー相性度
スボミーに対して対抗する手段があるかどうか。
たとえば、”1エネ30のワザを持っている”、”非ルールのアタッカーが優秀”などの理由で、大した問題がなければ★の数は多く、
“グッズへの依存度が高すぎて対策が難しい”、”スボミーを倒すためにわざわざルール持ちポケモンで戦わなければならない”デッキほど、相性が悪いとし、★の数が少なくなります。
スボミー採用度
実際にスボミーを採用するデッキかどうか。
1ターンでも相手が止まってくれれば、勝てる試合はある!という場合は採用度を高くします。
特に、カウンターキャッチャーの採用の有無が大きいと思います。
タケルライコex+オーガポンexデッキ
グッズへの依存度★★★★☆
対スボミー相性度★★☆☆☆
スボミーの採用度★★★☆☆
ポケストップを採用するデッキの筆頭です。
大地の器やスーパーエネルギー回収が多く採用されていて、「みどりのまい」「きょくらいごう」を連発するためにグッズを多用します。
非ルールアタッカーに乏しいため、対スボミー相性度は低めです。しかし、「はじけるほうこう」でデッキを運用することはできるし、1エネだけトラッシュして「きょくらいごう」でスボミーを倒せることから、まったく対処できないというデッキではなさそうです。
エネルギーがたくさんつけばつくほど強いデッキなので、最序盤で「むずむずかふん」を使う可能性があるデッキですが、カウンターキャッチャーとナンジャモを絡めるようなデッキタイプではないため、終盤での活躍は見込めません。
リザードンexデッキ
グッズへの依存度★★★☆☆
対スボミー相性度★★☆☆☆
スボミーの採用度★★★★☆
ふしぎなアメによる起動がほとんどなので、見た目のわりにグッズ依存度が高いデッキだと判断しています。
「エヴォリューション」型にすることでグッズ依存度を下げることができますが、それが余儀なくされるということは、対スボミー相性度は低い、と言わざるを得ません。
この影響を一番受けるのはピジョットex採用型かもしれません。
「エヴォリューション」を使ったり、「そくせきじゅうでん」ロトムVを採用する場合のスボミーは序盤に活躍させられませんが、カウンターキャッチャー+ナンジャモの詰め性能の高いデッキではあるので、採用度は高いと思います。
ドラパルトexデッキ
グッズへの依存度★★☆☆☆
対スボミー相性度★★★★★
スボミーの採用度★★★★☆
「そくせきじゅうでん」ロトムV型が多いドラパルトexデッキですが、エヴォリューション型もしっかり強いドラパルトexはグッズへの依存度は低く、
「ファントムダイブ」のベンチへの効果でスボミーをまとめて倒せることから、対スボミー相性度は非常に高いです。
また、カウンターキャッチャー+ナンジャモだけでなく、偉大な大樹や「カースドボム」ヨノワールとも相性が良いので、序盤中盤終盤いつでもグッズロックを挟む価値のあるデッキタイプだと思います。
レジドラゴVSTARデッキ
グッズへの依存度★★★★☆
対スボミー相性度★★☆☆☆
スボミーの採用度★★★★☆
オーガポンexとスーパーエネルギー回収を採用しがちなデッキなので、若干グッズ依存度の高いデッキですが、「レガシースター」のおかげで無理やり展開することもできるデッキです。
相手のスボミーをいなせるワザに乏しいですが、「ドラゴンレーザー」のベンチへのダメージでスボミーを倒せることは覚えておきたいですね。
レジドラゴVSTARにエネルギーを蓄える時間が欲しいデッキなので、採用する場合は序盤から積極的にスボミーを運用するデッキだと思います。
サーナイトexデッキ
グッズへの依存度★★☆☆☆
対スボミー相性度★★★★★★
スボミーの採用度★☆☆☆☆
「エヴォリューション」との相性が良いデッキなので、グッズ依存度は低めです。
「アドレナブレイン」で軽くいなせるので、敵ながら対サーナイトex戦ではスボミーはむしろ出さない方が良いまであります。
もともと非ルールアタッカーが多彩なデッキタイプなので、わざわざスボミーでグッズロックを仕掛けに行くデッキではありませんが、めちゃくちゃな事故を起こしたときに、カウンターキャッチャーからのグッズロックを仕掛ける選択肢はあってもよいかなと思います。
ルギアVSTARデッキ
グッズへの依存度★★★★☆
対スボミー相性度★★☆☆☆
スボミーの採用度★★★☆☆
最序盤に「アッセンブルスター」が言えるかどうかが重要です。
