こんばんは。へる(@onaka_heru3_pcg)です。
本日テラスタルフェスexが発売されました! 2024年を締めくくるお祭りパックですが、再録だけでなく新規カードの熱さも負けてません。
特に《スボミー》の情報が公開されてからは、冗談抜きでプレイヤーが震撼した気がします。手軽に使えるグッズロックということで、どう使うかの考察が盛んですよね。
これについてはたんぬがいい記事を書いていたので紹介します。グッズロックの歴史と共に、環境デッキとの相性についてまとめてあります。よろしければこちらもどうぞ。
さて、《スボミー》に続いて話題になっているのが《レジギガス》ではないでしょうか。僕個人としてはパワフルなカードが大好きなので、このカードの方が強く惹かれます。ワンパンには夢(ドリーム)がありますからね。
そこで今回は《レジギガス》を例にしつつ、“デッキのカードを採用する時は、そのカードが担う役割を考える”ことについて記事にしたいと思います。
汎用性の高いカードではないからこそ、役割を明確にさせることで、どのデッキに採用すればいいのかが分かりやすくなります。他のカードでも同じ考え方ができるので、ぜひ参考にしてください。
※本記事で使用している画像はポケモンカードゲーム公式ホームページ「トレーナーズウェブサイト」より引用させていただいております。
■《レジギガス》の個性
まずは《レジギガス》の個性について把握しておきましょう。
・サイド1のノーマルポケモン。
・HP160。サイド1ポケモンとしてはかなり高耐久。
・闘弱点。サイド1なのであまり関係ないか。
・逃げエネは4。スタートすると逃がすのに苦労する。
・「ジュエルブレイク」は4エネ要求の100ダメージワザ。ただし『テラスタル』相手なら330ダメージになる。
特筆すべきはやはり「ジュエルブレイク」の破壊力でしょう。現環境において遭遇するであろう『テラスタル』は、大体以下の通りです。
・《リザードンex》
・《ドラパルトex》
・《オーガポン みどりのめんex》
・《オーガポン いしずえのめんex》
・《オーガポン いどのめんex》
・《テラパゴスex》
・《ソウブレイズex》
・《ピカチュウex》
・《サザンドラex》
・《ゲッコウガex》
またこれに加え、テラスタルフェスexでブイズが全員『テラスタル』になったので、しばらくは遭遇率が上がると思います。いずれもデッキのメインアタッカー、ないしシステムとしての役割があるので、ブレイクする対象には困らなさそうです。
■どんな役割を持たせる?
当然「ジュエルブレイク」を活かしたアタッカーとしての運用をしたいですが、ここではもう少し掘り下げて考えましょう。
330ダメージ以上を出せるポケモンは、現環境なら《タケルライコex》や《チラチーノ》などが挙げられます。若干調整は必要ですが《リザードンex》や《フワンテ》も含めて良いでしょう。つまり単純に『テラスタル』を倒すだけなら、他のポケモンでもかまわないわけです。
《レジギガス》にあってそれ等のポケモンにない強みは、“サイド1のたねポケモンとして相手の『テラスタル』を倒し、サイドレースで優位に立てるアタッカーな点”だと思っています。
ただし「ジュエルブレイク」のためには4エネ必要ですし、『テラスタル』以外には役割を持ちづらい為、このカードを主体とするデッキは組むのに抵抗があります。
なので“大量にエネ加速できるシステムが搭載されているデッキのサブアタッカー”としてなら、積極的に組み込めそうですね。
ということで、2つの要素を満たすデッキに採用して使ってみました。
■【ルギア】+《レジギガス》
デッキコード:R2yM22-EoIja3-p2yXMR
真っ先に思いついた組み合わせです。《アーケオス》の「プライマルターボ」によってエネ加速でき、アタッカーとして組み込むのに不自由はありません。
元々【ルギア】には前述した《チラチーノ》が採用されやすいですが、《レジギガス》はたねポケモンです。あらかじめ場に出しておく必要がない点では勝っています。逃げエネが重いデメリットも《ジェットエネルギー》である程度カバーできますしね。
また「カースドボム」で倒されるほどHPが低くないので、《ギフトエネルギー》をスカされたり、《カウンターキャッチャー》→《アーケオス》と同じターンでやられたりという心配がないのも嬉しいですね。
ただ無視されて『テラスタル』以外の盤面を作られると何もブレイクできないので、《アヤシシV》を採用し、エネルギー貯蔵タンクとしてのサブプランを持たせました。
■【パオジアン】+《レジギガス》
デッキコード:8GxG8c-S96bqX-D44ax4
このデッキは元々サイド1ポケモンのみで盤面のシステムが構築できるので、《パオジアンex》を後出しすることで、相手のサイドプランを崩す動きができました。
そこに《レジギガス》を採用すると、サイド1で固めたまま攻撃に移れる為、よりサイドレースで優位に立ったプランが可能です。
「ヘイルブレード」と違い、場にエネルギーが残り続けるのもいいですね。《セグレイブ》を狙われても返しのターンで最低限攻撃はできる点は評価が高いです。【パオジアン】の弱みを補いつつ、強さを補強する意味では悪くないカードだと思いました。
■【ディアルガ】+《レジギガス》
デッキコード:xcGc8c-Hhbr6m-Y4x8x8
このデッキもサイド1ポケモンのみで盤面のシステムが構築できるため、《レジギガス》で攻撃すると引き続きサイド1を維持できます。
また《ディアルガVSTAR》で高火力を出すためには一定の時間が必要なので、早いタイミングで攻撃を仕掛けられるのは良かったです。待って「スタークロノス」で逆転しにいくのか、早期に攻撃を仕掛けるかが選べます。
ただしスタートした時が若干厳しく、これまで紹介したデッキと違ってスムーズに入れ替えられないのは気になりました。元々ベンチ枠が厳しいデッキなので、不用意に埋められるとめちゃくちゃ辛いです。
一応《ネジキ》を採用したので、《ディアルガV》と切り替えて一気に進化→「スタークロノス」に繋げられるかもしれません。それほど都合よくサポートにアクセスできるのかは怪しいですが。
■おわりに
というわけでカードの役割について考える記事、及び《レジギガス》を採用したリストの紹介でした。
今まで説明したことを意識すれば、闇雲にカードを試してはあまり活躍しなかった… という機会が減るかもしれません。時間は有限ですから、ある程度仮説を立てた上で取り組むといいですね。
では今回の内容を簡潔に振り返っておきましょう。
・新しいカードを採用する時は、そのカードが担える役割に着目する
・既存デッキの弱点を補うように採用できるとなお良い
・ワンパンには夢(ドリーム)がある
ではまた! 次の記事でお会いしましょう!
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