おはこにゃばちにんこ。

ロロたんぬです。

シティリーグに参加してきたので、備忘録を残します。

いつも通り前日譚から。

リスト発表から1週間

ドラパルトexが発表されてから、
知り合いの中であーでもないこーでもないという議論がされていました。

どうやってエネルギーを供給するか?そして供給し続けるか?
リザードンexとの差別化ポイントはどこか?

などなど。

自分もその議論に参加すれど、使う予定は一切ありませんでした。

だって、ダメカン6個の載せ方とかわからんもん!

そこで口をついて出た案が、
「盤面完成する前にぐちゃぐちゃにしちゃえばよくね?」
でした。

イメージしていたのは、クロスディビジョンGX。

先攻最初の番にカキでエネルギーをつけて、
次の番にダメカン20個をばらまこう!というやつ。

実際にPJCSに持ち込んだことがあります。

【デッキレシピ】PJCS使用 大宇宙デッキ【2019お疲れさまでした】

ドラパルトexの「ファントムダイブ」がベンチばら撒きできるデッキタイプだったので、
おふざけ程度に同じようなことができたらいいなあと思った次第でした。

天啓を得たのが、CL愛知オープンリーグのエクストラで準優勝だった、「エレキレイン」アローラライチュウのデッキ。

スタンでも似たような動きができます。

「ぜっきょう」サケブシッポexで1ターンもらいながら、
次の番に「げっこうしゅりけん」や「マジカルファイヤー」で勝利をもぎ取ろう!という考えに。

今回、相方に注目したのが、
「ばくれつエナジー」フォレトスexと「むさぼるつた」チオンジェンex。

エネルギー供給を任せつつ、
2匹の爆発で4枚サイドを取らせたところでナンジャモを使います。
サポートが使えず先1、先2で相手の立ち上がりが遅れたところを、
後攻2回目の番で相手の手札を2枚にしながらチオンジェンexで狩り尽くします。

特に、「むさぼるつた」は240ダメージをベンチに出せるので、
タケルライコexなどのHPが高いたねポケモンも倒すことができます。

草案はこんな感じ。

後攻最初の番のゴールは
・エネルギーつきのサケブシッポexをバトル場に出す
・フォレトスexを2匹手札に抱えながら、ナンジャモも一緒に構える
ことです。

むしとりセットの登場で、盤面完成までがグッと楽になったと思います。
ただ、ナンジャモに重きを置いた構築にしたため、
トレッキングシューズとかおとどけドローンとか入っています。

実際に調整してみると、
ナンジャモを構えるのは、ポケギア3.0も含めると想定よりも難易度が低く、
それよりもフォレトスexを2匹手札に抱える方が難しいことがわかりました。
また、この構築の仕方でも、サケブシッポexをバトル場に出すのもかなり大変でした。

そこで、トレッキングシューズやおとどけドローンを、
フォレトスexやサケブシッポexにアクセスしやすくするボール系のグッズに差し替えました。
サケブシッポexを最も簡単にバトル場に出す方法は
スタートポケモンとして引くことなので、採用枚数を底上げしました。

ボールを増やしたことで、ナンジャモへのアクセスをネオラントVに頼りやすくなり、
ポケモンVを入れたことで森の封印石も採用できるようになりました。

出来上がった構築がこれ。


エクストラほど成功率は高くなく、
先攻を取らされた時に代わりに置いておけるポケモンが採用できませんでしたが、
体感値は安定して後1「ぜっきょう」までは辿り着けるようになったと思います。

フォレトスex2匹の「ばくれつエナジー」がかなり遠く、
1匹での爆発でナンジャモを使わなければいけない状況もあり得ますが、
そこは宿命ということで……

デッキとして満足はしましたが、ひとつ問題点が。

仮想敵として検討した、リザードンexのデッキ。
CL愛知のマスターリーグで優勝した構築に対して、
後1「ぜっきょう」を決めた想定でひとり回し。

ツールはひとしくんを使いました。
スクショ機能もあって便利。

ブラウザ一人回しツール「初手わかる君&ひと(り回)し君」の遊び方

その結果がこれ。

なにこれ。

トラッシュを見て分かる通り、
サポートを使わずに先2でこの盤面。

これはかなり上振れした方ですが、
リザードンexは1度でもアメとリザードンexが揃うだけで
「れんごくしはい」から「バーニングダーク」につながり、
180〜330のダメージが見込まれます。
どうしても「むさぼるつた」だけでは5〜6ターンかかってしまうので、
どこかで揃ってしまいがちです。
ビーダル型だと、「へっちゃらがお」ビッパを倒すことができず、
「はたらくまえば」にもつながってしまいます。

