おはこにゃばちにんこ。
ロロたんぬです。

たいマックスVstar企画も早4回め。
たいマックスから計算すると21回め。
新弾レビューから計算すると33回めの記事です。

なんとなく振り返ってみたかっただけで、特に意味はないです。

たいマックスVStarとは…

毎回、「新弾にまつわる何かをして、記事にする」。
たいあたりジムメンバーが、
新弾リストが公開されてから、
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いよいよ強化拡張パック「ダークファンタズマ」発売ですね!

みなさんは、この部分を意識したことはありますでしょうか?

拡張パックか、強化拡張パックか。

日高屋で言うとこの部分です。

今回のたいマックスVstarでは、
この「強化拡張パック」という分類について解説・考察していきます。

数字からわかる違い

強化拡張パックと、拡張パックを、
見てわかる部分で比較していきます。

◯強化拡張パック「ダークファンタズマ」

・希望小売価格 260円
・内容物 カード6枚入り
・必ず2枚キラカード
・全71種+???

◯拡張パック「スペースジャグラー」
◯拡張パック「タイムゲイザー」

・希望小売価格 165円
・内容物 カード5枚入り
・全67種+???(実質134種)

◯強化拡張パック「バトルリージョン」

・希望小売価格 260円
・内容物 カード6枚入り
・必ず2枚キラカード
・全67種+???

◯拡張パック「スターバース」

・希望小売価格 165円
・内容物 カード5枚入り
・全100種+???

これまでも強化拡張パックはありましたが、
Fシリーズに入ってから、販売金額や各種ミラー仕様の登場により、
見た目の面でも拡張パックとは一線を画す存在になっていたかと思います。

違いの歴史

◯初の強化拡張パック

そもそも、いつからこのような差が生まれ始めたのでしょうか?

初めて「強化拡張パック」が発売したのが
2017年、サン&ムーンシリーズから、
強化拡張パック「サン&ムーン」。

この時は
拡張パック「コレクション サン」
拡張パック「コレクション ムーン」
が出た後で、
「拡張パック「コレクション サン」「コレクション ムーン」および 、3種のスターターセットと相性の良いカードを多数収録。組み合わせることで、最強のデッキが完成する。」

という謳い文句でした。

拡張パックは165円5枚入り(60種)でしたが、
この強化拡張パック「サン&ムーン」は
253円キラカード5枚入り(49種)。

その後も、

拡張パック「キミを待つ島々」
拡張パック「アローラの月光」
が発売したのち、
強化拡張パック「新たなる試練の向こう」
が発売。

XYシリーズまで3ヶ月に1回、拡張パックが登場していたポケモンカードが、
拡張パックの間に強化拡張パックを発売するようになりました。

◯ポケカの日

SMシリーズ中期に入ると、
「ポケカの日」と称し、
毎月最初の金曜日に、商品を発売するようになります。

3月 拡張パック「禁断の光」(94種)
4月 強化拡張パック「ドラゴンストーム」(53種)
5月 強化拡張パック「チャンピオンロード」(66種)
6月 拡張パック「烈空のカリスマ」(96種)
7月 強化拡張パック「迅雷スパーク」(60種)
8月 強化拡張パック「フェアリーライズ」(50種)

このタイミングから
「全カードキラ仕様」などの差別化も少なくなり、
強化拡張パックも5枚入り150円になっていきます。
その違いは種類数くらいでしょうか…
この時期の強化拡張パックはタイプごとにフィーチャーされ、
明確に「このタイプを強化する」ことを意識した強化拡張パックになっています。

毎月新弾が出る、という試みは、
プレイヤー的には飽きの来ない環境で面白かったですが、
消費者的には金銭面での負担、
目まぐるしい環境の変化によるコンテンツの消費の速さが少しマイナスイメージでした。

この「ポケカの日」と称した
毎月新弾はCマークの終わりまで続きました。

◯ソード&シールドシリーズ

ソード&シールドシリーズに入り、
強化拡張パックの販売が少し変わります。

12月 拡張パック「ソード」(60種)
12月 拡張パック「シールド」(60種)
2月 強化拡張パック「VMAXライジング」(70種)
3月 拡張パック「反逆クラッシュ」(96種)
5月 強化拡張パック「爆炎ウォーカー」(70種)

150円5枚入りは変わりませんが、
販売ペースと、1弾あたりの種類数が変わりました。

3ヶ月周期での、環境に与える影響は維持しつつ、
マイナス面を調整した形かと思います。

Eシリーズの後半までこの流れが続きました。

そして今、Fシリーズに入って、
販売金額が変わり、キラ仕様が登場するようになった…
というのが、強化拡張パックの歴史です。

◎立ち位置の違い

なぜ拡張パックだけではダメなのでしょうか?