先攻最初の番にアーケオスがトラッシュできなかった場合、後攻最初の番に「むずむずかふん」から展開できず、ルギアVが先に倒されてしまう、といった試合展開は容易に想像できます。
一度「アッセンブルスター」を使えてしまえばグッズロックも怖くありませんが、「アッセンブルスター」が使えない可能性を考えると、少し手札をトラッシュするサポートを多めに採用した方がいいかもしれません。
積極的にナンジャモからカウンターをしかけるデッキタイプでもないですが、ハバタクカミやクレッフィを採用している人はスボミー採用に一考の余地があるかもしれません。
サーフゴーexデッキ
グッズへの依存度★★★☆☆
対スボミー相性度★★☆☆☆
スボミーの採用度★★☆☆☆
序盤になかよしポフィンや大地の器を多用するデッキタイプです。
しかし、1進化であることから、博士の研究さえ使えていれば攻撃できないということはないと思います。
「ゴールドラッシュ」の1枚トラッシュでスボミーが倒せますが、それのためにサーフゴーexをバトル場に出している状況があまりおいしくなさそう。「パニッシュシザー」ハッサムや「カースドボム」サマヨールといった選択肢はしっかり用意しておきたいところ。
ルール持ちポケモンを青天井で突破できるデッキでありつつ、複数ターンかけて組み立てるデッキタイプでもないので、スボミーは採用しなくても問題なさそうです。最序盤は「にぎにぎドロー」ピィの方が相性がよさそう。
トドロクツキex、「あだうちやばね」デッキ
グッズへの依存度★★★★★
対スボミー相性度★☆☆☆☆
スボミーの採用度★☆☆☆☆
大地の器、ダークパッチ、「あだうちやばね」のダメージを増やすためのスーパーエネルギー回収……
グッズへの依存度がもっとも高いデッキだと思います。
ただし1回でも「あだうちやばね」や「カラミティストーム」さえ使えれば相手はスボミーでのグッズロックを仕掛けにくくなるため、後攻さえ取れれば、といった印象です。
「はじょうもうこう」コライドンの30ダメージを与えるための採用も選択肢に入ると思います。
ジャッジマンを使うデッキタイプですが、カウンター性能は低いので、採用する優先度は低そうです。
ブリジュラスexデッキ
グッズへの依存度★★★☆☆
対スボミー相性度★★★★★
スボミーの採用度★★☆☆☆
ポケストップが採用されるデッキタイプですが、普通に手札からエネルギーをつけるだけでワザが使えるデッキでもあります。
また、進化せずにジュラルドンのワザだけでスボミーを倒すことができるので、グッズロックが解除されるまで、ジュラルドンのままでいることもできそうです。
ブリジュラスexが場に出るまでの時間稼ぎができるので採用の余地はありそうですが、1進化ポケモンがメインのデッキなので、「にぎにぎドロー」ピィの方が優先度が高そうです。
ソウブレイズexデッキ
グッズへの依存度★★★★☆
対スボミー相性度★★★★☆
スボミーの採用度★★★★☆
ポケストップが採用されるデッキタイプ。最序盤はグッズロックをされてしまうとエネルギーをトラッシュに蓄える動きが鈍くなってしまいますが、自身が炎タイプであることから、対スボミー性能は問題ありません。
カルボウも1エネ20ダメージを与えられるものがHP70にげる1で採用しやすいのも〇。
「しんえんほむら」のダメージを安定させるためにターンを稼ぎたい場面があるデッキなので、スボミーの採用はしてもよいデッキだと思います。
カビゴンLOデッキ
グッズへの依存度★★★★☆
対スボミー相性度★★★★★★
スボミーの採用度★☆☆☆☆
おもにサポートで妨害をすることが多いデッキなので、グッズへの依存度は低いですが、ともだちてちょうやポケギア3.0、おはやし笛といったクリティカルなグッズが止められてしまうとメインの動きがとりづらくなることも確かです。
ただ、カビゴン側としては、たった10ダメージを与えてくるだけのポケモンなら、むしろ場に出てくれた方がうれしいかも。
カビゴン、オーガポンいしずえのめんex、ミミッキュ、ロトムV、ピジョットVと必要なたねポケモンしか入っていないデッキタイプなので、スボミーの余地はなさそうです。
ロストギミックデッキ
グッズへの依存度★★★★☆
対スボミー相性度★★☆☆☆
スボミーの採用度★☆☆☆☆
いれかえ系のグッズの採用具合でグッズへの依存度が大きく変わりそうです。
