おはこにゃばちにんこ。
ロロたんぬです。
千葉公認大会お疲れ様でした。
結果は奮いませんでしたが、
備忘録ついでにレポートを書こうと思います。
(もうエクストラに触れる機会もなさそうなので…)
今回も例に漏れずよるのこうしんデッキを使用しました。
その経緯とデッキについて解説しようと思います。
6000字くらいあります。お覚悟を。
チャンピオンズリーグ環境予測
参考にしたのは、
1/27に開催されたシティリーグ千葉大会。
マッシブーン+ダストダスを使用したデッキが多く上位に上がり、
非GX相手に強く出られるセレビィ&フシギバナGXが準優勝といった結果でした。
前回の考察、「オカルトマニア環境」から少し変わって、
・GXを倒すための非GXデッキ
・最大火力で有象無象をなぎ倒すGXデッキ
・非GXからの中打点を耐え抜くデカブツTAGTEAMデッキ
大きく分けてこの3つになるのが予想されました。
粗方の環境予測は、
ポケカメモさんで紹介されている三すくみ環境が近いと思います。
GXを倒す非GXデッキ
マッシブーン+ダストダス
エビワラー+ソーナンス
よるのこうしん など
火力特化GXデッキ
ゲッコウガ&ゾロアークGX
ピカチュウ&ゼクロムGX
(ゾロアークGXデッキ) など
耐久型GXデッキ
サーナイト&ニンフィアGX
セレビィ&フシギバナGX など
この中で使用率が高そうだと思ったのは、
マッシブーン+ダストダス
エビワラー+ソーナンス
これらの非GX軸のデッキでした。
この2つに有利の取れるデッキで、
それでいてTAGTEAMたちにも
きちんと殴り合えるデッキが必要でした。
ただTAGTEAMたちを倒すだけなら、
よるのこうしんを続投することが正解なのですが、
よるのこうしんでは
マッシダスト、エビナンスに
不利を取ってしまいます。
そのため、直前まではエビナンスに
サワムラーとカポエラーを採用した、
「マッシダストに勝てるエビナンス」
の使用を検討していました。
しかし、ギリギリまで
よるのこうしんの使用を諦めきれず、
「マッシダストに勝てるよるのこうしん」
を組むことを検討しました。
デッキ構築
基盤はシティリーグで使用したこの構築。
ここから環境に合わせて変化させます。
よるのこうしんを使うにあたって、
マッシダストに勝つための条件は、
・サイドレースを先行する
・サイドレースをまくられない
・毎ターン安定して攻撃しつづける
この3つを全て成立させることです。
まず真っ先に採用したのが、
ワザ「レッドナックル」をもつマーシャドーです。
先発で殴りに来るマッシブーンを確実にしとめることができ、
返しでの50~70程度のダメージのスレッジハンマーを耐えることができます。
そのため、こちらが残りサイドを4にするまでに、
相手は1枚取るのがやっとになります。
こちらがサイドを4枚にした時の強化スレッジハンマーの返しにも使えるし、
何より次元の谷があればエネルギーなしでワザが使えます。
次に採用したのがヤレユータン。
特性「さいはい」による終盤のドローを担保します。
シェイミEX、デデンネGXに頼ってしまうと、
サイドレースをまくられてしまうため、
対マッシダスト戦ではなるべく
ヤレユータンでドローすることを心がけます。
終盤のN合戦になっても、
攻撃の手を途切れさせないのは、
このポケモンあってこそです。
実はこの動きはマッシダストと同じです…笑
一旦、この2種を採用し、
マッシダストとスパーリング。
マーシャドーを2枚採用し、
絶対にスレッジハンマーで負けないぞ!
