2017年12月17日に開催した、サン&ムーン限定レギュレーションのイベント「アロコンクリスマス」のデッキを紹介します!

3回目は、加速、火力ともに爆発力のある「回ったら最強」の「鋼デッキ」を紹介します!

前回

アロコンクリスマスのデッキを紹介!②【ガブリアス&ルカリオデッキ】

ソルガレオGXデッキ

  

第一回アロコンでも優勝候補の一角だった《ソルガレオGX》が、スターターでもう一つの姿を得て強力パワーアップしました。

ほぼすべてのポケモンを「メテオドライブ」で1撃で倒し、「ウルトラロード」による機動力、「ソルバーストGX」による加速、立て直し性能が強いポケモンでしたが、新しい姿によって弱点の炎タイプに強くなり、「ターボストライク」で再度「メテオドライブ」の準備ができるようになりました。

弱点無しのHP250というのは、そう簡単に倒せないので、相手の攻撃を1撃耐えつつ、相手を1撃で倒すというわかりやすい強さを持った、まさにパッケージポケモンにふさわしいポケモンです。

問題は、2進化ポケモンを複数育てる必要があるため、ドローやサーチの弱いサン&ムーン環境でどうやって育てるのかという点です。

育てば強い強力無比なポケモンをどうやって早く育てるかが、このタイプのデッキのポイントです。

 

6位_「ソルガレオふるぱうあ」ヤナギさん

 

デッキレシピ

19 ポケモン 29 トレーナーズ
枚数 カード名 収録 枚数 カード名
4 コスモッグ SM1 4 ハイパーボール
2 コスモウム 2 ネストボール
2 ソルガレオGX SME 2 ふしぎなアメ
1 ソルガレオGX SM1 1 まんたんのくすり
2 ゾロア 1 レスキュータンカ
2 ゾロアークGX 1 フィールドブロワー
1 ソルガレオ◆ 2 こだわりハチマキ
1 ジジーロンGX 1 シロナ
1 マギアナ 2 リーリエ
1 アローラロコン SM2 1 マーマネ
2 カプ・テテフGX 2 ハラ
12 エネルギー 1 マオ
枚数 カード名 2 ポケモンだいすきクラブ
8 基本鋼エネルギー 3 グズマ
4 ダブル無色エネルギー 1 ルザミーネ
1 アセロラ
2 テンガン山

解説

《ソルガレオGX》に早く到達するために必要なサポートポケモンをこれでもかと詰め込み、安定して《ソルガレオGX》を場に出すデッキです。

  

《ゾロアークGX》は特性「とりひき」で不要なカードを捨てつつ、必要なカードを引いてくることができます。《マオ》との組み合わせは、必要なカードをピンポイントで持ってこられる数少ない方法で、存在さえしてしまえば自力で加速・攻撃・交換ができる《ソルガレオGX》との相性がいいです。

《ジジーロンGX》も同様に、手札が悪い状態から「だいしゃりんGX」で一気に展開し、後半には自身もアタッカーを務めることのできるポケモンです。

《ソルガレオGX》を育てる方法を増やしつつ、それ以外でも戦えるようになっている、対応力の高いデッキだと感じました。

 

「ビューティー&ビースト」ぶんぶくさん

 

デッキレシピ

18 ポケモン 30 トレーナーズ
枚数 カード名 収録 枚数 カード名
4 コスモッグ SM1 4 ハイパーボール
3 コスモウム SM1 3 ネストボール
2 ソルガレオGX SM1 3 ふしぎなアメ
2 ソルガレオGX SME 3 まんたんのくすり
2 アローラロコン SM2 2 フィールドブロワー
1 ヤレユータン SM1 1 レスキュータンカ
2 カプ・コケコ SM2 1 ともだちてちょう
2 カプ・テテフGX 4 シロナ
2 リーリエ
4 ロケット団のいやがらせ
12 エネルギー 3 グズマ
枚数 カード名
8 基本鋼エネルギー
4 ダブル無色エネルギー

