ポケモーニング!トイです。

SVシリーズでも、たいあたりジムでは新弾のたびに記事をアップしていきますので、お楽しみに!!

今回の記事では、この1年に一度しかない「レギュ落ち」というタイミングなので、
デッキの作り方について書いていきたいと思います。

ポケモンカードの楽しみは、対戦もすることもそうですが、「デッキを作ること」自体が、カードゲームの大きな楽しみだと思います。
昨今ではSNSを見れば強いレシを見つけることができるため、デッキを作れなくても困らない時代ではありますが、
ぜひとも、自分でデッキを作る楽しみを味わっていただくために、記事を書きたいと思います。

皆さんが無意識にやっていることだと思いますが、一般化して記載していきます。

たいあたりジムexvsとは…

毎回、「新弾にまつわる何かをして、記事にする」。
たいあたりジムメンバーが、
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やることは変わりませんが、
新弾ごとに、ポケカをちょっと面白くする記事を
お届けできればと思います。

今回のテーマ「デッキをつくる」ための2種類の考え方

今回の新弾は、普段の新弾と違います。そう。レギュレーション落ちがあったタイミングですね。

レギュ落ちとは?→今ポケカを始める人に知って欲しい『スタン落ちとは』

現環境は楽しんでいますか?もう発売から約一週間経ちましたが、まだ環境が固まっていない印象を受けます。

正解のない環境の中でどうやって強いデッキにたどり着くのかというところは、勝てなくてもどかしいかもしれませんが、逆にレギュ落ち直後でシティリーグも始まっていない今だからこそできる楽しみでもあります。僕はこの期間に試行錯誤するのが好きです。

この楽しさは特殊レギュレーションをやるときの楽しさにも似ています。今まで誰も考察したことのない環境を考察することは、その時のカードプールで最強のデッキを導き出す力がはぐくまれます。
私は、ののほほさんが開催しているBF(ビルドフロンティア)で遊ぶ中で、誰もやっていない環境を考察することで見たことのない環境で強いデッキを組む力がついたと感じます。

まだ出たことが無いですが、ずんだもちとーまさんの「タイプマスター」も同じだと思います。日ごろから未知のレギュレーションに対して悲観的にならないことが大事だと思います。

参考1:ビルドフロンティア→ののほほさんのnote
参考2:タイプマスター(次回は闘です)→ファイトマスター決定戦の募集

そんな環境で未知のデッキを組む中で、自分の中で2種類のデッキの組み方があることに気が付きました。

それがちょうど、「過去」「未来」と置き換えることができ、レギュレーション落ちした際のデッキの組み方として参考になるので、コライドン/ミライドンにちなんで紹介します。

「過去」のデッキから想像する

まずは、過去です。コライドンは関係ありません。

特殊レギュレーション下では、スタンダードの多くのカードが使えなくなります。
つまり、多くのデッキのパワーが下がります。

レギュレーション落ちでも同様です。オーロラエネルギーや回収ネットなどのDマークカードが使えなくなったことで、多くのデッキが様変わりしましたね。

そんな中で一つ強力なデッキを発見する考え方は「既存のデッキの中で、影響のないデッキを探す」ということです。

多くの強いデッキが弱体化しているのに、弱体化していないデッキタイプがあったら、

相対的に強化されている

のと同じですね。

以下に例を示します。

ルギア

D~Fレギュレーションの最終盤に猛威を振るったルギアVSTARのデッキが、E~Gレギュレーションでどうなったか見ていきましょう。

以下に挙げるデッキは、ネットで拾った一般的と思われるデッキリストです。
シティリーグのデッキチェックでも何度も何度も見ました。

ここからDレギュレーションのカードを抜いてみるとこうなります。

ルギア以外のアタッカー、Wターボ以外のエネ、ハイパーボール以外のボールが消えましたね。
デッキの半分くらいが消えています。デッキとしてもはや成立していません。

リザードンは落ちていませんが、リザードンに貼ることができる炎の特殊エネが消滅しているので、実質ほぼ採用できません。また、ムーランドに関しても、パワフルエネルギーがないと40ダメージのおかわりファングしか使えないため、かなり使いづらくなっています。