ここから先は考察もまじえつつ、
強化拡張パックの立ち位置、役割を検討していきます。

・他TCGとの競合

真っ先に思い当たるのがこれです。

たとえば、
遊戯王OCG。
直近の商品を見てみると、

1月 禁止・制限改定
1月 基本パック DIFO
2月 スペシャルパック HAC1
3月 コンセプトパック DBTM
4月 禁止・制限改定
4月 基本パック POTE
5月予定 コンセプトパック DP27
6月予定 コンセプトパック AC02

まさかの毎月新弾。
基本パックの販売タイミングまで同じです。
それに加えて、3ヶ月に1回の禁止・制限改定。
環境は目まぐるしくかわっていきます。

デュエル・マスターズ。

9月 拡張パック DMRP19
10月 拡張パック DMEX17
12月 拡張パック DMRP20
1月 新殿堂レギュ施行
2月 拡張パック DMEX18
4月 拡張パック DMRP21

RPが基本のパック、EXが強化拡張パックに近いです。
これは現在のポケカに近い販売ペースとなっています。
いわゆる禁止・制限改定とも言える「殿堂レギュレーションの変更」。
デュエマは半年に1回程度のペースで行われているようです。

シャドウバース。

9月 22弾
10月 修正
11月 アディショナル
11月 修正
12月 23弾
12月 修正
1月 修正
2月 禁止・修正
2月 アディショナル
3月 24弾
5月 アディショナル

基本のパックが3ヶ月に1度発行、
1.5ヶ月後に同パックから追加カードが封入されるようになります。
そこに、データカードゲーム特有の「バランス調整」が逐一はいります。

パックの発行ペースはポケカと大差がないどころか
ややペースが遅いものの、
この「随時入るバランス調整」のおかげか、
環境の変化は目まぐるしいものという印象を受けます。

このゲームが出てから、紙のTCGの方が
「データTCGと比較した発行ペース」を意識しているような気さえするほど。

ヴァイスシュヴァルツ。

1/14 アサルトリリィ
1/28 ごちうさ
2/11 プロジェクトセカイ
3/11 バンドリ!
4/8 メイドラゴン
4/29 D_CIDE
5/13 東京リベンジャーズ
5/27 ラブライブ!

脅威の月2回新弾…!!!
基本的に組み合わせることはできないものの、
メタゲームは新弾発売ごとにめぐり、
競技プレイヤーはついていくのに必死なように見えます。

これらと比べると、
ポケカは「まだマシ」「ややゆったりめ」という印象を受けます。

ただ、
ハイペースに発行される新弾、調整は環境に変化をもたらし、
プレイヤーを飽きさせない、
離れさせないような工夫が見られます。

強化拡張パックは、
「拡張パックまでの中継ぎ」とも考えられるのです。

◯強化拡張パックの与える影響

…とはいえ。

毎回発行する強化拡張パックを、
拡張パックと同レベルの封入、カードパワーにしてしまうと、
コンテンツは浪費され、
より飽きさせないために、
無意味なインフレーションを起こすことにつながります。

この項では、
拡張パックと強化拡張パックの違いを比べつつ、
与える影響についても考えます。

拡張パック「スターバース」
に収録された、代表的なカード

・リザードンVSTAR
・「マダムのいかり」ミノマダム
・「なみのヴェール」マナフィ
・ネオラントV
・ライチュウV
・「たけるとうき」ルカリオ
・「はたらくまえば」ビーダル
・「なかまをよぶ」チラーミィ
・アルセウスVSTAR
・ハイパーボール
・こだわりベルト
・シロナの覇気
・チェレンの気くばり
・博士の研究
・ボスの指令
・マグマの滝壺
・ダブルターボエネルギー

