おはこにゃばちにんこ。
ロロたんぬです。

今回ヤナトイナイトバトルで使用したデッキを解説します!

ヤナトイナイトバトルを迎える前に記事を書いているため、
当日の結果はツイートを参照していただければと思います。

今回のデッキに至った経緯

前回のヤナトイナイト。
「え、明日ヤナトイナイトじゃね!?ネタ作ってねえんですけど!?」
って急ごしらえでつくったデッキで参加しました。

【ヤナトイナイトバトル使用】ガブギラワンショットデッキ【構築・解説】

今回はちゃんと一月前から準備を始めることにしました。
最初に使おうと思っていたのはドローンロトム。

相手の手札を見たり、山札の上を見たりする忙しいカードです。
シャイニースターVで新しくロトムが登場し、
ロトチョイスも使えるようになったことですし、
なんか使い道ないかな、ということで「相手の山札」で検索します。

今回目に飛び込んできたのは、イオルブ。

かわいいですね。

特性で毎ターン、相手の山札の上を3枚見て、好きなように戻せるカード。

…これだ。

ドローンロトムじゃ足りない。
山札の上、1枚じゃなく3枚見て相手の動きを妨害してやろう。

殿堂のやりすぎで、ロックデッキにハマってしまったロロたんぬは、
相手が何もできなくなるデッキを考え始めました。

イオルブには、VMAXがあります。
特性「かいこうせん」を持っており、
相手が何もできなくなっているあいだに、
たくさんかいこうせんできればめちゃくちゃ楽しいかと思いました。

イオルブ×イオルブ
ということでデッキとしての完成度も上がるので、
これを目指します。

ロックのかけ方

ロックの完成はやや大変な作業です。
しかし、一度完成してしまえばほぼ勝利できるため、
やりたいカードを詰めこむよりも、
必要なカードを検討する作業の方が合理的です。
ゴールを設定してから、手順を逆算していくことにします。

まず前提として、ロックとは。

ポケカでは、
グッズが使えない状態をグッズロックと呼ぶのが馴染み深いと思います。

Wikipediaでは、
ロック・ソフトロック
という使い分けをしているようです。
グッズロックは、サポートやワザが使えるため、ソフトロックに当たるかと思います。

イオルブは、相手は自由にカードを使えるため、完全なロックではありませんが、
引いてくるカードをコントロールできるので、「実質ドローロック」として運用できます。

しかし、ポケカは他TCGと違い、
ドロー系のカードが豊富、手札が5〜10枚蓄えられている状況も珍しくない、という自由度の高いゲームです。

ドローを制限したところで、すでにある手札で解決されてしまうことがほとんど。

そんなわけで、今回のイオルブデッキは、
山札をコントロールすると同時に、
相手の手札の有効札をなくす必要があります。

相手の手札をなくす

真っ先に思いついたのは、
リセットスタンプ+マーズでした。
相手の手札を1〜3枚程度に減らして、
そこから相手の手札をトラッシュするカードを使えば、
相手は手札のカードがなくなり、
山札の上に頼る必要が出てきます。

マチスの作戦を利用すれば、
マーズが2回使えて、相手の手札を2枚トラッシュできます。

相手のサイドを2枚にできたら、
リセットスタンプ→マチスマーズマーズで手札を0に。
イオルブで不要なカードを引かせ続ければ、相手は動くことができなくなります。

必要なパーツを集める

このロックを完成させるには、リセットスタンプとマチスの作戦とマーズとマーズが必要になります。
そんな都合よくサポートを何枚も抱えられる方法なんて、あるわけが………

あります。

レアコイルの特性「しょうしゅうしんごう」。
相手にサイドをとらせてしまいますが、
マチスの作戦とマーズとマーズが手に入ります。
今回のロックにはリセットスタンプを用いるので、
相手にサイドを取らせることで、さらにサイドを減らすことができ、
リセットスタンプで引ける枚数を減らせます。

イオルブVMAX+イオルブ+レアコイル。
やや重たいデッキになってきました……

盤面の完成をめざすために

VMAX+2進化+1進化ですが、
完成してしまえば確実にロックができる、と考えると、
急ぐ必要はありません、

攻撃ワザは無理に打つ必要がないため、手札をそろえることを優先します。

ワザを使う必要がなく、
山札を引く方法。
今回はプレイヤーズセレモニーではなく、
ザシアンVのふとうのつるぎにまかせます。

ロックデッキのお供みたいになりつつあります……うむむ。

必要なパーツを組み込んだところで、60枚の形に仕上げたのがコチラ。

デッキレシピ

イオルブVMAX4-4

最初に壁になってもらいながら、サイドを3枚献上する役割。
倒された後も2匹3匹と進化させてとりつかいなどで使いまわすため、
最大枚数の4枚採用です。
キョダイウェーブは強力ですが、
最後のサイドを取るときくらいしか使いません。

