おはこにゃばちにんこ!
ロロたんぬです。

ババロコ殿堂が開催されました!

ババロコ殿堂とは……
月に約1回の頻度で開催される、
殿堂レギュレーションでの非公認イベント。
DP~現在まで、17年分のカードプールをつかった構築で、
強さ・おもしろさ・コンセプトなどを競います!
参加方法は当日直接店舗に集まるだけ!
貸出デッキもありますので、奮ってご参加ください!

【 #ババロコ殿堂 】イベント告知【次回は4月4日!】

前回の告知記事はコチラ

今回は前回と開催期間が短かったためか、
コンボデッキが少なめだった印象です。
その代わり、しっかりサイドを取るデッキだったり、
LO系のデッキを多く見られたので、
いろいろと知見が深められました!

参加者のデッキ

シーゲルさん

超Δプラスやみうち(3-0)(6-0,6-0,6-5)

今回の全勝&デッキ賞やばやばデッキ。
古代能力をもつネイティを使って、
Δプラス+ダブル無色エネルギー+次元の谷+やみうち
でHP110以下のたねを3回倒して勝利するデッキ。
ダメカンをのせる方法は、「フラッシュバイツ」クロバットG。
V・exなどの大きい相手には、「ビブラホーン」ガラルギャロップVで
のこりHPを100にします。
相手のミカルゲを無視してガンガン攻められるため、
現環境のババロコ殿堂に非常にマッチしたデッキでした!

おーたむさん

水Δプラスやみうち(2-1)(6-0,6-5,5-6)

こちらもΔプラスとやみうちのコンボ。
おーたむさんは水ポケモンで挑戦です。
「ひょうせつのまい」モスノウで、
Δプラスを持つフリーザーにエネルギーを付けます。
ダメカンをのせる方法は「ポンプショット」かがやくカメックスや、
「アクアシャワー」クラブなど。
HPが大きい相手には「スターグラビティ」大地の封印石をネオラントVに使ってもらいます。
「ビブラホーン」と似ていますが、こちらは2匹以上同時にのせられるため、
サイドレースを有利に持ち込みやすいです。
最終戦ではやみうちミラーになり、Δプラスを1ターン発揮できなかっただけで勝敗が決しました。

ミウラさん

フローゼルGLウミトリオ(2-1)(0-6,0-0〇,0-2〇)

「ウォーターレスキュー」フローゼルGL Lv.Xを用いて、
「うみほりトンネル」ウミトリオと、リバーサルエネルギー、いのちのしずくを
無限に回収しちゃおうというコンセプト。
普通に戦うだけでは2,3オモテぶんくらい足りないウミトリオですが、
いのちのしずくを使いまわせば難なくLOに持ち込めます。
ババロコ殿堂では、ギミックに凝るあまり、純粋な山札破壊でキーパーツが落ちると困りがち。
全勝のチャンスのある強力なデッキでした。

bokuzinさん

ゾロアークモルフォンLO(1-2)(0-2〇,0-4,0-6)

「めまいのかぜ」モルフォンで、相手のトレーナーズの使用を制限し、
「ダウンロード」ポリゴン2を使って、サポートの効果で相手の山札を攻撃します。
1進化が多く入っているので、「げんえいへんげ」ゾロアークが活躍するうえに、
「とりひき」ゾロアークGXも採用できるので、パーツをそろえやすくなっています。
「ひかりでみちびく」バルビートは殿堂ならではのポケパワーなので、
今後もいろいろ悪さできそうです。

ぷーさんさん

アブソルG(0-2-1)(0-2,0-0,0-0)

「やみにおくる」アブソルG Lv.Xを使ったLOデッキ。
Lv.Xはカード名が同じ扱いのため、アブソルGとアブソルG Lv.Xで2枚ずつしか採用できません。
回収ネットやポケターンで「やみにおくる」を連発しようにも、レベルアップ元のアブソルGが少ないです。
そこで、「へんしん」メタモンを採用することで、
前の番から場に出ていたことを引き継ぎながら、へんしん→レベルアップを行い、
どんどん相手の山札をロストゾーンに置いていきます。
「かくらんスパイ」ペラップGで確実にポケモンをやみにおくり、ロストワールドでの特殊勝利を目指します。
ペラップでロストワールドでの勝利を狙いました!ミラー対面では時間切れになりましたが、なんとか辛勝できて良かったです!

