4/12(木)に「バトロコ高田馬場」で開催されました『ヤナトイナイトバトル2』において、16名の参加者の皆様が使用されたデッキを紹介させていただきます。

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『ヤナトイナイトバトル2』アーカイブ

 

 

グループA

優勝:へるさん『ミロカロスアクジキング(おなかへるデッキ)』デッキ

「ヤナトイナイトバトル2」参加レポート

ビーストリング登場によって密かに強化されたウルトラビーストの中の一体、アクジキングGXを使ったデッキでした。ビーストリングでの加速に加えて、「エナジーグレイス」のミロカロスによる加速も可能です。「エナジーグレイス」によってビーストリングを無理やり発動させられるのも美しいですね。へるさんの名前の由来は「お腹がへる」から来ているそうです。まさにアクジキングGXにうってつけですね。新弾『ドラゴンストーム』のヒンバスも入っていますね。

デッキ賞:まこさん『カプカプカプカプミュウ』デッキ

4匹のアローラの守り神であるカプたちのワザを、「すべてのはじまりのポケモン」であるミュウが状況に応じて使い分けるデッキ。間のエネ加速に「ターボストーム」のレックウザも入っており、伝説6体の派手な並びとなっています。

一見無茶なコンセプトのようですが、もともとカプ・ブルルGXカプ・テテフGXミュウが採用されている「ミュウブルル」というコンセプトを原型としており、ミュウでワザを使うことを前提としてカウンターエネルギーでワザをつかうなど、理にかなった点が多いのも特徴です。

りょーすけさん『ラプラス大好きデッキ』

新弾『ドラゴンストーム』で登場した、汎用性の高いワザを持つラプラスと、便利な特性のヌオーを軸に、さまざまなポケモンを状況に応じて使い分けて戦うデッキです。

たねポケモン中心のため、アオギリの切り札から出すエンペルトがかなり良い働きをしていました。突然のアカギ◇も、相手の計算を狂わせます。

スリーブも統一してあるのがポイントです。

 

 

まぁやさん『タケシのパラダイスデッキ♡』


グレッグル、クロバット、ウソッキーの入ったタケシのデッキです。レジロックとディアンシー◇は、岩だから…。ヤレユータンはご愛敬。
クロバットで打点を補強しつつ、ストロングエネルギーやディアンシー◇で強化されたどくづき!!!そんな威力のどくづきをされたらさすがにタケシもひとたまりもないのでは…。タケシのデッキということでサポートはお姉さん縛り。これも大変そうでした。
GXマーカーとして、(白いですが)ロコンもちゃっかり参加していました。

 

グループB

優勝:わるさばさん『フラダリ様カエンジシデッキ』

新弾の「きんちょうかん」「ドミネートファング」のカエンジシをメインに据えた純正フラダリ?デッキ。「フレアコマンド」のカエンジシが強力ですが、不採用なのはサポートのフラダリとフラダリが映ったカエンジシを活躍させたいが故でしょう。スリーブやダメカンケースなどのサプライの統一感もとても良かったです。

 

 

デッキ賞:Panさん『ゲーム シングルレート使用率ベスト6ポケモン』

使用ポケモンは、ゲッコウガGXリザードンカプ・コケコカプ・テテフGXランドロスミミッキュの6匹。説明をされるまでどういう組み合わせなのかまったくわからなかったPanさんのデッキです。ゲームの方のポケモンのオンライン対戦(シングルバトル)において最も使われている6匹のポケモンでデッキを組んでいます。

こういった「言われるとむちゃくちゃ納得する」というデッキも、ナイトバトルを象徴するデッキの一つですね。デッキ賞を獲得できたということはネタだけではなく対戦でも相手がワクワクするような対戦をしていたのだと思います。

 

Toshiさん『すりすりサークル』デッキ

今回の16のデッキの中でもひときわかわいさを放っていたToshiさんのデッキです。「すりすりはつでん」とライチュウGXのコンボは割と有名ですが、「すりすりだん」のデデンネと、「エレキサークル」のライチュウ、そして「エボルショック」のライチュウが組み合わされており、相手に対応して様々な戦術が取れるように工夫されています。ポケモンがピカチュウライチュウパチリスデデンネのみというのも美しいですね。

 

 

ぱにさん『ペロリームの手札わんさかデッキ』

大好きなペロリームを活かしたい!→手札が増えることで攻撃力があがるニャオニクスをアタッカーに!→サポートとしてゾロアークGX!→みんな1進化なのでフレアエフェクトのブースターで炎にしてカツラの一発勝負!→ついでに大好きなサンダースもいれちゃお

という、欲張りですが面白い発想のデッキ。フレアエフェクト状態のフラダリ◇も、カツラの一発勝負もどちらも成功したようで良かったです!

 

 

 

グループC

優勝:歯車流丸さん『フレア団禁断の光デッキ』

サイコリチャージ」のカラマネロの背景にはフレア団のマーク!? こ、このカラマネロは、アニメポケットモンスターXY&Zでさんざんサトシたちを苦しめたあのカラマネロじゃないか!!!そして、公式の「禁断の光」のビジュアルには、ミアレシティを飛ぶ「ウルトラネクロズマGX」が!!!

