おはこにゃばちにんこ。
ロロたんぬです。
シティリーグに参加してきました。
記憶の新しいうちに備忘録を残しておきます。
今回使用したデッキ、
それに至る経緯が大事なので、
前日譚からお話しします。
第一の課題
まず、
自分の第一の課題は
「いつ、どこのシティリーグに参加するか?」
でした。
10月のメリット…環境が京都CLのママ。読みやすい。
11月のメリット…予定が組みやすい。
10月のデメリット…もうすでに出勤日程が決まっているため、スキマを縫わなければならない。
11月のデメリット…25th記念パック発売後のため、強力な特性を持つミュウがどれだけ環境に影響を及ぼすか、また、未知のカードの登場により環境が変わってしまうことが示唆される。
しかも、パックが手に入るかどうかわからなさすぎる。
いろいろと思案を重ねて、
11月のデメリットを避けることを優先しました。
そこで、10月の、しかも21日より前で、
参加できる日程を確認しました。
……
10/7しか参加できねぇ…!
京都CL終了4日後、答え合わせの振り返りもそこそこな環境での参加となりました。
デッキを決める
デッキの候補1.
京都開催前の考えでは、
ミュウV+ゲノセクトVデッキ
これがトップメタに上り詰めるデッキであることは、
容易に想像できました。
知り合いの間でも、
ミュウVを使ったデッキは非常に強力で、
レシピを共有してもらいながら、
自分なりの構築をしようかな?と考えていました。
とは言っても、
これを今この瞬間に組むのは難しすぎる。
パックは売っていないし、中古シングルは高すぎる。
本当に使おうと思った時だけにしよう。
そんなひよった考えをして、
「京都の結果見てから考えればいいや」
なんて思うようになってしまったのです。
デッキの候補2.を決める
10/3。
ひよったまま、京都CLが開催されました。
ミュウVは思った通りのシェア率を占め、
さらに、ミュウVに有利なデッキも多く散見されました。
その中で、上位に上がったのは、
ミュウVに有利なデッキたち……にさらに有利な、万能なデッキが多数でした。
これはCLあるあるだと思いますが、
「アキラカにTier1と呼ばれるトップメタのデッキは対策されて優勝できない」ジンクスが、
その通りになった気がしています。
優勝は、はくばバドレックスV+スイクンV+インテレオンデッキ。
2位がカラマネロ、3位にクワガノンとミュウが続きます。
この結果を踏まえて、4日後のシティリーグがどう変わるかを考えなければなりませんでした。
この時点が、帰りの新幹線です。
ジャッジを1日したあとの。朝5時起きの日の夜の。
まあ、帰ったらすぐ寝ますよね。おやすみなさい。
10/4。
翌日。ジムバトルが開催されました。
みなさん白馬スイクンを意識的に使っていたようです。
やはり優勝デッキは気になりますよね。
ここで、1つの候補が頭の中にひらめきます。
スピードザシアン。
強力な「ブレイブキャリバー」を振りかざして、
ボスの指令なんかも使っちゃったりして、
はくばバドレックスVやスイクンVを明確に対策するデッキが強力なのでは?と考えました。
…知り合いに相談したところ。
「それ、ゲノセクトVでよくない?」
…それな。
ゲノセクトVを4枚持っていなかったので目を瞑っていたのですが、
「ふとうのつるぎ」よりも強力なドロー特性「フュージョンシステム」をもつゲノセクトVで、
実質「ブレイブキャリバー」と呼ぶべきワザ「テクノバスター」で制圧していくデッキは、
既存のスピードザシアンよりも強力に見えました。
嫌じゃ嫌じゃ!ゲノセクトVを4枚集めるのは大変なんじゃ!
駄々をこねたロロたんぬ。
ここで考えるのを一旦やめてしまいます。
なぜなら、翌日10/5はババロコ殿堂の開催日で、
貸出デッキを1から用意しなければならなかったから!
