おはこにゃばちにんこ。
ロロたんぬです。

2週間ぶりです。
2週間しか経ってないのに似たような話をすることになるとは
思ってもみませんでした。

というのも、最近のポケカ高額レアの買取価格競争すごいですね。
ボーーッと眺めてるだけでも
見世物として十分なくらい盛り上がったのではないでしょうか。

……もう上がらないでくれ。

「なんでこんなに上がってるんだ…?」
「こんな値段で買い取って一体いくらで売るんだよ…?」

そんな疑問にちょこっとお答えします。

※すべてロロたんぬの目線での考えなので、
現実と差がある点がありましたらごめんなさい。

 

買取金額の高騰の理由は、
大きく3つに分けられます。

1.買う人が増えた
2.価格競争する相手が増えた
3.”売る側”が「売る術」を身につけた

それぞれを噛み砕いていきます。

 

1.買う人が増えた

「ポケモンカードがブームである。」

これはみなさん肌で感じていることと思います。
圧倒的なプレイ人口の増加。
汎用コモンカードの高騰については、前回取り上げました。

 

【コラム】グズマが1000円!?カードの価格の話【ポケカde市場】

初心者~中級者は汎用コモンを集めるので精一杯ですが、
これが高額レアカードとなると、話が変わります。

 

…新規層が増えている中にも、
別のTCGを遊んでいて、TCG慣れした方がいます。

メインとしているTCGがある中で、
片手間でもポケカを触り始めてくれたのは嬉しい限りです。

TCGというものは、少なからずお金がかかります。
それでも別のTCGを始められる、
ということはある程度の金銭的余裕のある方だと受け取れます。


片手間ポケカのつもりが、どっぷり浸かってしまった。
→デッキを高レアのカードで染めたい。
→お金もそこそこある。

ということで、多少高くてもSR・URに手を出し始めます。

需要が増えるということは、もちろん、値段が上がります。
しかも拡張パックが市場にない昨今、
シングル市場でしか手に入らないSRが高騰するのは必然でした。

 

……そして結果的に、”一部の人“に、
ポケモンカードは売ると高い」というイメージを植え付けたのです。

 

2.価格競争する相手が増えた

「ポケモンカードがブームである。」

これに目をつけたのは、カードショップだけではありませんでした。

いまや、TSUTAYAさん、巷のカードショップでも
ポケカを取り扱うようになり、
毎日毎日買取表が更新し、掲載されています。

地域によって価格の差こそあれ、
どのショップも「買取査定に出すなら是非当店へ!」といった
競争意識が見てとれます。

家電量販店では「どこよりもやすく!」が売り文句ですが、
カードショップでは「どこよりも高く!」が売り文句。
多店舗よりも査定が安いと買取に来てくれなくなります。

 

そしてもう1つ、
シングル市場に大きく影響している商売があります。

 

 

……フリマアプリです。

 

フリマアプリは、自宅に居ながらにして
中古カードを購入することができたり
不必要なカードをショップより高値で売ることができたりします。

販売しているかもわからない、品揃えが不透明な
カードショップなんかに行くより、確実にカードが手に入るし、

いくらになるかわからない査定ではなく、自分で販売額を決めることができる。

近くにカードショップのない人は、これを利用しない手はありません。

フリマアプリ上で大人気のポケモンカード。
カードショップは、
そのフリマ価格よりも高く買い取る必要があり、
そのフリマ価格よりも安く売る必要がある。

カードショップもまた、窮地に立たされていると言っても過言ではありません。

 

そのフリマアプリを利用して儲けを出している、
一部の人“との競争でもあるのですから。

 

3.”売る側”が「売る術」を身につけた

「ポケモンカードがブームである。」

今回のお話には、4種類の人が登場しました。

カードショップを利用する人
フリマアプリを利用する人
カードショップの店員さん
・”一部の人

ポケモンカードの買取高騰には、
この4人の登場人物がそれぞれ一役買っています。

カードショップを利用する人は、
必要なカードを買い、不必要になったカードを売ります。
もちろんどこよりも高く売りたいし、
市場にないポケカを買いたいのだから多少高くても我慢して買います。

