おはこにゃばちにんこ。
ロロたんぬです。
去年の夏からポケカブームが始まり、
急激にプレイヤーが増えました。
パックやスターターデッキを買えるようになって、
やっとブームは落ち着いてきたのかな、と感じるようになってきました。
しかし、まだまだ新規プレイヤーさんは増え続けています。
そんなご新規さんが、ポケカを遊んでいるとき、
わからないことがあったり、
思い込みでルールを解釈していたり、
様々な問題に直面することがあります。
今回は、そんなご新規さんが、
つまづきがちな、ポケモンカードのルール、
すなわち「ポケカ語」について、
簡単に解説します。
ポケカ語とは
ポケモンカードでは、
カードゲームに必要な「ルールにのっとった表現」を使うことがあります。
この”ポケカにおける、ルールにのっとった表現”のことを、
俗にポケカ語と呼んでいます。
(逆に、ルールで説明しきれない、不可解な裁定のことも、「ポケカ語」と皮肉ったりします…)
ルールクイズでよく引き合いに出されるのは、
「●●する。その後▲▲する。」という表現。
これは、”●●ができたなら、必ず▲▲も行う“という意味を含んでいて、
逆に、”●●ができなかったなら、▲▲は行わない“という意味も含んでいます。
たとえば、グズマ。
相手のベンチポケモンを1匹選び、バトルポケモンと入れ替える。その後、自分のバトルポケモンをベンチポケモンと入れ替える。
とあります。
この一文で、
「相手のベンチポケモンをバトルポケモンと入れ替えたら、必ず自分のバトルポケモンをベンチポケモンと入れ替える」
「相手のベンチポケモンを入れ替えられなかったら、自分のバトルポケモンも入れ替えられない」
「自分のベンチポケモンがいなくても、相手のベンチポケモンをバトルポケモンと入れ替えるだけでも使える」
「相手のベンチポケモンがいなかったら、自分のベンチポケモンを入れ替えるためだけには使えない」
など、様々な状況での解釈を一言で説明できます。
ポケモンカードでは、上級プレイヤー用ルールガイド(公式サイト)に記載されているような、
様々な「ポケカ語」があり、
その「ポケカ語」を覚えることで、新しい効果に出くわしても、
正しい解釈をすることができるようになります。
しかし、
68ページもあるルールブックを読み込んで、一語一句覚えるなんて大変です。
ジャッジ試験を受ける人でない限りは、
ルールブックを開くことすらない人がほとんどでしょう。
そこで、もう少し「ポケカ語」を親しみやすくするためのコツを伝授します。
似ている効果を探すとき
たとえば、耐久系のデッキを組んでいるとき、
HPを全回復できるカードを、
「まんたんのくすり」しか知らないとします。
でも、まんたんのくすりは、ついているエネルギーを全部トラッシュしてしまう。
それは困る。
そこでまんたんのくすりの代わりになるカードを、
カード検索で探します。
カード検索「回復」
246件……
いっぱいあります。ありすぎて、どれが全回復する効果か全然わかりません。
そこで、まんたんのくすりの効果に注目します。
ポケカ語では、HPを全回復することを、「HPを、すべて回復する。」と表現するようです。
カード検索「すべて回復」にしてみると、
結果は63件。
これならもう少し探しやすそうです。
カプ・テテフGXのGXワザや、ソルガレオGXのGXワザが使いやすいかな?とか、
まんたんのくすり以外のトレーナーズでは、HPを全回復させる方法がないのか。とか、
いろいろなことに気がつけます。
このように、
ポケカは、「ポケカ語」をもとに効果を記載しているので、
カードごとの「ブレ」や「矛盾」などが生じにくいという長所があります。
応用編
あたらしいカードと出くわすと、
自分の知ってるカードとぶつかることがよくあります。
そんな時、Q&Aを調べると思いますが、
……載ってないことがよくある。
たとえば、
きとうし と レシラム&リザードンGX。
レシリザのワザ「フレアストライク」は、
次の自分の番、「フレアストライク」が使えなくなる効果。
「フレアストライク」を使った次の番に、
自分がきとうしを使った場合、
もう一度フレアストライクは使えるのだろうか?
Q&A検索………
なんと、載っていません。
これは困った。
しかし、ポケモンカードには「ポケカ語」があります。
カードの効果は、規則的に表現されます。
つまり、既存のカードで検索すれば、
すでにQ&Aが出ている可能性があります。
今回問題なのは、
「ワザが使えない」と「かかっているワザの効果は、すべてなくなる」
がぶつかったときの処理です。
1.類似例が載っていないか探す
きとうしで検索した時のQ&A画面を見渡してみると、
ハガネールのQ&Aがあります。
ワザ「ギガトンシェイク」を使ったとき、次の自分の番きとうしを使うと、
ワザを使えるようになるとのこと。
つまり、ワザの効果による「ワザが使えない」状態は、きとうしによって解除できるようです。
2.カード検索を使う
前後のQ&Aを読んでも解決しないとき、
もしくは、さらに踏み込んだ検索をしたいときは、
カード検索から「似ている効果」を探してみます。
「かかっているワザの効果は」と検索してみます。
これは、きとうし特有の文章であることがわかります。
ここで、レギュレーションを【エクストラ】にしてみましょう。
何枚か増えました。
これは、ポケモンレンジャーです。
“お互いの”プレイヤーなどにかかっているワザの効果をなくすサポート。
きとうしの範囲が広がったバージョンですね。
ポケモンレンジャーなら、似たようなQ&Aが見つかるかもしれません。
早速、レギュレーション【エクストラ】で「ポケモンレンジャー」を検索してみます。
なんと28件もヒットしました。
これは何かありそうですね。
(ほとんどがSMシリーズ初期、GXワザ初登場時の「GXワザを使った後、ポケモンレンジャーでもう一度使えるようになりますか?」という質問です。笑)
一番最後に、
ボルケニオンEXとのQ&Aで、”「ボルカニックヒート」を使った次の自分の番~”
という質問が見つかります。
これも、「ワザが使えない」状態をポケモンレンジャーで解除できることが書かれています。
このように、自分が出くわしたことのない問題でも、
似たようなカードの効果から、過去の類似例を探ることができます。
まとめ
どのカードゲームにおいても、
カードに書かれている文章を、きちんと読み解くことで、
理解を深めることができます。
しかし、実際にプレーしてみないとわからない部分も多いです。
一度プレーをして、カード1枚1枚の動きを体験し、
そのうえで改めてルールを確認すると、
体験をもとに納得することもできたり、
自分が間違った使い方をしていたことに気づけたりもします。
ポケカ語をより理解するためには、
・声に出してテキストを読んでみること←一番大事
・わからないときは、カード検索やQ&A検索をうまく使うこと
これらの積み重ねが非常に大事です。
正しくポケカ語を学んで、
楽しいポケカライフを楽しみましょう。
ではではd(℃。)
※何度も記載していますが、「ポケカ語」は俗称であり、公式の言葉ではありません。ご了承ください。