「プラーーズマーー!!!」
「おつかれさまでスターーーーー!!!」

おれら なくこも だまる. オシャレチーム たいあたりジム!! のトイです!

今回の新団「ナイトワンダラー」は、ポケモンスカーレットバイオレットのDLCコンテンツに登場する、モモワロウとともっこ(イイネイヌ、マシマシラ、キチキギス)がメインのエキスパンションですが、同時に裏テーマとして、「悪の組織」とそのポケモンがフィーチャーされた弾でもあります。

すでにネット上でも考察が多く上がっていますが、その真偽も含めて、私のほうでも詳細を見て、考察していきます。

メインのサポートとポケモン

何よりわかりやすいのが、サポートと対応しているポケモンたちです。
テキスト内でも示唆されていたりするのでわかりやすいですね。

アクロマ⇔キュレム

相手のトラッシュに「アクロマ」と名の付くカードがあると、本来5エネの強力技が1エネで使える脅威の特性を持ったキュレム。
「アンチプラズマ」というあまりにもわかりやすい名前の通り、アクロマに対する異常なヘイトがうかがえます。

BW2の中でほぼラスボス的な存在として、プラズマ団に使役されるポケモンとして登場するのがキュレムです。
キュレムはBWではジャイアントホールの中でひっそりとたたずむポケモンだったのに、BW2ではプラズマ団によって戦闘に駆り出されるばかりか、レシラム、ゼクロムと無理やり合体させられます。

伝説のポケモンが悪の組織に無理やり使われるのはこれまでのシリーズでもおなじみですが、知らんポケモンと合体させられるというのはまた話が違うというか、
正直生理的に無理すぎると思います。そりゃアクロマって文字を見ただけでエネルギーがなくてもワザが撃てるのも当然。
ブチギレるべくしてブチギレている。原作ストーリーを見事に解釈した良テキストだと思います。

クセロシキ⇔カラマネロ

原作でもカードでも、アクロマと同じくらいの存在感を放つ名物幹部、それがフレア団幹部のクセロシキです。
ポケモンバトルが強いというよりは、科学的なスキルでフレア団をサポートするキャラクターなのですが、そのクセロシキの持つ数少ないポケモンがカラマネロです。
ゲームではかなり地味なポケモンですが、アニメでの存在感が大きく、さいみんじゅつで相手の精神を洗脳するチートポケモンとして、事実上のラスボスとすら言えるような敵となっています。
カードでも過去にカラマネロのARにクセロシキが描かれており、作品全体を通してパートナーのような扱いとなっているキャラクターです。

カシオペア⇔ニンフィア

ここまでは各組織の幹部クラスでしたが、満を持して登場したのはスター団のボス。カシオペアです。
スター団を悪の組織と呼ぶかは所説…というか、原作をプレイした方なら悪でもなんでもないほっこり集団だということは明らかなのですがそれはさておき、
おそらくカシオペアのパートナーポケモンとして、今回ニンフィアが収録されています。
同時に出たサプライシリーズでもパートナーとして描かれていますね。

注目してほしいのはニンフィアのイラストで、これまでラブリーきらきら女の子な感じで描かれることが多かったニンフィアですが、
このイラストではまさに夜のアカデミーで暗躍する、ダークな雰囲気のニンフィアが描かれています。
カシオペアの影のあるキャラクターと非常にリンクしている素晴らしいイラストです。

アンズ⇔クロバット???

ここまで読んでくれた原作をあまり知らない方にとっては、「じゃあアンズはどんな組織に所属してるんだ」と思うかもしれません。
そうみてみると確かにめちゃくちゃ悪の組織にいてもおかしくないような見た目をしています。

でもアンズは(僕の知る限り)悪の組織の人間ではなく、普通の健全なジムリーダーです。

なんで??????

なんでなのか全くわかりません。
「どく」とシナジーのあるカードを作りたかったとして、それがクロバットだったとして、
クロバットと毒タイプに関係する登場人物は結構います。クロバットというポケモンは各世代の悪の組織の手持ちになっているからです。

アカギの手持ちであるのはあまりにも有名ですし、毒タイプという切り口で見ても、スカル団のプルメリがいます。
なんでアンズになったのか全く分かりません。

ボスの手持ちになっているポケモン

ペルシアン

イラストには描かれていませんが、ペルシアンといえばサカキのポケモンですね。

かつて「サカキの計画」にペルシアンが描かれていたり、151で出たペルシアンは「サカキのカリスマ」を持ってこられるカードでした。
ARのイラストは豪華な部屋から外を見つめるペルシアンですが、これはサカキがよくいる社長室のような場所なのかもしれませんね。

