あらゆるものが、最終的に行きつく先は、「自己表現」ではないだろうか。
画力に自信のある者は、絵を通じて。
文字に自信のある者は、書を通じて。
体躯に自信のある者は、スポーツを通じて。
何事も、極めんとした先に行きつくものは「自己表現」だと思う。
自己表現とはすなわち「これが、自分だ」というものである。
ならば、あらゆる角度からポケモンカードを極めんとする私は、やはりデッキを介して自己表現を行おう。
デッキを通じて一番表現したい、「これが、自分だ」というものを考えた。
私とは、何だ……。
海底に深く深く潜っていくかのような自己への問いを経て、
私は私にたどり着いた。
―――そうだ。私は、
『Pokémon Café Mix』がめっちゃすきだ
※公式サイトから引用させていただきました。
『Pokémon Café Mix』とは?
ゲームの概要
この記事をここまで読んでくれたからには多少なりとも知っている人が多いとは思うが、『Pokémon Café Mix』について説明しておく。
『Pokémon Café Mix』は、2020年6月にリリースされた、スマートフォン用アプリだ。
「くるくるつなげる 新感覚パズル」というキャッチフレーズの通り、ポケモンを使ったパズルゲームである。
「ポケモンが来客するカフェ」を舞台にし、パズルを解くことで、来客したポケモンに料理やデザート、ドリンクをふるまうことができる。
それを繰り返していくと、客として来店したポケモンがカフェの店員となり、ポケモンに応じたスキルでサポートしてくれるという仕組みだ。
ゲームの魅力(1):ポケモンが可愛い
基本的に、ポケモン関連のゲームをする動機は「それがポケモンだから」である。ポケモンカードもその例に漏れない
『Pokémon Café Mix』で使用できるポケモンは現在50種類弱。ヒトカゲやイーブイといったおなじみの人気ポケモンから、マホイップやキレイハナなどのカフェっぽいポケモン、さらにはドダイトスなどのカフェで本当に仕事があるのかわからないポケモンなど、様々だ。
どのポケモンも主線のないタッチでデフォルメされたデザインで、非常にかわいい。
本当に非常にかわいいという理由が遊んでいる理由の9割ほどなので、かわいいということだけ理解してくれたらもう大丈夫だ。
ゲームの魅力(2):パズルゲームとしての難易度が、まあちょうどいい
ポケモンのかわいいゲームということで、おそらく低年齢層がプレイすることも考えられているのだろう。
ゲーム自体はそこまで難しくない。
しかし、ゲームを進めていくうちに、パズル要素がどんどん複合的になっていき、「あと〇手の中で複数の条件をクリアするための順序」を考えながらプレイすることが求められる。
中には1手のミスも許されないようなステージもあり、それが達成できた時には、数学の問題が解けた時のような快感が脳に走る。
この快感が、もう一つの魅力となっている。
ゲームの魅力(3):割と何かしながらでも、片手間にできる
「かわいい」「面白い」、そうは言っても忙しい中でスマホゲームに延々と時間を費やすことは難しい。
それでもこのゲームを異常な時間プレイしているのは、片手間性能が非常に高いからだ。
今もこうして文章を書きながら、操作している以外の時間(スキル発動やクリア等の演出の間)は画面を見ずにプレイしている。
と思っていると、気づけば画面をずっと見ていて、やるべきことが全然進んでなかったりするので、このゲームは本当に危険だ。
そう、私はこのゲームをもう辞めたい。
900消費すると5ライフ遊べるどんぐりが、現在約500,000個溜まっている。ゲームバランスがおかしい。一生コンティニューできてしまう。助けてくれ。
なので、卒業制作として、いまこの記事を書いている。
デッキの話
コンセプト
カフェMIXっぽいデッキが何かないか考えた。
もちろん、ポケモンに着目しても良いだろう。カビゴン、ルカリオ等、戦えそうなポケモンもそろっている。
しかし、それではゲームに対する愛が少々浅い。
くるくるとポケモンを動かし、連鎖させ、消していく、というこのゲームのシステムをもうすこし表現したい。
MIX…?