という意気込みで回してみるも、
結局ダストダスに動かれ、
マーシャドーではダストダスを倒すことができないため、
行進ポケモンに頼ることになり、
シェイミEXやデデンネGXを場に出してしまいます。
「サイドをまくられないようにする」点がどうしてもクリアできません。
そこで最終手段として採用したのが
ACESPEC「いのちのしずく」。
アタッカーのバチュルやバケッチャにつけることで
そもそもサイドを取られなくなります。
この採用が大正解。
時のパズルによる使い回しで相手はサイドを取ることができず、
サイド先行したまま逃げ切ることが可能になりました。
「まくられないようにする」のではなく、
「サイド先行して逃げ切る」プランを取ることになりました。
エビワラー+ソーナンスに対しては、
同じくいのちのしずくを使用しつつ、
フィニッシュコンボまで見据えて、
闘魂のまわしバケッチャで耐えるプランで戦うことになります。
おそらくこのマッチアップは五分五分です。
ソーナンス下でも動ける
カプ・テテフGXの採用を検討しましたが、
シェイミEXかデデンネGXを減らしてまで
採用するカードではないと判断し、切ることに。
パソコン通信を抜いたため、
デッキの回転率が著しく下がることを懸念し、
トレーナーズポストを採用。
そして完成したのが以下のデッキです。
ざっくり書くと、
入れたカード
マーシャドー
ヤレユータン
トレーナーズポスト
トレーナーズポスト
いのちのしずく(ACESPEC
抜いたカード
オドリドリ
環境における行進の使用率が低いと想定し、抜きました。
マーシャドーGX
対TAGTEAM戦でしか使わないことと、
マッシダストに対してスタートするとまくられるため、減らしました。
パソコン通信(ACESPEC
いのちのしずくを入れるため、泣く泣く抜き。
センパイとコウハイ
トレーナーズポストを採用する際、最後まで悩んだ枠。
2枚採用による安定感は
よるのこうしんにおいて重要でしたが、
少しでも初手の事故を防ぐためにトレーナーズポストにしました。
オカルトマニア
割と早い段階で抜けた枠。
この環境にいるデッキタイプは、
マッシダスト、エビナンス、ゲッコゾロ、サナニンフ、ロンゾロです。
この中では、オカルトマニアを使いたい相手はロンゾロだけです。
マッシダストやエビナンスは特性に頼らないデッキだし、
ゲッコゾロはマーシャドーGXで戦うため使わないし、
サナニンフはアブリボンで防がれるため意味がないし、
ロンゾロは、オカルトマニアなんて言ってる場合じゃない。
以上の理由から、今大会はオカルトマニアなしで戦うことを決めました。
環境デッキに対するプレイング
対ゲッコウガ&ゾロアークGX
相手のあくのはどうに対して、
確実にマーシャドーGXを合わせ、
ダークライGXなどの中型ポケモンへは
バチュルで戦います。
ほぼ全てのポケモンが一撃で倒せて、
オドリドリも入っていない構築がほとんどなので、
有利マッチです。
対サーナイト&ニンフィアGX
相手は2、3ターンを展開に費やします。
その間に、こちらは大ダメージを出せるように準備。
2ターン目には150ダメージくらいを
出せるようになっていると良し。
1匹目のサナニンフを2回の攻撃で倒し、
2匹目のサナニンフは
こだわりハチマキ+マーシャドーGXの270ダメージで倒すか、
エレキパワーバチュルの260,280ダメージで
一撃で倒せるようにプランニングします。
闘魂のまわしマーシャドーGXがカレイドストームを耐えるため、
相手のリソース切れを狙うこともできたりします。
体感では7-3くらいの有利マッチ。
対マッシブーン+ダストダス
先発はほぼマッシブーンで動いてくるため、
マーシャドーかバケッチャをぶつけます。
1匹目のアタッカーでマッシブーンを2匹倒せれば万々歳です。
そのために、なるべく初動はぶん回します。
のちのち、パラレルシティを使って
ベンチポケモンをトラッシュできるので、
シェイミEXかデデンネGXを使っても問題ありません。
理想の盤面は、