このデッキ、先日京都で優勝したコンセプトですけど、すごくファンデッキみがありますよね。歯車流丸さんのデッキには、もちろんクセロシキと、AZ、フラダリまでもが採用されています。強いからといってファンデッキじゃなくなるわけではないと私も思います。

 

 

デッキ賞:佐伯さん『どっきりバークデッキ!!』

一度は言ってみたいワザランキング上位には入るでしょう。グランブルの『どっきりバーク』。コインが表か裏か、自分も相手もドキドキするワザです。

佐伯さんのデッキではそれに加えて、レッドカードデンジュモクGXなど、相手の手札に干渉するカードが多く入っています。それらをサポートするのがデンジ。

また、マルマインやエリートレーナーなどサイドカードに関連するカードも多いので、相手は考えることが多くて混乱してしまいそうです。

デッキ賞おめでとうございます!

 

 

ハルさん『はかいおんごみなだれ』デッキ

「はかいおん」という進化前にしては大きなスペックをもったオンバットが登場しました。発表された当初は、「これでオンバーンGX強化だ!」と言われながらも、実際はそんなワザ使っている暇がないということで、あまり使われなかったようです。

でも使ってみたいですよね。ではヤナトイナイトに持ち込みましょう。

ハルさんのデッキでは、ほかにもこわいおねえさんなど、相手の手札をトラッシュするカードが多く、ダストダスの「ごみなだれ」をかなり能動的に活用できるようになっています。

 

 

 

つなっしさん『ドラゴンストーム?』デッキ

コンセプトは「ドラゴンストーム以外のドラゴン」ということで、ちょっと性悪なドラゴンであるアローラナッシーGXオンバーンGXをチョイスしたデッキ。

どちらも相手をかく乱するような、テクニカルなドラゴンですね。

とはいえ、どちらもちゃんと動けば一線級の強さのあるドラゴンなので、優勝まであと1歩でした。

ドラゴンのSRは見た目が美しいですね。デッキレシピの並べ方も個人的には好きです。

 

グループD

優勝:ヤナギブソンさん『ドタンバナイトバトル』

主催であり、ナイトバトルの申し子であるヤナギブソンさんが今回持ってきたのはヒポポタスのデッキ。自分の山札が3枚以下になってから本気を出すという、ポケモンカードの中でも他に類を見ないロジックのカードです。

アンノーンなどを駆使して山札を1ターンで削りきる構築ではなく、

山札を圧縮しながらメレシーBREAKでヒポポタスを複数体備えさせるコンセプトでした。

他のデッキにはない意識を働かせるデッキながら、3勝を収められていたのはさすがとしか言いようがありませんでした。

 

 

デッキ賞:ののほほさん『4 creative 2』

そんなヤナギブソンさんの優勝+デッキ賞の受賞を阻止したのが、同じく不可思議デッキビルドの申し子、ののほほさんでした。

「色や戦術になんとなくの統一感はあるものの、よくわからない」という印象でした。

説明をうけてわかったのですが、「ヤ・ナ・ト・イ」の4文字の組み合わせ6通りを6匹のポケモンで表現したデッキ…。深すぎる…!

これには私もヤナギブソンさんも脱帽。この日一番発想がぶっ飛んだデッキでした。

 

 

Rockyさん『Fire Raise』デッキ

「Fire Raise Battle」という自主イベントを何年も主催されているRockyさんのデッキはその名も「Fire Raise」デッキ!新弾で登場したリザードンのデッキでした。

相手にGXEXがいれば強くなるリザードンを最大限に活躍させるため、ミロカロスバーニングエネルギーなどでサポートしています。

それもすごいですが、プレイマット・スリーブ・コイン・デッキケースなどなどサプライをすべてリザードンで統一されているという情熱の深さに感動しました。

 

ゆうだいさん『このバトンを…。あとは…。頼んだ…。デッキ』

最後は、特性「おしながす」を持った新弾のヌオーを中心に、ラプラスや原子カイオーガEXなどにエネルギーを溜めて攻撃していくデッキです。

りょーすけさんのデッキとも似ていますが、大きく違う点はねがいのバトンで場のエネルギーをロスしないようになっている点です。

また、久しぶりに見たゲンシカイオーガEXでベンチに移したエネルギーをヌオーで動かせるというきれいなコンボのアイデアも見事だったと思います。

まとめ

今回のヤナトイナイトも様々な発想のデッキが登場しました。

同じポケモン、同じコンセプトでも、人によって採用するカードなどは違います。

自分のデッキの魅力を相手に対戦で見せつけることで、お互いのことを理解し合うのが対戦だと私は思います。

次回もどんなデッキが登場するのか、非常に楽しみです!!!

次回

『ヤナトイナイトバトル3』参加者16名のデッキを紹介!