強化拡張パック「バトルリージョン」
に収録された、代表的なカード

・スターミーV
・「むれをあつめる」ヒスイバスラオ
・かがやくゲッコウガ
・「プリンセスカーテン」ディアンシー
・かがやくルチャブル
・ヒスイジュナイパーVSTAR
・「ハッスルバーク」グラエナ
・ヒスイダイケンキVSTAR
・「ミラクルボディ」ミルタンク
・キャンセルコロン
・シマボシ
・ツツジ
・コトブキムラ

拡張パック「タイムゲイザー」
に収録された、代表的なカード
・ヒスイドレディアVSTAR
・レントラーV
・カイリキーVMAX
・「ギガマグネット」ジバコイル
・オリジンディアルガVSTAR
・「きょうめいしんか」イーブイ
・「こだいのえいち」レジギガスなど
・トレッキングシューズ
・フェザーボール
・セキ
・ナタネの活気
・大口の沼

拡張パック「スペースジャグラー」
に収録された、代表的なカード

・「ごきげんチャージ」ヒスイビリリダマ
・オリジンパルキアVSTAR
・「しあわせシャイン」トゲキッス
・「くいこむかぎづめ」ヒスイジュナイパー
・バサギリVSTAR
・「りゅうのひほう」レジドラゴなど
・エネくじ
・ヒスイのヘビーボール
・ばつぐんグラス
・カイ
・ザクロ
・シンオウ神殿

強化拡張パック「ダークファンタズマ」
に収録される、代表的なカード
・ジバコイルVSTAR
・「おつきみパーティ」ピッピ
・「ならくのうらもん」ゲンガー
・かがやくサーナイト
・「はめつののろい」ヒスイゾロアーク
・「はっぽうやぶれ」ヒスイウインディ
・「はがねのおやど」ヒスイヌメルゴン
・ヒスイヌメルゴンVSTAR
・ヒスイゾロアークVSTAR
・アルセウスフォン
・ヒナツ
・野盗三姉妹
・エイチ湖

選定基準はロロたんぬの主観ですが、
拡張パックからラインナップするカードは、
・汎用カード、システムポケモンが比較的多め
・「ボール系グッズ」などの山札サーチが豊富
・環境に代表されるポケモンVが多い

強化拡張パックからラインナップするカードは、
・デザイナーズコンボが目立つ
・局所的に活躍するパワーカードが混ざっている
・どのポケモンVも「ワンチャンありそう」な感じ

スターバース発売後の環境は、
ミュウVMAX
アルセウスVSTARを軸に、
先攻2ターン目に進化前ポケモンVを狩る動きが主流になったと思います。
また、シロナの覇気の登場、三神のスタン落ちから、
非ルールデッキも相対的に使いやすくなっていました。

バトルリージョン発売後、
ヒスイダイケンキの登場でミュウVMAXが下火になるかと思いきや、
アルセウスとの相性では有利とは言えず、
環境としてはそれまでの環境に加えて、
ヒスイダイケンキ、グラエナ入りミノマダムといったデッキが増えた印象です。

タイムゲイザー、スペースジャグラー発売後は、
アルセウス+インテレオンデッキのアルセウスの枠に、
オリジンパルキアがとって変わる形に。
全プレイヤーの半分が「ミュウか、パルキア」という
異常な使用率を占めるようになりました。

ダークファンタズマ発売後は、
ミュウか、パルキアか、という状態は維持しつつも、
それ以外のデッキ選択肢として、
ヒスイゾロアークVSTAR、ヒスイヌメルゴンVSTARを使う可能性が増えてきます。
「とってかわる」ほどではないものの、
群雄割拠の時代をつくっていくパックのように見えます。

このように、Fマークのパックだけ振り返っても、
拡張パックと強化拡張パックには差があります。

今後も、
3か月に1回の拡張パックと、
その間に強化拡張パックが発売されるはずです。

まとめ

強化拡張パックの役割を検討したところで、
実際にポケカを遊ぶのには全く使わない知識です。
ただ、違いがある以上、そこには理由があるのです。
そういった「メーカー目線」というものも
想像してみると面白いかな、と思っています。

ダークファンタズマの次は、
Pokemon GOが控えていて、
こちらも強化拡張パックです。
どんな内容になるのか、今から楽しみですね。

ではではd(℃。)

「そんなこと知ってたよ」という方も、
「新しい気づきを得た!」という方も、
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