解説

《ソルガレオGX》を早く育てる、そのためには早くポケモンを引くことが必要です。そのためにうってつけなのが、ほかのデッキにも何度も登場した《アローラロコン》です。

 

ぶんぶくさんのデッキには《アローラロコン》が2枚入っているため、1体目のアローラロコンが倒されても2体目でさらに必要カードをサーチしてきて、気が付けば場には《ソルガレオGX》が2体、3体…。というプランをメインに据えたデッキです。

また、なるべく《アローラロコン》を長生きさせ、相手の妨害をするために《ロケット団のいやがらせ》がなんと4枚はいっています。

このカードは自分が引けるカードが少ないという点がデメリットですが、「みちしるべ」によって、ターンの最後に必要カードをサーチできるため次のターンもスムーズに展開することができます。《アローラロコン》の弱点は相手の《イリマ》や《ロケット団のいやがらせ》で手札を流されることですが、それを握っている相手の手札を先に流すことができるのも強いです。

対応力の広いヤナギさんのデッキとは違い、どの相手に対しても自分のペースで対戦を運ぶデッキでした。

《アローラロコン》⇒《ソルガレオGX》の流れを「ビューティー&ビースト」と表現されている点も非常に美しい、センスの光るデッキでした。

 

「ニンフィアソルガレオ」おしゅんさん

デッキレシピ

19 ポケモン 29 トレーナーズ
枚数 カード名 収録 枚数 カード名
3 コスモッグ SM1 4 ハイパーボール
3 コスモウム 1 ネストボール
2 ソルガレオGX SM1 2 ふしぎなアメ
2 ソルガレオGX SME 2 まんたんのくすり
2 イーブイ SM1 2 レスキュータンカ
2 ニンフィアGX 2 ともだちてちょう
1 マーシャドー SM3+ 1 フィールドブロワー
1 カミツルギGX 1 スーパーポケモン回収
1 ひかるルギア 1 改造ハンマー
2 カプ・テテフGX 3 シロナ
12 エネルギー 2 リーリエ
枚数 カード名 1 マーマネ
3 基本鋼エネルギー 1 ロケット団のいやがらせ
5 基本妖エネルギー 1 ククイ博士
4 ダブル無色エネルギー 1 ポケモンだいすきクラブ
2 グズマ
1 アセロラ
1 プルメリ

解説

「速いサーチで《ソルガレオGX》を育てる」というコンセプトを、《アローラロコン》とは違ったポケモンで再現したのが、おしゅんさんのデッキです。

 

《ニンフィアGX》の「マジカルリボン」はポケモンに限らず好きなカードを3枚サーチできるので、《ふしぎなアメ》+《ソルガレオGX》+何か など、

サーチしづらいカードも自在にサーチできるカードです。また、《まんたんのくすり》は《ニンフィアGX》と《ソルガレオGX》どちらとも相性の良いカードです。

《ニンフィアGX》のピンポイントサーチ性能のおかげで、特定の場面で強くはたらく《マーシャドー》や《ひかるルギア》などのカードが搭載してあるのも注目です。よくこの環境にいるデッキを意識されているのだと感じます。

鋼+フェアリー という扱いの難しそうなデッキですが、相手を楽しませるエンターテイメント性と、多方面の相手に対応できる対応力を兼ね備えた素敵なデッキでした。

 

「ダブルソルガレオGX」エビフライさん

デッキレシピ

13 ポケモン 32 トレーナーズ
枚数 カード名 収録 枚数 カード名
4 コスモッグ 4 ハイパーボール
1 コスモウム SM2 2 ネストボール
3 ソルガレオGX SM1 4 ふしぎなアメ
1 ソルガレオGX SME 2 まんたんのくすり
1 カプ・コケコ SMC 2 レスキュータンカ
1 ウソッキー 2 こだわりハチマキ
2 カプ・テテフGX 1 ポケモンいれかえ
1 フィールドブロワー
3 シロナ
4 リーリエ
15 エネルギー 2 マーマネ
枚数 カード名 1 ポケモンだいすきクラブ
11 基本鋼エネルギー 1 ハラ
4 ダブル無色エネルギー 1 デンジ
1 グズマ
1 テンガン山