3日後のシティのデッキよりも、
明日のロコ殿の方がよっぽど大事です。
深夜3時くらいまでかかったうえに、
目標だった10個のデッキも用意できず、
力尽きてしまって寝てしまったのですがね。
おやすみなさい。
10/5。
ババロコ殿堂が無事開催され、
たくさんの人にご参加いただきました。
うれしかったです。
しかし、数合わせのために自分も参加したことで、
いつもより疲労度が高い。
この日も、帰ったら即就寝してしまったのです…
おやすみなさい。
10/6。
もはや翌日に迫ったシティリーグ。
候補デッキは浮かんでは消えを繰り返しています。
昨晩は帰宅後すぐ就寝だったので、
幸いにも早起きに成功しました。
限られた時間を有効に使うため、
朝の数時間でデッキを拵えます。
候補デッキ3.を決める
白馬が多い
↓
白馬に勝てそうなミュウゲノがメタに回る側になるから結局多いまま
↓
それらに強いデッキ組めばそこそこ勝てそう
という理念のもと、デッキの構築をしました。
ミュウゲノをわかりやすく機能停止にさせる方法は、
ゲノセクトをバトル場に呼んで、グッズを使えなくすることです。
逃げるためのエネルギーも多く、
ポケモンいれかえか、あなぬけのヒモしか
採用されないミュウゲノには非常に有効です。
しかも、CLで上位だった
カラマネロや2進化クワガノンにも、牽制が可能です。
そこで組んだのが、
クワガノンV+インテレオン。
ただグッズロックをするだけでは試合が終わらないため、
ダメージのテンポをよくするために、
「カチカチロック」フリージオではなく、
「パラライズボルト」クワガノンVで、
さらには「クイックシューター」インテレオンまで採用しています。
……しかし再現性が低い。
エネルギー1個で戦えるフリージオと違って、
立ち上がりに時間がかかり、グッズロックにたどり着くまでに、
相手の盤面が完成してしまいかねません。
ダメか………
そんなことをしていたら朝の有意義な時間は終わりました。
デッキ候補候補を考える
残された時間は往復の通勤時間と、夜だけです。
しかも、システムメンテナンスでカードリストを見ることすら許されません。
頭の中で自分なりのTier表を組み上げていきます。
・本命
グッズロック+クイックシューター。
ミュウゲノが強力なのは依然変わりなかったので、
この形をメインにしたい。
・おさえ
ミュウゲノ
ままよ。シングル買いをして自分がパワーを振りかざすしかない。
・大穴
ウッウVMAX+ポリゴンZ
いつもの。
コイン全オモテなら優勝。ベンチバリアも少ない。
・大穴2
ホエルオーV+モスノウ
パワータブレット×2+テクノバスターでも倒されないVのアタッカー、ホエルオーV。
これなら一方的に負けない!
コイン全オモテなら優勝!検討の余地はある!
出場デッキを決める
時間が無さすぎて知り合いに相談しまくるロロたんぬ。
仕事が終わって帰宅したのが日付変わる頃。
もはや、練習の時間もありません。
デッキ候補候補の理念を整理します。
・ミュウゲノに明確に有利
・練習時間がなくてもなんだかんだ勝てる
上記の候補で意識した部分です。
これを理解してくれた人が、
「それベスト4のクワガノンでよくね?」
と助言をしてくれました。
ベスト4のクワガノン、
じつはCL京都前に一度フリー対戦でお相手させてもらっていて、その強さは理解していました。
(なんとそのデッキ自体がベスト4になったクワガノンの原案なんだとか)
しかもクワガノンは自分がたいマックス記事でも取り上げた最強ポケモン。
他の人も、まねて組んでいたようで、
クワガノンの強さや、ほか採用カードの可能性を提示してくれて、
一度対戦したイメージと、いただいた情報で、少し知見を深めたので、
とりあえず60枚の束にはしてみました。
この時点で25時。
ベスト4の構築そのままでも十分強力だったので、
そちらをベースに1人回しをして、
相手がミュウだったら?相手もクワガノンだったら?相手がはくばだったら?
なんとなく想像をしながら得手不得手を理解していきます。
疑問に思った点を手直しさせていただいて、
それで出場することに決めました。
………26時。
流石に寝よう……
おやすみなさい………
当日
12時受付開始なので、
11時半に最寄駅着くように設定して、
10時過ぎにおうちを出るようにしたんですけど
まあジャッジ集合時間より早く着きましたよね。
プレイヤーさんも2,3人くらいしかいなかった気がします。
ショーケース眺めてたら、
逆転王女プリンが30円で売られてたので、4枚購入。
ストレージからシビレアシダケ/インビンシブルパワーも発掘してニンマリ。
早起きは30円の得。
8ヶ月ぶりの公式大会(ジムバトル含む)。
10ヶ月ぶりのシティリーグ。
時間が迫るにつれ緊張が最高潮に。
うう、ジムバトルくらいは出ておくんだった…。
マッチングが発表され、第1回戦。
以下、レポ。
1回戦
VSムゲンダイナ 後攻
スタートはカビゴン。
先2ドレッドエンドが120だったのでカビゴンくんが耐えてくれて、
回収ネット→エレキブラスターでクロバットVきぜつ
クワガノンを倒されるもエレキブラスターでブラッキーVきぜつ
クワガノンを倒されるも、クイックシューター+エレキブラスターでガラルファイヤーVきぜつ
お手本のような有利マッチでした。
公式大会、勝てそうだなって思うと手が震えるんですよね、よくない。
2回戦
VS白馬スイクン
お相手上手で、スイクンVを手札に加えるも、ベンチに出してこなかったり、
タフネスマントではくばバドレックスVをクイックシューター圏外にしたりと、
負けそうになってしまいました。
マリィリセットスタンプの撃ち合いで、
事故った方が投了…?くらいの時間になったあたりで、
自分はトップジメレオンのおかげで継戦、
返しの番、お相手は目なしだったようで、投了してくださりました。
この方、予選終了後も声をかけてくださった、非常に感じの良い人でした。
Twitter見かけたらフォローしたいです笑
3回戦
VSクワガノン
またもカビゴンスタートで後攻。
対戦前に
「いやー、これならデッキわからないと思いますよー。
でも、今日日このポケモン採用するデッキ少ないからバレるかもですけどねー」
なんて話してたら
カビゴン見た相手が
『もしかしてクワガノンですか?』
って言い当ててきて
『じつはぼくも…』
と言いながらアゴジムシを展開。
終始笑いながらの楽しい試合でした。
私ですか?