マニューラ

マニューラは何よりアカギのパートナーとしてもよく描かれることのあるポケモンです。
カードでもマニューラのARにアカギが描かれていたり、一緒にスリーブになっていたり、サカキ⇔ペルシアンならアカギ⇔マニューラと言えるほどギンガ団と親和性のあるポケモンですね。

ゾロアーク

プラズマ団の王子、Nといえばゾロア。ポケモンカードの中でも何度も何度も描かれてきた組み合わせですね。

ポケモンカードでは、ダークラッシュ、ダークオーダー、ナイトユニゾン、イーブイヒーローズ、ダークファンタズマ、として今回のナイトワンダラーと、
”なんか悪そうなパックにはゾロアーク収録されがち”なのがあるあるです。

イベルタル

イベルタル、ゼルネアスいずれも作中でフレア団が復活させて世界をぶっ壊そうとするポケモンなのですが、
どう考えてもゼルネアスは正義っぽいし、イベルタルは悪っぽいので、フラダリと一緒に描かれがちなのは圧倒的にイベルタルです。
ポケマスでもプラターヌ⇔ゼルネアスで、フラダリ⇔イベルタル ですね。
イベルタルは伝説のポケモンなのですが、カードではアタッカーというよりサブアタッカーやサポートとしてめちゃくちゃ適当に出されがちです。仕事を選ばない伝説のポケモン。

キテルグマ

キテルグマは言われてみればそういえば、サン&ムーンのラスボス、エーテル財団のルザミーネの手持ちでしたね。
他のポケモンがボスのポケモン!って感じなのにキテルグマだけこんな顔をしていて逆に怖いです。
アニメサン&ムーンではロケット団と一緒に準レギュラーとなっていましたね。

ダイオウドウ

ダイオウドウといえばそう、ソード&シールドのボス、マクロコスモスの社長ローズのパートナーです。
カードではムゲンダイナにローズが描かれていましたが、手持ちとしてはダイオウドウという感じがします。
明らかにローズを意識して収録されている感がありますね。

テツノドクガ&チヲハウハネ

悪の組織という感じでもないですが、スカーレット、バイオレットのラスボス的な存在であるオーリム博士、フトゥー博士の手持ちポケモンとなっています。
ネタバレだったらごめん。

その他悪の組織っぽいポケモン

ブロロローム

ブロロロームといえば、スター団各幹部との戦闘で必ず戦うポケモンです。
「悪の組織」と「カシオペア」がテーマのエキスパンションで収録されるのは非常に納得感があります。
めちゃくちゃ強かったので、ボス感があるポケモンですよね。

ヘルガー

ヘルガーというポケモンは、ジョウト地方四天王カリンの手持ちとしての存在が一番有名かもしれませんが、数多くの悪の組織とのつながりがあるポケモンでもあります。
まずは、ロケット弾幹部のアポロ。こちらはポケマスではバディという設定になっています。
また、カロス地方の四天王でもあり、フレア団幹部でもあるパキラのパートナーがメガヘルガーとして描かれていることも多いです。
カードではマグマ団のヘルガーもいましたし悪の組織となじみのあるポケモンです。

キングドラ

今回、exとしての収録になったキングドラにも触れておきますが、キングドラというポケモン、悪の組織に全然使われていません。
アクア団のキングドラとか、いそうでいないんですよね。
しいて言うならシルバーの手持ちになっていることがあり、シルバーは闇落ちしがちなキャラだし、サカキの子だし(一部作品にて)拡大解釈すると悪の組織とも関係がありそうですね。

ドクロッグ

ドクロッグはギンガ団幹部サターンのパートナーとして描かれることが多いポケモンです。
地味にエール団のマリィの手持ちだったりもしますね。

まとめ

これだけ、ほぼすべての各世代の組織のボスが出ているのに、アクア団、マグマ団だけ該当ポケモンがいないのが逆に違和感があります。
マグマ団はヘルガーだとしても、アクア団は???
そして、悪の組織で来ているのに、アンズ????どうして???

など、統一感はありつつも完全に統一しているわけではないというところが気にかかります。

過去のパックでは「ドリームオーダー」や「VMAXクライマックス」など、一時期はポケモンのイラストにトレーナーが描かれることも多かったですが、
最近はそれも少なくなってきたような傾向がある気がします。

”あくまでポケモンはポケモン”。 ちょっと裏テーマはあるけど、完全に”誰かのポケモン”という位置づけにしないようにあえてちょっとだけ外している。

炎サポーターモブの謎 の結論ともちょっと近いですが、あなた(プレイヤー)自身のポケモンなんだよという建付けをしっかり守るためのチョイスだと考えると納得です。

そんな意図がうかがえるナイトワンダラーでした。

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