ポケモーニング!

CL東京の3日前ですが、”味わう”というなんの役にも立たない記事を書くことに定評のある男、トイです。

前回の”味わう”記事は結構自分でも納得いく記事でした。

【たいあたりジムexvs】特性ロックのフレーバーを味わう ~かがくへんかガスからイニシャライズまで~【SV5a クリムゾンヘイズ編】

さて、今回ですが、皆さん「テラスタイプ:ステラ」のポケモンのワザにある共通点があるのをご存じでしょうか。

じつはすべて、「宝石・鉱石」の名前が用いられています。(サムネ参照)

もともと、このスカーレット&バイオレットシリーズでは、テラクリスタルという概念が大きなテーマとなっており、
様々なポケモンがテラスタルオーブの力を借りて、体が宝石のように光かがやく(ついでにタイプも変わる)という世界観になっています。

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット 紹介映像より

おそらくそれにちなんでポケモンカードでも、「ステラミラクル」から登場した「テラスタイプ:ステラ」のポケモンには宝石の名前があてがわれています。
そもそもポケモンは昔から、「ルビー、サファイア、エメラルド、ダイヤモンド、パール」のように宝石の名前をよく使っていますね。

今回の記事ではそれらを味わっていくのですが、なにぶん宝石、鉱石のことに詳しいわけではないため、なぜこのポケモンのこのワザにこの宝石の名前があてがわれたのかというのを”がんばって”調べながら解説していきます。

ちなみに、これまで出た「ステラ」のポケモンとその技は以下で全部です。

それぞれ見ていきます。

宝石の解説と写真は、wikipediaよりお借りしました。

アローラナッシーex/ブンブンスフェーン

スフェーン(和名:チタン石またはくさび石)

スフェーンとは、ケイ酸塩鉱物の一種で、組成にチタンを含む(そのことがチタナイトという名前の由来となっている)。「チタナイト」と表記する場合は鉱物として、また「スフェーン」と表記する場合は宝石として扱う場合が多い。
多色性があり、また透明度の高い石はダイヤモンドよりも輝くといわれる。ただ、モース硬度が 5 から 5.5 と低く、また脆いため、ルースとして扱うには注意を要する。

聞いたことない石でしたが、めっちゃ輝くけどそこまで硬くはないという性質のようです。

色もたしかにアローラナッシーの色に近いですが、おそらくダダリンVMAXの「ブンブンチェーン」と語感を近づけたかったのではないかと思います。
ダダリンとアローラナッシーはかつて盟友でしたからね。

フライゴンex/ペリドットソニック

ペリドット(和名:橄欖石)

アラビア語で「宝石」を意味する فَرِيدَة(farīda(h), ファリーダ)が由来で、faridatと表記したものがperidotに転じたとも言われている。
含有する鉄分の作用によって緑色を示す。ペリドットは、夜間照明の下でも昼間と変わらない鮮やかな緑色を維持したため、ローマ人からは「夜会のエメラルド」と呼ばれていた。後にペリドットは十字軍によって紅海に浮かぶセントジョンズ島(現在のザバルガッド島(英語版))から持ち帰られ、中世の教会の装飾に使われた。200カラット以上ある大きなペリドットが、ケルン大聖堂にある東方の三博士の3つの聖堂を飾っている。

写真を見た瞬間、「あ、フライゴンぽい」と思いました。
そのうえ、アラビアっていうのも砂漠にすむフライゴンっぽいですし、「夜会のエメラルド」というのもまさにフライゴンのイメージにぴったりですね!
すばらしいネーミングだと思います。

モトトカゲex/ジルコンロード

ジルコン(和名:ヒヤシンス鉱、風信子鉱、風信子石)

火成岩中に微小な結晶として、ジルコンは地球上で広く産する。風化や変質に強い鉱物なので、砕屑粒子として、砂岩などの堆積岩にも広く見られ、 これをジルコンサンド(英語版)などと呼ぶ。また、それらが変成した岩石にも含まれる。
オーストラリアのジャックヒルズ(英語版)で、地球最古の鉱物として見つかっている。

比較的きらびやかなポケモンが多いステラの中で、モトトカゲが選ばれたのはちょっと意外でしたが、ジルコンの特徴は無骨でモトトカゲのイメージにぴったりですね。
また、「最古の」という部分も、ミライドン、コライドンの原種のようなポケモンであるモトトカゲのイメージと合っています。

ニンフィアex/エンジェライト

エンジェライト(和名:硬石膏)

エンジェライトは、空のような柔らかく、美しい水色が特徴の石です。発色原因は、ストロンチウムという成分で、同じ成分を含む鉱物に「セレスタイト」があります。
セレスタイトは脆いため加工には向かないですが、エンジェライトは加工がしやすく、ビーズなどに加工されたものが流通しています。

なんとそのまま「エンジェライト」という鉱石があるみたいです。すごい。めっちゃワザっぽい!
エンジェライトは、優しさと癒しの石ともいわれており、ネガティブな感情を浄化し、心を落ち着かせてくれる効果があるそうです。まさにニンフィアみたいなテキストの石ですね!