こうしん、こうしん、ヤレユータン、マーシャドー、シェイミEX、何か
の6匹で構成されていることです。
後続を切らさないようにしながら、
パラレルシティで自分のベンチポケモンを
トラッシュしやすい環境にしていきます。
こちらが先に残りサイドが4枚になり、
なおかつ場にEX・GXがいなければ、あとは逃げ切るだけです。
強化スレッジハンマーを受けるポケモンが
非GXポケモンのみになるため、相手は「まくる」ことができず、
その後の攻撃をほぼダストダスに任せることになります。
こちらはいのちのしずくバチュルや、
まわしバケッチャを用意しながら、競合うのです。
このプランを取り、時のパズルをうまく温存できれば、
6-4くらいの微有利までは勝てるようになったと思っています。
対エビワラー+ソーナンス
相手の場にソーナンスが出ていると厳しいです。
1ターン目にソーナンスが場に出ていなければ、
なるべくシェイミEXやデデンネGXを消費し、山札を圧縮します。
あとは対マッシダストとほぼ同じです。
サイド先行し、パラレルシティでEX・GXのいない盤面をつくり、逃げ切ります。
ただし、相手にカポエラーが採用されていた場合、少し変わってきます。
フィニッシュコンボを耐えるのは、
・闘魂のまわしつきバケッチャ
・ベンチにいる闘魂のまわしつきバチュル
・ヤレユータン
これだけです。
こうかくレンズ入りだとさらに変わってきます。
ベンチにいても闘弱点は倒され、逆に闘抵抗は残ります。
この倒されやすいポケモンたちが多く場にいると、
相手のフィニッシュコンボ時に、
サイドが2枚以上取られてしまい、まくられます。
サイドレースを3枚以上先行するか、
いのちのしずくや闘魂のまわしをうまく使って
フィニッシュコンボのタイミングをかわすしかありません。
相手のサワムラーのスペシャルコンボを
コントロールすることができれば、さらに有利かもしれません。
正直なところ、五分五分だと思います。
対ゾロアークGX
厳しいです。
サイド先行するとマチス→N→オカルトマニアが飛んできて、
サイド先行できなければただただオカルトマニアが連打されて負けます。
オドリドリ入りの構築が減っているため、
なるべく早めに210ダメージが出せるように準備し、
パラレルシティをうまく使って
相手の展開を阻害するしかありません。
闘魂のまわしつきマーシャドーGXなら、
相手にスカイフィールド下のフル展開ライオットビートを要求できるため、
リソース切れを狙うこともできたりできなかったりします。
センパイとコウハイを減らしてしまっているため、さらに勝ちにくくなっています。
3-7くらいの不利マッチ。
当日のマッチアップ
1戦目 vsアギルダー+ムーランド 後攻
初戦からどやべぇデッキと当たってしまいました。
エクストラレギュレーションで活躍する
カード一覧にホソボソと載せていた、
アギルダーとムーランドを使用したデッキです。
相手をどくとマヒにしながら、サポートを使えなくして、
溜め込んだダメカンをベンチポケモンに押しながす。
なんと、ほとんどの進化ポケモンがBWのカードで構成されています。
こちらが取るべき行動は、
・相手にロックされないこと
・ムーランドを確実に倒すこと
この2つです。
そのため、後攻1ターン目からデッキを回し、
行進ポケモンを7匹トラッシュします。
そして、アタッカーになるのはバチュルです。
バチュルはアギルダーのワザで確実にきぜつし、
マヒになることなく次のアタッカーを場に出せるからです。
しかし、このバチュルに闘魂のまわしをつけてしまう痛恨のミスから、
相手にヨノワールを展開させるスキを与えてしまいます。
サンダースEX対策に採用した、
あなぬけのヒモを3回使うことに成功しましたが、
時のパズルの回収でダブル無色エネルギーを選ぶことができず、
残りサイド1枚に埋まったダブル無色エネルギーが原因となって、負けてしまいました。
(まわしをつけなければ、ニコタマがサイド落ちしなければ…)と、
この日1番悔しい敗北でした。
2戦目 vsゲッコゾロ 後攻