そこでこのカードである。
まさにポケモンをMIXして消していくこのゲームにふさわしいカードがあった。
もとからエクストラ記事コンテスト用に考えていたわけではなかったのだが、このカードがスタン落ちしているため、デッキがエクストラになった。
ということで、自然とデッキタイプは「ロストマーチ」が候補に挙がるのだが、幸いなことに「ロストマーチ」を持つエルフーンが、カフェのキャラクターとして登場している。
自然とコンセプトが、「ロストミキサーでカフェのいろいろなポケモンをMIXしていき、ロストマーチするデッキ」で固まった。
ネイティ、ワタッコはこのゲームには登場しないため、不採用となる。
誰をMIXするのか
ポポッコもケララッパも無しでロストマーチを組むのは正直かなりしんどいのだが、頑張ってコンセプトを考えていきたい。
とはいえ、ロストミキサーでポケモンを8枚ロストすることができれば160ダメージが出せる。非EXで160出せれば理論上は十分弱くはない。
実際にロストマーチを使ったことがある人はわかると思うのだが、ロストミキサーを使いたい状況で手札に都合よくポケモンが2枚あることは少ない。
本家のロストマーチであれば、ロストミキサーはあくまで補助としてハネッコとポポッコをロストに送り続けていればいいのだが、このロストマーチはMIXしないとダメージが出ないので、なんとか手札にMIXするポケモンを握り続けなくてはいけない。
そこでこのスタジアムである。
エクストラのスタジアムは数あれど、手札にポケモンを持ってこられるスタジアムはウルトラスペースとターフスタジアムしかない。
ウルトラビーストはまだカフェにはいないので、ターフスタジアムが自然に選ばれる。
幸い草の進化ポケモンはカフェには豊富にいる。
・アママイコ
・ナッシー
・ドダイトス
・キレイハナ
・ゴーゴート
(・エルフーン)
この5匹である。
その中でもこのデッキのメインアタッカーであるエルフーンをサーチするため、レベルボールが採用できるため、HP90以下が望ましい。
・ポケモンカフェMIXに登場する
・草タイプの進化ポケモン
・HP90以下
この条件に該当するポケモン…それがこのポケモンたちである。
まさかの、20周年パックで復刻された初代ポケカ拡張シートのDr.Oyamaイラスト(OOYAMA名義ではない)カードである。
まさかこのカードに採用する理由が生まれるとは思わなかった。それだけでこのふざけたデッキを組んだ価値がある。
ドダイトスは言わずもがな、意外とキレイハナやゴーゴートはHP100以上しかいないという無駄な知見を得た。
デッキレシピ
ひと(り回)し君で回してみよう⇒kkFVF5-gXLgbj-kfVFd1
そんなこんなでレシピがこんな感じになった。
スリーブはなんかかわいい系だったらなんでも合うと思う。コインはゴンベコインが可愛いと思う。持ってないけど。
ニコタマはピンクのやつを使うと可愛いです。
エルフーン&スカーフ
このデッキの主人公エルフーンと、腰に巻いているスカーフ。
エルフーンのスキルは、波状にかぜを発生させるちょっと癖のあるスキル。エルフーンのステージはエルフーンを使ってくれと言わんばかりの構成になっている。
なお、進化前のモンメンも同じ技を持っているので進化する必要がないっちゃあないが、非常時以外は進化したい。
カビゴン&まえかけ
ロストにポケモンをたくさんMIXするまではカビゴンで手札を整えたい。
ニコタマとツインが入っているので、殴ろうと思えば殴れる。
カビゴンのスキルはカビゴンが大きくのしかかって下方向を消すことができる。正直滅多に使わない。
ゴンベ&ムックル&カイリューEX&メガホン
なんか便利そうだから入れた。
ゴンベとムックルはメガホン系のステージでは必須
アママイコ&ナッシー
MIX枠
アママイコは本当にかわいい。アママイコかわいい。
マオ&ベル&シロナ
このゲームに出てくるお姉さんのリアちゃんは残念ながらカード化されていないので、似たようなキャラを探していたら、最高のキャラがいた。
マオかわいいよマオ。
トップにカードを固定することで、カビゴンのくいだめや、ロストミキサーで好きなカードを持ってこられる。
ロストミキサーでロストミキサーを引いてこられるととても美しい。
また、リアちゃんに似たカードをさがしていたらベルがいたのでベルにした。
あともう少し引きたかったのでシロナにした。
まとめ
とにかく毎日『Pokémon Café Mix』のことばっかり考えているので、デッキを組めと言われてもこれしか思いつかなかった。
#エクストラ記事コンテスト、いい企画だったのにあまり参加できずすみません。。。
みんなもぜひ『Pokémon Café Mix』…じゃなかった、エクストラ楽しいので遊んでみてください!!!