解説

ポケカを初めて日の浅いエビフライさん。今回はビギナーリーグでのエントリーでしたが、人数の都合で急遽1リーグ制になってしまい申し訳ありませんでした。

デッキは、おそらく構築済みをベースにしたと思われる《ソルガレオGX》のデッキでした。

デッキのほとんどが、「構築済みデッキ」「プレミアムトレーナーズボックス」のカードで組める構成になっていますが、必要パーツがしっかり入っており、きれいなレシピとなっています。

デッキ診断まがいのことを書こうかとも思いましたが、ほぼ完成されていたデッキでした。敷いて言うなら《ウソッキー》あたりを《アローラロコン》にしてみてもいいかもしれません。

ぜひポケカを続けていただき、またどこかでお会いしましょう。

 

「ソルガレオGXデッキ」まとめ

  

「出れば強い」を地で行く《ソルガレオGX》デッキは、序盤はサイドを先行されることが多いものの、後半から2体の《ソルガレオGX》が大暴れする主人公気質なデッキです。

使用するカードも、構築済みのデッキをベースに作ることができるので、初心者にもおすすめなデッキです。

 

「ジバコイル系統のデッキ」

  

この環境随一の強力な特性「マグネサーキット」を持った《ジバコイル》と、《ネクロズマたそがれのたてがみGX》などのアタッカーを組み合わせたデッキタイプ。

スタンダードでは《オカルトマニア》や《ダストダス》などで使えなくなってしまう特性ですが、この環境では「マグネサーキット」を消す手段がないので、《ジバコイル》が出てしまえば自由自在にエネルギーが付けられるデッキです。

  

SM5で同時に出た《テンガン山》や《ソルガレオ◆》などサポートも充実しており、場が整った時の制圧力は圧倒的なデッキです。

 

「テンガンひけないデッキ」のなめさん

デッキレシピ

19 ポケモン 31 トレーナーズ
枚数 カード名 収録 枚数 カード名
4 コイル(マグネサーチ) 4 ハイパーボール
2 レアコイル 2 ネストボール
3 ジバコイル 3 ふしぎなアメ
2 ゾロア 3 こだわりハチマキ
2 ゾロアークGX 2 ダッシュポーチ
2 ネクロズマGX黄昏 1 ともだちてちょう
1 ディアルガGX 1 レスキュータンカ
1 ソルガレオ◆ 1 フィールドブロワー
2 カプ・テテフGX 4 シロナ
2 リーリエ
10 エネルギー 2 マーマネ
枚数 カード名 2 グズマ
8 基本鋼エネルギー 1 アセロラ
2 ダブル無色エネルギー 3 テンガン山

解説

ノナメさんのブログによる解説も併せてご覧ください。

  

ノナメさんのデッキの特徴は、《ゾロアークGX》がエンジンの役割をしていることです。《ふしぎなアメ》《テンガン山》など、引きづらいパーツが多い鋼デッキでは、「とりひき」で山札を掘り進んでいくことが有効です。

また《テンガン山》が出ている状態なら、ほぼノーコストで2枚引けたりと、鋼との相性は抜群です。

《ゾロアークGX》や《カプ・テテフGX》でダメージを与えつつ、場が整った後は、《ディアルガGX》の登場です。「タイムレスGX」は、サイドを3枚以上取れる可能性のある強力なわざです。

「タイムレスGX」から、《ネクロズマたそがれのたてがみGX》いにつなげることで、一気に2体のポケモンを倒すことができますが、

その際に《ディアルガGX》⇒《ネクロズマたそがれのたてがみGX》へのエネルギーの流れをスムーズにしてくれるのが、《ダッシュポーチ》でした。

惜しくも《テンガン山》が引けなかったようで負けてしまった対戦もありましたが、どんな相手にでも一発逆転が狙えるロマンのあるデッキでした。

 