当たりたい相手に当たれました。
後攻1ターン目に
エレキパワー+行進8匹トラッシュ
まで到達できたため、ダークライGXをワンパン。
ゲッコゾロTAGをマーシャドーGXで倒し、
Nで手札を流されなかったおかげで
そのまま次のアタッカーで勝利。
3ターンで終わりましたが、試合時間は15分ほどかかりました。
お互いぶん回し系のデッキなので、1ターンが長い。
3戦目 vsマッシダスト 後攻
いよいよ当たりました。
相手はマーシャドー警戒せずに、
マッシブーンをバトル場に出した状態で
ターンを回してくれたので、
スタートしてしまったヤレユータンに
ダブル無色エネルギーをつけて
(結果かるいしを引いたので無駄になったが)逃げて、
次元の谷レッドナックル。
展開にシェイミEXを使ってしまったので、
なるべくデッキを消費して、
ベンチポケモンを展開し、
パラレルシティでトラッシュする準備をします。
ゴミなだれでマーシャドーが倒されて
残りサイドが5-5になってしまったので、
ここからは「まくられないようにする」「攻撃し続ける」を念頭に
プレイしていきます。
次元の谷、マーシャドーを酷使しつつ、
いのちのしずくで圧力をかけます。
(フィールドブロアーされました)
(貼るタイミング間違えた)
(言うてセンパイとコウハイでフィールドブロアーを選択させたのは偉い)
(言い訳がましい)
最後、次元の谷をトラッシュされると厳しい状況になってしまいましたが、
なんとかバケッチャで攻撃し続けることができ、勝利。
4戦目 vsフーパ+カエンジシ 先攻
対戦相手が知り合いだったため、
デッキ内容は知りませんでしたが、
想定外のデッキを使ってくることが想定できました。
想定は大当たり。
フーパでGXポケモンを、
カエンジシでたねポケモンをロックする激ヤバ構築。
オカルトマニアが入っていないため、
カエンジシが完成した時点で投了しました。
TAGTEAMか、ゾロアークGXしかいない環境で
このデッキを思いつくのは天才だと思いました…。
5戦目 vsサナニンフ+オクタン 先攻
準備時の「たねありません」から、
相手がサナニンフデッキであることがわかります。
オクタンも見えたため、ドローしてぶん回すタイプの、
攻撃的なものであることも把握できました。
セオリー通り、システムポケモンを倒すのではなく、
サナニンフTAGを2回倒すプランを考えます。
しかし、行進ポケモンが2枚サイド落ち。
2ターン目で時のパズル2枚と、
すべてのこだわりハチマキや闘魂のまわしが
消費されてしまい、ワンパンが叶わない展開に。
毎ターン180~200ダメージを与えるも、
アセロラやポケモン回収サイクロンで回復されてしまいます。
順当にサイドを6枚取られてしまい、負け。
結果。
2-3ドロップでした。
今回の反省点
構築の面では欠陥は少なかったと考えています。
オカルトマニアが欲しかった試合は1試合もなく、
(あっても4戦目は勝てなかった。)
これを抜いたことは正解だったと思います。
強いて言えば、ドローソースを削っているぶん、
事故率が高めだったのが反省点だった程度。
しかし、メタ読みが少し甘かったです。
マッシダストが多い環境だと考えていましたが、
実際はマッシダストを倒すための
サナニンフが増えていました。
シティリーグ前は、
“カウンターエネルギー多めのコバルオン型行進”
を検討していたのですが、
「コバルオン無くても勝てるやろ」と抜いてしまい、
考察をやめてしまったのが良くなかったです。
コバルオンがあれば、
闘魂のまわしリベンジバースト(30+90+10)×2=260で
サナニンフがワンパンでき、
返しのカレイドストームまで耐えることができます。
…まぁ、それだけなんですけども。
(環境デッキだけを踏んでいたら、
もう少し違った結果が残せていたのかな?)
と思う部分もありつつ、
エクストラレギュレーションの可能性の大きさを
思い知らされました。
今度は4月のCL京都。
それまでにスタンダードをお勉強しなおさなければ。
ではではd(℃。)