ミラージュゲートを使えなくされると困る場面がありそうですが、そのあいだにゆっくり「はなえらび」もできるので、「ロストマイン」ヤミラミが構えられるまでじっくり待つことができそうです。ピカチュウexを採用したタイプだと、10ダメージを受けてしまうことが結構しんどそう。
手札干渉やカウンターキャッチャーが入るデッキタイプですが、その番に使うワザは「ロストマイン」だと思うので、採用する機会は少なそうです。
ミライドンexデッキ
グッズへの依存度★★★★★
対スボミー相性度★★☆☆☆
スボミーの採用度★★☆☆☆
いわゆる大空洞ミライドンexを基準に考えると、グッズを使うためのペパーを採用するほどなので、かなりのグッズ依存デッキだと評価しています。エレキジェネレーターが使いづらくなるのが鬼門っぽそう。
しかし、「ごっつあんプリファイ」テツノカイナexでスボミーを倒すことができればかなり儲けもんなので、ジリ貧になった場合は分がありそう。
ベンチスペースが足りないデッキタイプなので優先的には採用できなさそうですが、エレキジェネレーターを使いたい番に”おさえ”としてスボミーを挟む戦術はありだと思います。
オリジンパルキアVSTARデッキ
グッズへの依存度★★★☆☆
対スボミー相性度★★★☆☆
スボミーの採用度★★★★☆
場を展開するためのボールや、ヨノワールのためのふしぎなアメを多用するデッキですが、グッズがないと負ける!というデッキではありません。
「あくうのうねり」でも倒せますが、「カースドボム」サマヨールで倒せるとより良いです。
サーフゴーexやブリジュラスexと違い”進化前もルール持ち”であることからボスの指令に弱く、グッズでの展開を許してしまうと先攻2回目の番でボスの指令されてしまう可能性が高いので、後攻をとった場合は「むずむずかふん」で相手を止めておきたいデッキだと思います。
テラパゴスexデッキ
グッズへの依存度★★★★☆
対スボミー相性度★★☆☆☆
スボミーの採用度★★★★☆
ちょっと知見の浅いデッキですが、使うグッズはふしぎなアメや各種ボール系グッズである認識です。
「ほうせきさがし」ヨルノズクが使い切りなので、最序盤のグッズロックよりも中~終盤のナンジャモ+カウンターキャッチャー+「むずむずかふん」で1ターン止まってしまう可能性が高そうです。
後攻最初の番には「ユニオンビート」が使えないので、「むずむずかふん」の選択肢はあると思います。
ガケガニデッキ
グッズへの依存度★★★★☆
対スボミー相性度★★★☆☆
スボミーの採用度★☆☆☆☆
「ヒステリックシザー」の条件を達成するためのブーストエナジー古代と「もうどくふんじん」アラブルタケを準備するために、ネストボールがつねに使える状況にありたいデッキだと思います。
どくのダメカンだけでスボミーは倒せますが、そこまでたどり着けるかどうかが鬼門。
積極的に先攻をとったり後攻から大ダメージを出したいデッキなので、スボミーを採用する余地はなさそう。
テツノイバラexデッキ
グッズへの依存度★★★★★★
対スボミー相性度★★☆☆☆
スボミーの採用度☆☆☆☆☆
クラッシュハンマー、ポケモンキャッチャー、改造ハンマー、カウンターキャッチャー……
妨害のほとんどをグッズのパワーに依存しているため、グッズロックには非常に弱いです。
特性を止められるとはいえ、グッズロックをされ続けているあいだに相手の番面が完成してしまう可能性はあると思います。
テツノイバラex以外のたねポケモンを採用しないデッキタイプなので、採用しません。
サザンドラexデッキ
グッズへの依存度★★★★☆
対スボミー相性度★★☆☆☆
スボミーの採用度★★★☆☆
じわじわと人気なデッキタイプ。
ふしぎなアメ+カウンターゲインで「クラッシュヘッズ」、あわよくば「オブシディアン」を狙いにいくデッキが多いと思います。
エヴォリューション型ならグッズロックには強いですが、他への勝率が下がりそうなので、ふしぎなアメは採用せざるを得なさそうです。
弱点で20ダメージを受けてしまうことを利用して、「アドレナブレイン」マシマシラで跳ね返すこともプランに入れることができそうです。
逆に、カウンターキャッチャー+ナンジャモをするデッキタイプなので、自身がスボミーを採用することは相性がよさそうです。
「オブシディアン」が使えるサザンドラexを2匹育てるまでひたすら「むずむずかふん」するデッキもありじゃないでしょうか?