「ロード・オブ・メタリカ」ドラゴラーさん

デッキレシピ

20 ポケモン 28 トレーナーズ
枚数 カード名 収録 枚数 カード名
4 コイル(マグネサーチ) 4 ハイパーボール
2 レアコイル 1 ネストボール
4 ジバコイル 4 ふしぎなアメ
2 アローラロコン 2 あなぬけのヒモ
2 ネクロズマGX黄昏 2 こだわりハチマキ
2 ディアルガGX 2 カウンターキャッチャー
1 ソルガレオ◆ 4 シロナ
1 マーシャドーGX 3 リーリエ
2 カプ・テテフGX 2 マーマネ
2 グズマ
12 エネルギー 2 テンガン山
枚数 カード名
12 基本鋼エネルギー

解説

名古屋からのビッグゲスト()のドラゴラーさんのデッキは、私も前日に対戦させていただきましたが、安定感のある強力なデッキでした。

構築のポイントは、《シロナ》《リーリエ》《マーマネ》など、山札から引くサポートが多く、増えた手札から《アローラロコン》や各種ボールで展開していく点です。

何回か対戦しましたが、大きな事故がなく安定していました。

アタッカーとしては、《マーシャドーGX》が採用されているのがポイントです。

《ゾロアークGX》や《ジジーロンGX》に対して、《ディアルガGX》の「ひきさく」などを「シャドーハント」でコピーして戦っていくことで、無駄なエネルギーカードのロスを防いでいます。

《ジバコイル》さえ出せれば大ダメージを連発できるデッキでしたが、うまく《ジバコイル》を出せない対戦もあり、結果は残念でしたが、無駄のないきれいな構築でした。

「ジジバコテンガン山たそがれネクロズマ」ふらしょんさん

 

デッキレシピ

18 ポケモン 26 トレーナーズ
枚数 カード名 収録 枚数 カード名
4 コイル 4 ハイパーボール
2 レアコイル 1 ネストボール
3 ジバコイル 1 タイマーボール
3 ネクロズマGX黄昏 3 ふしぎなアメ
2 ジジーロンGX 2 こだわりハチマキ
1 ソルガレオ◆ 1 エネルギー回収
1 カプ・コケコ 4 シロナ
2 カプ・テテフGX 1 リーリエ
2 ハラ
1 マーマネ
16 エネルギー 2 グズマ
枚数 カード名 4 テンガン山
14 基本鋼エネルギー
2 ダブル無色エネルギー

解説

「出せれば強い」《ジバコイル》を出すために、《アローラロコン》ではなく《ジジーロンGX》が採用されています。

「だいしゃりんGX」ではやく《ふしぎなアメ》を引けるほか、ほとんどのデッキに採用されている《ダブル無色エネルギー》などの特殊エネルギーを破壊できる「ホーリーエッジ」、

そして、《ネクロズマたそがれのたてがみGX》が出せない150というダメージを出せる「ぎゃくじょう」も強力です。

また、「だいしゃりんGX」は《ハラ》につなげることもできるので、後半の安定にもつながります。

不器用な鋼タイプを《ジジーロンGX》でサポートできるデッキでした。

「ジバコイル系統」まとめ

  

一度《ジバコイル》が場に出てしまえば、《ネクロズマたそがれのたてがみGX》の「メテオテンペスト」でほとんどのポケモンを倒せますが、

その後のエネルギーのリカバリと、《ジバコイル》がいないときの対応が構築をするうえで意識すべきポイントかもしれません。

 

次回

アロコンクリスマスのデッキを紹介!④【使いやすいデッキ】

まとめ

【目次】アロコンクリスマスのデッキを紹介!【SMレギュ】

サン&ムーンレギュレーション限定イベント『アロコンクリスマス』アーカイブ【SMレギュ】