このデッキ、対2進化デッキには強く出られそうに見えて、
リザードンexだけは勝つことができません。

デッキの完成

ここまでが4/26頃。
実際に新弾が発売し、いろいろと情報が出回り始めました。

そこでぼくが目にしたのが、ロスト軸に採用された、オーガポンいしずえのめん。

「いしずえのかまえ」はピジョット型、ビーダル型のリザードンを
ほぼ完封できることに気が付きました。
今までアローラロコンVSTARが流行っていたのも、うなずける……。
エネルギー供給の課題もフォレトスデッキなら気になりません。

オーガポン採用による、後1「ぜっきょう」の成功率だけが懸念点でしたが、
10%の成功率ダウンと、
20%くらいあるかもしれないリザードンexとのマッチアップを天秤にかけて、
オーガポンいしずえのめんexの採用に踏み切りました。

前日夜、完成したのがこの形。

サケブシッポexが1枚減ってしまいましたが、
終盤に不要になるクヌギダマも一緒に減らしながら
ヒスイのヘビーボールを採用することで、器用に立ち回れるようにしました。
“○○が2落ち”の可能性もあるデッキなので、
ヒスイのヘビーボールを採用してよかったと思います。

闘エネルギーの枠は、泣く泣く草エネルギーを減らしました。
「ばくれつエナジー」を2回使うと、
もう戦うポケモンはチオンジェンex1匹しかいないので、
4枚目以降の草エネルギーが山札になくても、ゲームになります。
序盤の「イキリテイク」で巻き込みすぎないように管理が必要になりましたが……

その他のデッキタイプに対して

環境デッキとのスパーリングは一切できていないので、
先2でどれだけの展開が可能かだけを念頭において、検討しました。

ドラパルトex

1番謎が多いデッキ。
リザードンexの枠を置き換えたピジョットex型
「アカシックセンス」ネイティオ型
ロスト軸、リザードンex軸など……

土日のシティリーグ結果はネイティオ型、
しかもネオアッパーエネルギーが採用されていないタイプのものが多かったので、
エネルギーがついたところをむさぼることができれば優位に立てそうでした。
ポフィンが多い構築だと、中盤でマナフィを置かれてしまい、
「ていさつしれい」ドロンチにつながる可能性が高いのがダメポイント。
ピジョット型も勝ち上がっていたようで、そっちとは当たりたくないヨリ。

とにかく1匹でもドラパルトexが進化したらかなり厳しいです。
それでも”””リザードンexよかマシ”””という評価。
なんなのマジ、「れんごくしはい」って。

ルギアVSTAR

1番当たりたい相手かも。
「なみのヴェール」マナフィが入っておらず、
サポートなしの状態から先2で「アッセンブルスター」が決まる可能性はかなり低く、
その後は手札を2枚にでき、テンポを取れます。
ギフトエネルギーがついてないところからむさぼっていけば間に合う認識。
ただボール系の採用が多いので、
ネオラントVからいろいろ解決される可能性も高そうです。

ロストゾーン軸

キュワワーが多く入っているため、手札は潤沢になりやすいです。
ただしこちらもナンジャモを連発できるので、ロストゾーンが7枚貯まるまでに攻め切りたいところ。
もしかしたらあえてサイド4で調整してフォレトスex自身もアタッカーにするのが正解かも…?

セグレイブ+パオジアンex

ビーダルが標準採用されているので、先2ビーダル+マナフィまで置かれると多分負けです。
ビーダルだけ場に出るようなら進化したところからむさぼっていけば間に合いそう。
ビーダルがなければチオンジェンが倒される速度は遅い想定です。
「わななくれいき」によって山札の圧縮が進むので、不用意なナンジャモは裏目かも……。
キャンセルコロンが入っているので、オーガポンのプランは取りません。

雷、未来、古代などのたねex軸

基本的に「なみのヴェール」マナフィが採用されていないので、ベンチに出てくるポケモンexを3回むさぼれば勝てます。
ただし博士の研究などの純粋なドロサポも多く、なんだかんだ解決されちゃうかも……。