りっく!36さん

ブースターウルガモス(3-0)(6-0,4-0,6-1)

「ダイバクレツ」ブースターVMAXと、
「パワーバーナーGX」ブースターGX、「さかまくほのお」ウルガモスVを組み合わせたデッキ。
炎エネルギーを豪快にトラッシュし、終盤はそれを利用して高打点を出す、
大味なデッキです。
ブースターとウルガモスでもふもふ感もあり、見た目のシナジーもばっちりです。

タイガさん

ルナトーンソルロック(2-1)(3-6,1-0,6-0)

D~Fの頃に人気だった、「サンパワー」ソルロックと「ムーンキネシス」ルナトーンのデッキ。
ソルロックルナトーンのARのイラストにバルビートとイルミーゼが描かれているので、
殿堂らしさ+ファン要素を兼ね備えた良いデッキです!
ロロたんぬのオススメは、「じゅうりょくへんか」ルナトーンです!
「ひかりでみちびく」との相性がばっちり!

まっつんさん

ディアルガGダストダス(1-2)(0-6,2-0〇,2-0×)

「つんざく」「ときのけっしょう」ディアルガGと、「ダストオキシン」ダストダスを組み合わせた、
強力なロックデッキ。
グッズ、スタジアム、ポケボディー、特性が使えなくなるので、ほとんどの動きを制限できます。
SPデッキならでは、のパワースプレーも採用されていて、ポケパワーも制限が可能!
うまくリムーブロストにつなげられれば、相手のリソースも枯らすことができます。
殿堂らしさもありつつ、完全に勝ちにくるタイプのデッキでした!

ゆめいろさん

ネイティオネイティオロストワールド(1-2)(2-0,1-6,1-6)

「アカシックセンス」ネイティオと「サイコシフト」ネイティオを組み合わせた、殿堂らしいデッキ!
初動を「ファストキャリー」オトシドリexに任せて、「シャドーウインド」と「アカシックセンス」を連打しながらテンポを取っていきます。
ロストシティでのロストゾーン送りと、
「ねぼけロスト」マネネと「サイコシフト」のコンボも搭載されていて、
ロストワールドでの特殊勝利も狙うことができます。

じゃこ。さん

アブソルG(0-2-1)(0-6,0-6,0-0)

なんと2人目の「やみにおくる」デッキ!
こちらはLOだけでなく、あわよくばロストワールドや「MISSING」アンノーンを決めちゃおうという思いが見え隠れしています。
それ以外はぷーさんさんのアブソルGとほとんど同じ!
ポケターン→「へんしん」メタモン→すぐにレベルアップ
というギミックがこちらにも採用されています。
まさかの最終戦でミラーが発生し、制限時間終了後も決着がつくまで楽しまれていました!

えーでるさん

ヌケニン(0-3)(2-0,2-2,2-1)

きぜつしてもサイドがとれない「ぬけがら」ヌケニン。
「げんえいへんげ」ゾロアークで何度も繰り出すことで、
サイドレースをどんどん有利にしていこうというコンセプト。
「ダウンロード」ポリゴン2を採用して、ルザミーネからミモザを使えるようにしているところがポイントだそうです。
ゾロアーク+ポリゴン2+1進化のパッケージは拡張性があって楽しいです。

笑いソニドリさん

メガニウムランクルスルナアーラ(0-3)(0-6,0-1,0-0)

「セルフォーク」ランクルスで60-20-20をばらまき、
「ルナティックペイン」ルナアーラでサイド一気取りを狙います。
「そうじゅくハーブ」メガニウムが採用されているので、
「くちないさいぼう」ランクルスの復帰がしやすく、
ルナアーラも最後まで隠したまま進めることができます。
殿堂ではめずらしく「ひきよせのうず」フィオネが採用されていて、
ミカルゲをおしのける役割と、ランクルスのダメカンをのせる先を調整する役割を担っています。

とんかつさん

こくばバドレックスVMAX(3-0)(6-0,6-0,6-1)