ルギア+アーケオス自体は残っているため、今後の特殊エネ次第でまた息を吹き返すデッキかもしれませんが、大きく形を変えることになりそうです。

ライコウ、イベルタル、リザードンという強力なアタッカーを持っていたルギアほど警戒しなくてよさそうですね。

ギラティナ

登場からD落ちまで、安定感と対応力の高さで人気がありつづけたギラティナのデッキはどうなったでしょう。

ポケモンに関してはすべて現役で使えます。素晴らしいですね。

まずはクイックボールとキャプチャーエネルギー。こちらはネストボールで大体ができそうですが序盤の安定性に影響が出そうですね。次に回収ネット、こちらも使い勝手がかなり悪くなりますが、ポケモン入れかえ等で代用することができなくもないです。
地味に大きい損失がふつうのつりざおです。このリストでは1枚ですが、2~3枚入れることもあったカードです。
枚数の薄いウッウや、ヤミラミを回収しつつ、エネルギーも戻せる非常に有用なカードでしたが、それがなくなったため、ポケモンの管理が難しくなりそうです。
エネルギーはエネルギーリサイクルで代用ができそうです。
また、風船がないことも地味に手札リソースの管理を難しくしています。

というわけで、ギラティナに関しては、ポケモンが同じためデッキの出せる最大値は同じだが、安定性をやや失ったという評価になりそうです。
デッキのできることの最大値が変わらないというのは大きなポイントかもしれませんね。

ミュウ

フュージョンアーツ出てからずっと強いミュウを見てみましょう。

クイックボールが別のボールに代わるだけでほぼ同じ形で維持が可能です。やばいですね。

ミュウはルギア環境の中でも一定の強さがありましたので、今後も間違いなく強いと言えます。
中学生の中に高校生が混じってるくらい強いです。

まとめ

以上が、「「過去」のデッキから想像する」です。

強かったものから弱くなった要因を引いていき、残ったデッキを比較する方法です。
大会で勝つには結局このミュウやギラティナに勝たなくてはいけない、というデッキを組む際の強さの指標にもなりますね。

もしくは、ミュウやギラティナほどではなくても、デッキパワーがほとんど変わらないデッキに関しては、新環境で相対的に強いデッキとなっているかもしれません。
ぜひ探してみてください。

「未来」のデッキから想像する

ミライドンはちょっと関係あります。

こちらは、過去のデッキの組み方を踏襲せず、新しいカードプールをフラットに見つめてデッキを組むやり方です。
既存の組み方に囚われない」と言い換えることができるかもしれません。

例えば「ミライドンex」というカード。「タンデムユニット」という特性で雷タイプのたねポケモンを毎ターン2枚ずつだせます。
ミライドンでミライドンを持ってくることもできるので、特性が止められない限りベンチを常に埋めることができます。

ならば、たねポケモンを持ってくるボールはいらないのでは?

これまでどのデッキにも1ターン目にクイックボールやキャプチャーエネルギーなどでたねポケモンをベンチに置くことが必須でした。
また2ターン目以降も次の戦うポケモンを準備するためにたねポケモンを持ってき続けるという動きが必須となっていましたが、ミライドンexを出した以降はカードが不要になります。

ならば、スーパーボール、ハイパーボール、キャプチャーアロマなど、進化ポケモンも持ってこられるボールを厚くして、バトルVIPパスやネストボールを無くすこともできるかもしれません。
また、新カード「ペパー」を厚く積んで、最初のミライドンexを呼ぶためのネストボールを1枚だけ入れる、などもできるかもしれません。

これはあくまで例ですが、既存のデッキに照らし合わせて「ボールは〇枚くらい、サポートは〇枚」くらいとデッキに入れていく前に、コンセプトとなるカードの周りで本当に必要なカードは何なのかと考えることで新しい自分だけの強いデッキができるかもしれません。

こうやって考えるのもまた楽しいですね。

まとめ

2種類のデッキの組み方を紹介させていただきました。

どちらも、ファンデッキイベント「ヤナトイナイト」で参加者のデッキをたくさん見たり、特殊レギュレーションイベント「BF」に参加する中で、「HP90以下だけのレギュレーション」や「出したばかりの1進化をいきなり進化させられるレギュレーション」など様々なレギュレーションを体験する中で身に付き、言語化できるようになりました。

重要なのは「自分なりのデッキの組み方を複数持っていること」です。

なぜそれが必要なのかというと、デッキの組み方を複数知っていたほうが、様々なカードを活躍させられることができ、よりポケモンカードが楽しくなるからです。

それぞれの方のポケモンカードとの付き合い方によって、デッキを考える時間がないという方や、カードプールを把握する時間や気力がないという方もいるでしょう。
そういった方に「答え」となるリストが提示されていることは非常に素晴らしいことです。豊かなインフラです。

しかし、「自分でデッキを組む」、「組んだデッキで戦う」、「その結果をもとにデッキを強くする」こういったことを繰り返していくと、もっとカードゲームが楽しくなると私は思います。これからは、そういった楽しさをより多くの人に伝えるための手助けをしていきたいと思っています。

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