水曜夜の高田馬場、生憎の雨で交通機関も麻痺する中、16名のトレーナーが集った。
「最も強く」、そして「最も魅力的な」デッキを決める戦い「ヤナトイナイトバトル3」が幕を開けた。
動物さんたち大集合
この日の「ヤナトイナイト」で目立ったのは動物たちの活躍である。
まずはこのデッキ。
チームプレイを得意とする「クロシロエリマキキツネザル」…ではなかった。ナゲツケサルのデッキである。
このポケモンの非常に高度なチームプレイは、特に相手の進化ポケモンに対して力を発揮する。
続いてはこのデッキ。
頬の電気袋を摩擦することで発電をすることができる齧歯類の… 失礼。でんきりすポケモンのパチリスと、ねずみポケモンのライチュウGXのデッキである。
自分の場の「ほっぺすりすり」を持つポケモン全員にエネルギーを溜めることができる「すりすりはつでん」を主軸にした、可愛くも強力なデッキであった。
大集合といえばこのポケモン達。イーブイから進化するポケモン達である。
フレフワンでレインボーエネルギーを自在に動かしながら、
相手に応じた進化系で戦うことができる。
最後はもっとも多かったのがこの動物…ではなくポケモン。
3種のキツネポケモンたちである。
ゾロア、ロコン、フォッコとその進化系たちが猛威を振るった。
さらに同じ炎狐、マフォクシーでも別々の能力を持つ3匹のマフォクシーと、金色に輝くマフォクシーBREAKまで降臨し、キツネポケモン同士の大乱闘となった。
焚け!灯せ!燃え盛れ業火!
次にタイプを見てみよう。
この日の天候は雨であったが、最も多かったタイプは燃え上がる炎タイプだった。
炎は時に、自然の驚異となる。
新弾『チャンピオンロード』のバシャーモが炎を焚きつけ、バクガメスが場のエネルギーを燃料にばくふんしゃするデッキだ。
燃え盛る炎は触ると火傷してしまう。
マフォクシーの魔術は遠くからでも相手を火傷にさせることができる。
それを、闘志を見ただけで相手の火傷を悪化させるほどのパッションを持ったポケモン、ゴウカザルがサポート。
ワザのダメージ以外で大きく相手を損傷させることができる。
一方で炎は私たちの生活の一部、「調理」に欠かせないものである。
このデッキは、マグカルゴのじならしで必要カードを山から浮き上がらせ、それをペロリームのテイスティングで掠め取る。
それらの進化ポケモンをリーフィアGXの「グランブルームGX」で一気に育てるデッキだ。
デッキ名は「シャキシャキレタスのホットドッグ」。
…なるほど。
そんな炎は時に崇められ、信仰の象徴となった。
聖なる炎といえばこのポケモン、ホウオウである。
その炎は、失われた命を再び蘇らせるほど。
このデッキでは、金色に輝くホウオウBREAK、虹色の羽を持つホウオウEX、蘇生の炎のホウオウGXなど、ホウオウの魅力が余すことなく詰まっている。
カントーの進撃
カントー地方とは、ポケットモンスター作品の始まりの地であり、
それはすなわち、多くのポケモントレーナーの旅の始まりの地でもある。
まずは、永遠の緑を象徴する「トキワの森」より、スピアーの群れ。
2016年の『カントークラシック』という大会で活躍したスピアーのデッキをリメイクしたデッキだ。
3体の仲間を呼ぶことのできるコクーンの力を加えて、
さらに迅速に、そして強力に群れで刺すことができるようになった。
続いては、主人公少年を待ち受けるトキワシティジムリーダーで秘密結社ロケット団のボス、サカキをモチーフとしたデッキだ。
フレア団の科学の力を借りて、ミュウツーが誕生。彼は自己存在を問いながらすべてを破壊する。
戦闘中にはなんとサカキ自身の姿も。
最後はハナダの洞窟より、こちらもミュウツーの登場。
パワーとスピード、2種類のメガシンカの圧倒的な力であらゆる敵を制圧する。
以上が、カントー地方の進撃、そしてこの夜の総括だ…。
あれ?でも何か忘れてない…?
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