ソウブレイズex/アメジストレイジ

アメジスト・アメシスト(和名:紫水晶)

光沢はガラス光沢で、色は淡いライラック色から、濃紫色まで幅広い色合いがある。紫色の発色は、ケイ素を置換した微量の鉄イオンが放射線を受けると電子が飛ばされ電荷移動が酸素原子と鉄イオンとの間で起こり、三価の鉄イオンが四価の鉄イオンになり、これが形成した色中心(カラーセンター)が光のスペクトルの黄色を吸収するために、その補色である紫色が通過する様になるのが原因とされる。
加熱すると色が黄色に変化し、宝石名としてはシトリンとなる(現在出回っているシトリンはアメシストを加熱したものがほとんどである)。

こちらも。見た目がまずソウブレイズっぽいです!
そして、熱に反応するっていうポイントもソウブレイズっぽいですね!!

テラパゴスex/クラウンオパール

オパール/蛋白石

虹色にきらめく遊色効果を示す宝石。石自体の色は黒や青、緑、乳白色などのものがあり、ブラックオパールやホワイトオパールと呼ばれる。
古くは石器の材料の一つとして用いられ、日本でも東北から九州にかけて広範な遺跡から出土する。新潟県佐渡市の堂の貝塚では、精巧に加工された鉄石英および蛋白石製の石鏃を副葬した墓壙が発見されている。
色の美しいものは宝石として扱われる。特に日本で好まれている宝石で、乳白色の地に虹色の輝き(遊色効果)をもつものは中でも人気が高く、「虹色石」とも呼ばれる。

こちらは非常に有名な宝石なので(僕でも知ってる)知っている方も多いでしょう。
色が虹色に輝いていて、まさにテラパゴスのようです。これしかない!って感じの石です。

エースバーンex/ガーネットボレー

ガーネット/柘榴石

特に透明度の高い赤色、橙色、黄色、緑色のものを宝石として装飾用に使用する。丸く磨き上げられたものはカーバンクルと呼ばれる。
硬度の高さから「金剛砂」という粉末状の研磨剤として利用されることが多い。粒子の細かい柘榴石は、比較的安価にかつ大量に採掘できることから、紙やすりなどに利用される。
パイロープの成分とスペサルティンの成分の中間に位置するものにカラーチェンジガーネットというのも存在する。アレキサンドライトに非常に似た変色効果を発揮する大変興味深いルースとして知られている。種類は茶色からオレンジ、ピンクから赤、青緑からピンクなど様々。産地としては、スリランカ・アフリカ・マダガスカルなどが代表的だが、スリランカ産のものは既に鉱山が閉鎖されているため、現在は産出されていない。マダガスカルからは良質なカラーチェンジガーネットが産出することが多いが、スリランカ産の方が珍しいため、コレクターの間では高い値で取引されている。

エースバーンといえば火球をあやつるポケモンですので、真っ赤な

ラプラスex/ラリマーレイン

ラリマー/曹灰針石

ラリマー(larimar、ラリマール、ブルー・ペクトライト)とは、ペクトライトの中でも、特に青色系のものをいう。発見は1974年で、その美しい海のような色合いが評価され、今まで宝石としての価値が見出されていなかったペクトライトが注目を浴びるようになった。
近年、パワーストーンとして注目されたため、宝石の付属金属の加工や、ルースとしての需要があり、ラリマーを使った装飾品が作られている。チャロアイト、スギライトと共に世界三大ヒーリングストーンの1つとされ、パワーストーン愛好家に人気がある。

マーレインではありません。
ラリマー+レインのワザです。
海のような色合いというのがまさにラプラスを象徴していますね。
また、ヒーリングストーンというのも、ラプラスというポケモンと非常にマッチしていて良い石です。

デンチュラex/フルグライト

フルグライト/閃電岩

閃電岩あるいは雷管石(英 fulgurite フルグライト; ラテン語のfulgur「雷」から)は、珪砂に落雷したあとにできる、ニンジンに似た形状の天然のガラス管である。ちょうどよい成分の砂が高温に熱せられることで、雷の経路にそった形の石英ガラスを形成する。「雷の化石」とも呼ばれることがある。形成されたガラスはルシャトリエライト[1]と呼ばれるが、これは隕石の落下(テクタイト)や火山噴火でも生成される。アモルファスなのでミネラロイドに分類される。

どこが技名でどこが石名なのかと思いましたが、フルグライトという種類の石(?)があるみたいです。
めちゃくちゃポケモンカードのワザっぽいです。
雷の発生によって生まれる石ということで雷タイプのデンチュラと非常にマッチしていますね!

まとめ

調べてみると、それぞれの石がステラのポケモンの特徴にぴったりマッチしていました。
こうやって逆引きで調べるのは簡単なのですが、名付ける側は一つ一つ探していったんですかねえ!すごい!