ヨノワール+ガチグマアカツキexデッキ
グッズへの依存度★★★☆☆
対スボミー相性度★★★★☆
スボミーの採用度★★★★★★
なんか、エネルギーを採用せずに「むずむずかふん」で時間をかせいで「カースドボム」と「ブラッドムーン」だけでサイドを取り切ろう!というデッキ案があるそうですね。
ふしぎなアメへの依存度が非常に高いデッキですが、ミラーマッチではサマヨールの「カースドボム」で相手のスボミーが倒せるので、無限にグッズロックをされ続けるということはなさそうです。
スボミーがメインのデッキタイプともいえるので★は多いですが、カースドボムの回数と、きぜつしてもよいスボミーの数の管理が大変そうだなあという認識です。
メタモンコントロールデッキ
グッズへの依存度★★★★☆
対スボミー相性度★★☆☆☆
スボミーの採用度★★★★★★
「いきなりへんげ」メタモンで、トラッシュにあるたねポケモンのワザをつかうデッキ。「むずむずかふん」を選択肢に入れられるようになり、コントロール性能が上がることが予見されています。
ワザをつかうためのポケモンをトラッシュに送りたいこと、継続して相手の嫌がる行動をとりたいことから、グッズ依存度はまあまあ高いです。
スボミーがワザを使うよりもHPが40大きく、「カーリーウォール」バッフロンにも対応しているので、相当な耐久力がありますが、
対スボミーの観点で言えば、「むずむずかふん」を言い続けるより、30ダメージを出せるワザを選択する方が手っ取り早いと思います。
サイドを取ってしまうことがデメリットとも考えられるので、”30ダメージを強いられている”点ではスボミー耐性は低いヨリかもしれません。
スボミーが採用されていないデッキに対して、ひたすら「むずむずかふん」や「ロストヘッド」を使い分けて相手を困らせます。
環境考察まとめ
ひとしきり、“スボミーにきつそう”とか“スボミーを利用しそう”とかを考察してみました。
思ったよりも”スボミーを酷使しよう”という既存のデッキタイプはあまり多くなさそうです。
しかし、「むずむずかふん」で詰みかねないデッキがあることも確かなので、相手のデッキにはスボミーが入っているかどうか?をあらかじめ予想・予習しておくことと、実際に“後攻最初の番にグッズロックをされたら?”とか、“ナンジャモ+カウンターキャッチャー+「むずむずかふん」をされたら?”とか、イメージトレーニングをすることは大事かなと感じました。
実際はふたをあけてみないとわかりませんが、
ロロたんぬ個人の見解としては、
『HPが低くてダメージも低いのだから、メインアタッカーにはなりえず、グッズ依存環境が終焉を迎えるほどではない』と感じました。
このカードプールで開催されるCL2025大阪、結果が楽しみですね。
ロロたんぬはプレイジムTOKYOでお留守番してます。
暇な人は遊びに来てね。
ではではd(℃。)
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