フリマアプリを利用する人も同じく、
必要なカードを買い、不必要になったカードを売ります。
もちろんどこよりも高く売りたいし、
多少高くても確実に手に入るのだから嬉々として購入します。

カードショップの店員さんは、
在庫を切らさないようにカードを買い集め、プレイヤーへとカードを売ります。
もちろん人を集めるためにはどこよりも高く価格提示をしなければならないし、
抱えすぎてしまった在庫は利益がなくなっても、処分する必要があります。

この3種類の人たちの「めぐり」に目をつけたのが、
一部の人”です。

フリマアプリなどで、少しでも安い価格で提示されているものは買い占め、
カードショップに並ぶ特価品を買い漁り、
多少高くても買ってくれる人に対して売りさばき、
高額買取をしているお店に売りに行きます。

一部の人“たちにとって、ポケモンカードはお金稼ぎのツールなのかもしれません。

 

……さて、ここまではただの市場の動きです。

これだけでは、リーリエは50000円のアイドルにはなりません。

もう一つ、売る側が見出した「売る術」があります。

ぼくが、今回一番お話したかった内容です。

 

 

 

 

その名も、

オリパ

と言います。

 

拡張パックではなく、

個々人で作成した、

高額レアが当たる、

オリジナルパックのことです。

これを作ることによって、売る側は利益をつくっています。

 

…オリパとはなんぞや。それを説明していきます。

ここに、一口3000円のオリパが5個あります。

中身は、
グズマグズマグズマグズマグズマSRのどれかです。

2018年8月末現在、
グズマは1枚あたり1000円、
グズマSRは1枚あたり8000円のカードです。

言ってしまえば4本のハズレと、1本のアタリ、ということになります。
運試しには少しちょうどいいかもしれません。

5人の人がその運試しに挑戦しました。
1人はグズマSRを引き当て大喜び。
4人は肩を落としながらも、グズマを大事にしようと心に誓いました。

現金に換算すると、
1人は3000円を支払って8000円を手に入れ、
4人は3000円を支払って1000円ずつ手に入れました。
オリパ作成者は15000円の売上です。

というのが、オリパの簡単な仕組みです。

 

 

その博打に、”一部の人”は飛びつきます。
(ワンチャン出ればアド!)

一部の人”は、その1000円のグズマを1500円にする術を知っているし、
8000円のグズマSRを10000円にする術を知っています。

15000円支払って、16000円を稼ぐことができるのです。

 

というわけで、
ここに新たな「めぐり」が生まれました。

在庫がたくさんになったところで、
オリパをつくると、
一部の人”が買ってくれる。

オリパは作れば作るほど売れるイチ商品として確立したのです。
(他にも売れる要因がありますが、ここでは割愛します)

 

でも、オリパはそう やすやすと作れるものではありません。
一度に100本のオリパを作ったら、ある程度のアタリと、
ある程度のハズレを用意しなければなりません。

 

じゃあ必要になるのは?

 

 

…買取、であります。

 

オリパの目玉商品は、オリパの売上に直結するため、
多少強気でもゼンリョクで買い取る必要があります。

 

 

 

……おわかりいただけただろうか……

リーリエが、50000円のアイドルになった理由。

それだけではありません。

数ある安価SRが最低買取保証をつけられた理由。

 

つまりは、
「ポケモンカードが”ブーム”である。」
ということ。

 

4.まとめ

ロロたんぬ目線で語るのは、ここまでです。

おそらく、要因はこれだけではありません。
買う人、売る人、様々な理由や思いがあって
ポケモンカードと関わっていることと思います。

買取が高くついたから手放して引退してしまう人、
販売が安くなるのを我慢して待っててくれる人。

いつ弾けるかわからないポケカバブル
不安と焦りとその他何かわからないドロドロした感情で立ち会っておりますが、
渦中にいるのが、一番つらい。…つらくないぞ。

ぼく個人の話になりますが、
ぼくは、ゼンリョクで、立ち向かう所存であります。

ではでは。この辺でフェードアウトしておきますd(℃….