全勝を目指したガチデッキ!
エクストラでよく見たこくばバドレックスVMAXデッキを、殿堂レギュレーションにして挑戦です。
ミステリートレジャーから「セットアップ」ユクシーにつながるので、立ち上がりの安定感があります。
しかし、エクストラと違う点は殿堂ポイント。
ゲンガー&ミミッキュGXや森の封印石にポイントがかかっているため、
4ポイントを超えないように気をつける必要があります。

eringiさん

ロストバレット(2-1)(6-0,6-1,1-6)

こちらも全勝を目指したガチデッキ!
スタンで人気のロストギミック+カイリューVのデッキ。
キュワワーに回収ネットが使えるのはD〜Fのスタンダードでもおせわになりました。
ジャンクアームやロストミキサー、Uターンボードなど、
エクストラ・殿堂ならではのギミックで、デッキパワーがぐんと上がっています。
最終戦ではサイレントラボ入りのこくばバドレックスに屈しましたが、
全勝を狙うなら「ロストマイン」ヤミラミは筆頭に上がると思います。

れぐほんさん

ガブリアスルカリオ(2-1)(6-0,0-6,6-0)

新弾のガブリアスexと、
「はどうよち」ルカリオを組み合わせたガブルカデッキ!
「はどうよち」の条件を満たすためのガブリアスと、フカマルが共有できるため、再現性が高いです。
好きなカードを持ってこられるため、相手の妨害を避けやすく、
また自身も「かなめのふういん」ミカルゲを採用しているため、安定感があります。
ミカルゲ同士の対戦になった時も「はどうよち」の差でテンポを取ることができていました。

バルゼンさん

タマタママニューラ(2-1)(6-3,5-6,1-2〇)

BW後期に大人気だった、「スケープゴート」マニューラと「ぞうしょく」タマタマのデッキ。
殿堂レギュレーションで組むと、そこに「アクアリカバー」スイクンが採用されます。
トラッシュから水ポケモンを3枚手札に戻せるので、
タマタマとスイクンだけで210ダメージを稼ぐことができます。
使っていて楽しいデッキです!

モリさん

貸出フーディン(1-2)(0-6,2-2〇,0-6)

全勝するためにフーディンexを借りにきました!
とモリさん。
前回35回の開催でも全勝しており、貸出デッキの中でも頭ひとつ抜けた性能のデッキです。
「かなめのふういん」ミカルゲでグッズを使えなくしながら、「ディメンションハンド」でダメージを与えていきます。
しかし結果は全勝ならず……
ロロたんぬのやりたいことをちょっと詰めすぎている感じがするので、
もう少しスマートな構築に調整しようと思います。

まやさん

アイアント(1-2)(0-6,0-2,0-0〇)

「へんしんスタート」メタモンを採用した、アイアントLOデッキ。
自分の動きが弱い時は各種ジラーチに、
攻められそうな時はアイアントにへんしんして臨機応変に戦うことができます。
メタモンでスタートするとデッキもバレず、相手のプレイミスを誘うことができるのもポイントです。
メタモンは「かなめのふういん」ミカルゲにもへんしんできてしまうので、
今後の殿堂ポイント調整として要検討なポジションです。

ロロたんぬ

ゴージャスマントカモフラガス

偶数なので参加できませんでしたが、
面白いデッキが組めたので紹介させてください。
新弾からゴージャスマントを使ったデッキ。
自身がこんらんだとサイドを取られない「カモフラガス」マタドガスと組み合わせました。
サイドを多く取られるどうぐと、相手にサイドを取られないポケモンを組み合わせると、
サイドを取られない方が優先されることを利用したデッキです。
マタドガスのワザ「ダメージノイローゼ」で自分からこんらんになれるので、これを使っていきます。

あれ?自分のダメカンと同じ数を相手のバトルポケモンにのせる?
自分のダメカンを増やす方法が最近人気でしたね?