アルセウス軸

先2でアルセウスVSTARが場に出るとほぼ負け。
それさえなければアルセウスVに220〜240を与え続けて間に合う想定です。
手札2〜3枚から「トリニティノヴァ」か「ロストインパクト」にたどり着くデッキではないかなと。

カビゴンLO

ジェットエネルギーを多投しているので縛られにくく、
カウンターキャッチャーもはたらかないので、ロトムVを倒しながら手札干渉していけばよいです。

イバラex単

ばくれつエナジーできません。
「ガードプレス」をからめればこちらは2パン、向こうは3パンなので、ゲームにはなりそう。

このほかは、全部手札2枚にすればある程度テンポがとれるので、がんばります。

がんばった結果

1戦目vsドラパルトex

じゃんけん勝ち、後攻

先攻
ドラメシヤに炎エネルギーつけてスタート、
なかよしポフィン+ネストボールで
ドラメシヤドラメシヤロトムVからの「そくせきじゅうでん」の盤面。
1人回しで何度も想定したやつ。負け。でもロトムはかわいい。

後攻
ナンジャモや「イキリテイク」を使いながら、
クヌギダマクヌギダマチオンジェンexの盤面を作れた。
次のナンジャモまで使えそう。
「ぜっきょう」成功。

先2
ドロンチドロンチネストボールマナフィ
ていさつしれい2回からアメ進化。
流石にエネルギーはなかったので70ダメージで耐え

後2
「ばくれつエナジー」2回とナンジャモでチオンジェンex起動して相手の手札を2枚に。
マナフィがいるので泣く泣く「フォレストバーン」

先3
ナンジャモとトップドローで
ボスの指令と超エネルギー引かれてて負け!

2戦目vsアルセウスギラティナ

じゃんけん勝ち、後攻
相手70ビッパスタート。
「へっちゃらがお」じゃない!サンキュードラパルトex!

先攻
アルセウスVアルセウスVギラティナVをベンチに出してエネルギーをつけて返ってくる。

後攻
ナンジャモを使いながら、
クヌギダマをならべてぜっきょうまで。
この試合は先発チオンジェンにギラティナVを倒してもらいながら、オーガポンでアルセウスを詰めるところまでを想定して動きました。

先2
ビッパホシガリスがさらにベンチに出てきて、
ビーダル進化、すあな+まえばコンボ。
ジェットエネルギーを引かれてトリニティチャージ。
やっぱ今のポケカってここまで安定するよなぁ。

後2
2匹を戦わせたいのと、山札に草エネルギーが少なかったことから、「ばくれつエナジー」1回だけにしてチオンジェンに3、オーガポンに1つける。
ナンジャモを使って、ジェットエネルギーを探しに行くも引けず。
「むさぼるつた」しか使えないのでチオンジェンexをバトル場に出してからサイドを2枚しか取らせていないことに気がつく。

120しか出ないじゃん笑

ビーダルを倒して終わり。

先3
ビーダル2匹目が進化し、すあな+まえばコンボから
アルセウスVSTARを引かれる。
ダブルターボ+マキシマムベルトで230ダメージ出されてギラティナに加速。

ギラティナを突破できないので負け。

3戦目vsロストギラティナ

じゃんけん勝ち、後攻

先攻マナフィスタート、
ベンチにキュワワーゲッコウガギラティナVだけ出して終わり。

後攻いしずえのめんスタート。
ハイパーアロマ、ネストボール、なかよしポフィンがあったので、
ネオラントVからペパーを持ってきて、ポケモンいれかえと森の封印石を持ってくると、
やりたい動きができる手札でした。

と思ったらトップドローがペパー。神。
ネオラントVと森の封印石を余らせた状態でクヌギダマクヌギダマぜっきょうまで。

先2、ドローゴー。
手札がサポートだらけだったとのこと。

後2
チオンジェンexまで出す余裕がある動きで「ばくれつエナジー」2回とナンジャモ、封印石で基本闘エネルギーを持ってきて、マナフィを「ぶちやぶる」で倒す。
ロストは「ロストプロバイド」ウッウがいるので、無闇にチオンジェンで戦わせると痛手を負いかねないので。