後1マリィ→メッソン+レベルボール3枚→くいだめ
で申し訳ないくらいぶんまわりました…
雰囲気の良い方だったのでTwitterフォローです。
こういう出会いもいいよね。
4回戦
VS 白馬スイクン
お相手スイクンスタートで困った様子。
「ベンチバリア」ミュウ入りの構築でしたが、
思ったようにアタッカーが育たず、
こちらのテンポで試合を進めることができました。
最後のターン、
インテレオンに回収ネット→別のメッソンで「うらこうさく」ジメレオン→前のターンにいたジメレオンを「クイックシューター」インテレオンに進化すれば勝ち
だったのに、なぜかジメレオンに回収ネットを使ってしまい、1ターンロスしてしまいました。
うーん、精進。
5回戦
VS カラマネロ
お隣で対戦していた方で、デッキがわかっていたので、対戦前からちょっと陰鬱でした。
対カラマネロは負けを覚悟するマッチアップで、
相手は毎ターン160を出すだけ、
こちらは6回クワガノンを進化させないといけない
という、試合前から不利な状態です。
マリィを絡めたり、エレキブラスターのあて先をメッソンにしたりと、
考えつつ誤魔化していたら、2ターンほど猶予をもらえたので、サイド逃げ切り勝ち。
最終ターン、「かみつく」70ダメージで勝ちの場面でしたが、デンヂムシが足りなくなり、
残りの山札を確認して博士の研究で全部ドロー→キャプチャーエネルギーてばりで無理やりかみつきました。
あぶなかったです。
5戦全勝で決勝T進出。
まじか。
決勝1回戦
VS白馬スイクン
先攻、メッソンアゴジムシしか展開できませんでしたが、
2ターンめにしっかり「エレキブラスター」までたどり着けました。
お相手はスタートがスイクンVで辛そう。しかもベンチのメッソンが1匹だけだったので、容赦なくそこを倒します。
はくばバドレックスVを壁にされますが、なぜか手札にあったふしぎなアメと「クイックシューター」インテレオンを使って1ターンで突破。
あとからスイクンVをおいしくいただき、難なく勝利。
このデッキ、つよすぎる。
準決勝
VSクワガノン
予選でも当たった方。
「決勝で当たりたかったですね」なんて言いながら、試合開始。
お相手はメッソンメッソンアゴジムシとなかなかよい先攻。
こちらはメッソンにキャプチャーつけて、アゴジムシベンチに2匹並べながら「どんどんよぶ」でスタート。
お互い気持ちよく回していきます。
ただ、お相手思ったように「エレキブラスター」が使えず、クワガノン棒立ちのままターンが返ってきます。
こちらは無理なく「エレキブラスター」が使えたので、クワガノンをひたすら倒していきます。
対カラマネロ同様、この試合でもジメレオンに「かみつく」を使ったりして、
アタッカーを倒さずに「うらこうさく」をさせない動きを意識し、勝利できました。
構築の違いが見れて、あらたな発見が多かったです。
決勝
VSゲンガー
願ってもない有利マッチです。
「エレキブラスター」が4回使えれば勝ちの試合でしたが、
アゴジムシがサイドに2枚、ふしぎなアメもサイドに1枚と、クワガノンが進化させづらい試合運びに。
1番最初に進化したクワガノンは「エレキブラスター」できずにきぜつ、
無理やりサイドを取りながらアゴジムシを並べるも、メッソンをベンチに置きすぎたり、進化できないアゴジムシをバトル場に出したり、
予選ではやらかさなかったミスを連発。
スタミナ切れ、集中力切れ、上振れ終わり。
場数が足りなかったことがここにきて裏目に出てしまい、負けてしまいました。
結果、準優勝。
【ポケカ 本日のシティリーグ結果 参加者57人】
1位なおっと 2位ラグゥン 3位タイショウ あおのり(敬称略)おめでとうございます。#ポケモンカード pic.twitter.com/B7WWuDlraW— カードボックス青馬堂書店矢向店 (@cardboxseimado) October 7, 2021
まとめ
自身のシティリーグ史上最高成績を収めました。
最後は自分のミスで有利マッチを落とすことになりましたが、不思議と悔しくなく、
ここまで連れていってくれたクワガノンや、デッキの考案者、そして勧めてくれた友人たちに感謝の気持ちでいっぱいでした。
ただ、いざこのように好成績を残すと、
おちゃらけたツイートや記事が書けなくなってしまうんだなあ…
という自分の器の小ささも思い知る
きっかけになったシティリーグでした。
これが終わったら次はババロコ殿堂のレポートと、今度開催する自主大会の宣伝や準備と、福岡の準備と、出産の準備と……
向こう半年くらい忙しくなりそうです。
ではではd(℃。)