イオルブ2-2-2

相手の山札を見るカード。
殿堂までさかのぼれば相手の山札の上を4枚みられるポケパワーをもつポケモンがいますが、無条件に毎ターン3枚みられる特性は唯一無二です。
ターフスタジアムからゆっくり進化させるので、ふしぎなアメではなくレドームシを採用しています。
また、サッチムシはスターターセットV草に入っているHP40が最強だと思いますが、1枚しか持ってないので色違いで統一したかったので、強さをあきらめて見た目重視にしました。
キーパーツなので2枚ずつの採用です。

エイパム1

イオルブと相性のいいたねポケモンです。
毎ターン3枚ずつ山を入れ替えるだけでは、
いつか「マグノリア、マグノリア、マリィ」みたいなトップになってしまいます。
特性「ちょろちょろテール」を使って絶対にひかせたくないカードは随時山札の下に戻っていただきます。
バグズレーダーで
・下に戻すカード
・ひかせるカード
・あまり
という順番に戻してもらうことを間違えないことが大事です。
最悪サイドに落ちても問題ないので1枚。

ザシアンV2

重要なドローソースです。
試合中8回くらい「ふとうのつるぎ」に頼ります。
サイド落ちしてほしくないので、2枚です。

レアコイル2-2

しょうしゅうしんごうもキーパーツなので2枚ずつ採用です。
コイルはマチスと一緒に写っているCHRがおしゃれですが、
ベンチにいるときにダメージを受けない特性「ハードユニット」の方が強力なので、2枚持っていますがコチラを採用しています。

マチスの作戦2
マーズ2
オリーヴ1
ボスの指令2

ロックの要となるサポートたちです。
基本はリセットスタンプ+マチス+マーズ+マーズですが、
相手の盤面によっては
ボスの指令でアタッカーを縛ったり、
オリーヴで確実にサポートを山札に戻させることができたりします。
選択肢を増やしているだけなので少なくてよいですが、
ボスの指令は使用頻度がかなり高いので2枚です。

フウとラン2
とりつかい3

貴重なドローソースです。
いれかえ効果を持っていて終盤のかいこうせんの応酬にも利用できます。
ドローのほとんどをザシアンVに頼っていますが、
序盤にも使えないことはないです。
フウとランは手札のリフレッシュ効果で山札切れを防ぐ目的でも採用しています。

メイ2

長々と説明してきましたが、リセットスタンプがないと相手の手札は減りません。
ザシアンのふとうのつるぎだけではキーパーツがそろわない場合があります。
マチス+メイで無理やりリセットスタンプやイオルブをもってくることができます。
1回しか使いませんが、あると便利なので2枚採用です。

クイックボール4
ネットボール3
ポケモン通信3

とにかくポケモンを並べたいので多めに採用しています。
草エネルギーも持ってこられるネットボール、
このデッキでレアコイルを唯一サーチできるポケモン通信。
ポケモン通信が4枚あると安定しますが、
抜くカードがほかになさそうです。メイの2枚めか…?

リセットスタンプ3

サーチ手段に乏しいので3枚採用です。
1回しか使わないのに3枚はやや過剰かもしれませんが、
サポートはレアコイルでサーチできるのに対して、
グッズはメイでしかサーチできません。

ふうせん2

スタートしてしまったザシアン、サッチムシ、コイルをベンチにさげたり、
終盤でイオルブがかいこうせんをループさせるのに使います。

グレートキャッチャー1

相手のバトルポケモンがイオルブVMAXを倒せてしまうほどのやばいポケモンだったとき、
手札を0にするだけでは解決しません。
ボスの指令が手札にないときはメイからでもサーチが可能ですが、
貴重なサポート権を消費したくないので、選択肢としての1枚です。
相手がV、非GXのみの場合は使えませんが、ないよりはマシです…

ターフスタジアム2

毎ターン安定してレドームシ、イオルブを進化させるカードです。
しんかのおこうならレアコイルもサーチできますが、
スタジアムであること、2ターン以上はたらかせられる可能性のあることから、
こちらを採用しました。

最後に

長くなりましたが、
今回のヤナトイナイトバトルでは、イオルブVMAX+イオルブのロックデッキで挑戦しました。
またそういう嫌らしいデッキかよ……と思われた方もいるかもしれませんが、
コンボデッキが多数みられるヤナトイナイトバトルの環境で、
ワンショットデッキや、ソフトロック以上のロックデッキを使う人があまりいないため、
披露する場としてはちょうどいいかなと思っています。

最近では「ワンチャンあるかも?」と思ってたコンボが実際の競技シーンで活躍しているところを見たりするので、
ヤナトイナイトバトルでも出し惜しみせず、たくさんコンボデッキを組んでいきたいなと思っています。

ではでは!d(℃。)