先3、
はなえらび+ジェットエネルギー+アビスシークでロストが3枚貯まる。

後3、
ギラティナVSTARは負け筋なので、フォレストダンプで倒す。
ナンジャモでまた手札を減らしながら、ジェットエネルギーでチオンジェンをバトル場に。

先4、
はなえらび+アクロマの実験でロストが3枚貯まる。
ギラティナVにエネルギーがついて番が返ってくる。

後4、
「かじばのいっぱつ」+「ロストプロバイド」などの突然のギミックに対応できなさそうだと感じたので、
今度はオーガポンでキュワワーをとる。
ナンジャモをしっかり絡めたので、あとはギラティナVをむさぼれば勝ち。

先5、
「かくしふだ」でギラティナVSTAR、アンフェアスタンプを引かれ、
アンフェアスタンプからアクロマの実験、
アクロマの実験からミラージュゲートにたどりつき、
「ロストインパクト」。

やはり”1回でも相手にワザ宣言されるときつい”ことはかなりのデメリットだと感じました。

あとやっぱり入れててよかった、いしずえのめん。
最後にガチグマアカツキexがベンチに出てきたときは肝が冷えました。
そんなのもいたなぁ。

4戦目vsアルセウスハピナス

昨日シティリーグ上位に上がってて存在を認識した、「ハッピースイッチ」+チェレンの気配りでループするタイプのハピナス。
マシマシラ型だったらワンチャンあったのになぁ。

じゃんけん勝ち、後攻。

先攻
アルセウスVをベンチに出して、ラッキーにエネルギー。

後攻、サケブシッポスタート。
初手ヒスイのヘビーボールが引けたので、サイド確認から。
サケブシッポ、イキリンコ、クヌギダマ、クヌギダマと、ヘビーボールなかったらマジでやばい落ち方でした。
ここでプランを検討。

サイド4にして先発チオンジェン、大将オーガポンの構えをするか、
サイド2にしてチオンジェンだけで決め切るか。

前者なら今の手札のままクヌギダマだけ出してぜっきょうすればよい。
後者だとちょっと走らないといけない。

安定をとって前者でプレイングしました。

先2、ハピナスexが進化して、「おんがえし」まで。

後2、ばくはつナンジャモまで決めましたが、
ここで、アタッカーとしてチオンジェンを選択してしまい、ただ手札干渉してバトル場に220ダメージ与えるだけの動きをしてしまいました。
ここで無理やりオーガポンを運用していれば、未来は違ったかも?

先3、アルセウスVSTARに進化され、かがやくゲッコウガ、ラッキーがベンチに出てきて、
「スターバース」、チェレンの気配りから「トリニティノヴァ」。
水エネルギーが3枚ついたアルセウスVが出来上がりました。

あとは「パワーエッジ」だけでもオーガポンを倒せる構え。

よく見たら、残りHPが50のチオンジェンと、残りHP30のサケブシッポ。

あ、これ「ハッピースイッチ」2回+「げっこうしゅりけん」で4枚抜きされるやつだ。

先4では決まりませんでしたが、普通にサイドレース不利な対面なので、負けました。

0-4ドロップ。

総評

・後1「ぜっきょう」の成功率はまあまあ高い。よかった。

・オーガポンいしずえのめんex最強。まじで偉すぎる。

・今のポケカ、ゲームの展開力がすさまじい。
手札を2枚にされてても、HP230程度の置物、意にも介さず倒してくる。
たぶんダメなのはボール系のグッズの採用があまりにも多い。
“展開を助けてくれるポケモン”にさえたどりつければ、やりたい動きが約束される。
「ぜっきょう」がグッズを使えなくしてくれるなら、かなり印象が変わったかもしれないし、
“グッズ禁止ポケカ”とかも開催してみると面白いかもしれない。ちょっとドラパルトexが強すぎるかしら。

終わりに

2024シーズン終わりました。
S1だけネタなくてシンプルなだんけつのつばさ使いましたが、
シーズン2以降は楽しくて楽しいデッキでたくさん遊べたので良かったです。

【たいあたりジムexvs】シティリーグ使用ドダイトスex + リーフィアVSTARデッキ【SV5K ワイルドフォース/SV5M サイバージャッジ編】

【シティリーグシーズン3使用】メブキジカライチュウバサギリ【Legacy使用キュウコンアブソルブースターのデッキレシピとともに】

通算4勝12敗2ドロップくらいしている気がしますが、
来シーズンは30ポイントは取りに行こうと思いました…笑