ってことで、ここでもサーナイトexの登場です。
「サイコエンブレイス」でダメカンをのせることで、
「ダメージノイローゼ」の効果を増やしていきます。
ゴージャスマントのHPを増やす効果がここでも活躍していて、
回復ギミックなしで最大16個のダメカンをのせることができます。

ちょっと立ち上がりや決定力に難のあるデッキにはなってしまいましたが、
コンセプト自体は殿堂らしい良いデッキになったと思います。

殿堂ポイントの改正について

今回、殿堂ポイントの改正はありません。

今後ポイントを意識するなら以下かな、と思うので、
有識者の意見もぜひ募集しております。

「イキリテイク」イキリンコex


ユクシー、シェイミEX、デデンネGX、クロバットVと同じ、
山札をぶん回すタイプの特性です。
いつでも使えるシェイミEXたちはその活躍ぶりから殿堂ポイントをかけています。
イキリンコexの欠点は”最初の番にしか使えない”こと。
エクストラのワンショットでよく見るような、追加ターン中にさらに走ってコンボパーツを揃える動きとは噛み合いが悪いです。
また、最近「かなめのふういん」ミカルゲが多く採用される傾向があります。
そもそもこの手のワンショットデッキが、
最速キル成功率が下がっているor1ターン目の動きがそこまで重要じゃない
方向にシフトしていることもあり、
これもまた「イキリテイク」が向かい風になっています。

今後、最速キルを狙えるデッキが増えたり、ミカルゲの採用率が下がったりすると、意識しなきゃいけない特性かなと思っています。

「へんしんスタート」メタモン


最初の番にどんなたねポケモンにもなれる特性です。
真っ先に思い浮かぶのが「かなめのふういん」ミカルゲ。
殿堂ポイントのかかっているたねポケモンのスタート確率を上げることができます。
メタモンが突然「ホラーハウスGX」を使ってくるかもしれない、突然「かなめのふういん」でグッズロックをしながらベンチポケモンを進化させてくるかもしれない、「イキリテイク」イキリンコexで走ってくるかもしれない……
採用すること自体がデッキパワーを下げるカードですが、再現性の上がり方がまあまあ凄まじいので、
殿堂ポイントをかけなきゃいけないかなぁと考えています。

「かなめのふういん」ミカルゲ


前回改正の時、1ポイントつけました。
それでもみんなミカルゲを使っていらっしゃって、
やっぱりかけてよかったなと思う部分と、
もっとかけなきゃだめか?と思う部分があります。

言ってしまえば、ミカルゲは”必要悪”です。
「かなめのふういん」が環境にいることで、理不尽なワンショットデッキが淘汰されていることは間違いありません。

しかし、スタンダードレギュレーションでのex環境が進んでいく中で、
トレーナーズのパワーが下がり、特性持ちのポケモンのパワーが上がっていくのはみなさんも感じていることかと思います。
盤面形成さえ済んでしまえばトレーナーズに頼る必要がなくなります。

殿堂では、サポートのパワーが十分高いため、
盤面+サポートの相性差をひっくり返すのはかなり困難です。

1〜2ターンの盤面形成だけで十分な時間稼ぎができるだけでも、
ミカルゲは十分な役割を果たしていると考えます。
誰でも手軽に進化デッキが使えるのは”殿堂らしさ”はあるものの、
ババロコ殿堂のあるべき姿かどうかについては疑問が残ります。

今後の展望

上記3つのカードは、
ポイント改正するなら、おそらく同時に行うかもしれません。
ミカルゲの殿堂ポイントが重くなる時、
ミカルゲを出しやすくするためのメタモンの採用率が跳ねあがります。
また、ミカルゲが減るとワンショットが決めやすくなるので、イキリンコexの重要度が上がります。

場にいるだけで強力なポケモンの登場や、
ワンショットのギミックの変遷に応じて、
このあたりのポイント調整は注意しておきたいです。

次回開催とお知らせ

次回開催は
11/30(木)19:30〜

いつも通りバトロコ高田馬場で、
30分前より受付をいたします。

新弾の古代の咆哮、未来の一閃が出た後なので、
ごっつあんプリファイするデッキや、
タキオンビットでワンキルするデッキが見れるのかなと思うと、
今から楽しみです。

そんなババロコ殿堂について、
今後の開催についてお知らせです。

ロロたんぬがバトロコ(株式会社Vidaway)を退職します。

ババロコ殿堂の開催は変わらず月1回ペース、高田馬場を予定しておりますが、
以前ほど融通の効くイベントではなくなると思います。

ご不便、ご迷惑をおかけするかと思いますが、
今後ともババロコ殿堂をよろしくお願いします。

ではではd(℃。)