ポケモーニング!!トイです!
世間の皆さんはゴールデンウィーク10連休だの、新元号だの、平成最後だのと浮かれていますが、私はポケカプレイヤー。
JCSに向けて1日も休まずに練習をし続ける日々です。
このGW中にもJCSにむけての調整のために大型イベントに何度か参加しますし、シティーリーグシーズン4もまだ残っているので遊んでいる暇はありません。
まずは直近の大会に向けてデッキを決めなくてはいけないのですが、何せ群雄割拠のこの環境、スカイレジェンドの新カードも相まって、なかなかデッキを決めることができません。
ということで、もう3日も寝ていないんですが、ポケカプレイヤーなら練習のために3日寝ないことくらいザラですよね。
さて、こんなことをしゃべっている場合じゃない…!!練習しない … と …
バタッ
…
レシリザ⇒???
「 … くん! 」
「 トイくん!おきるのじゃ!!」
え?誰?
「ワシじゃよ。Dr.オーヤマじゃ。」
Dr.オーヤマ!?
Dr.オーヤマって、あの1997~98年ごろの月刊コロコロコミック誌上などに登場した、ポケモンカード研究所・所長という肩書きの、白髪・丸眼鏡・白衣の正体不明のキャラクターで、コロコロ誌上では何だかよくわからないけど有益っぽい情報をコメントしたり、「ポケモンカードGB」というゲームにも登場していたりするが、ぶっちゃけキャラ付けも設定も薄かったためかイマクニ?ほどのインパクトは残せずいつのまにかポケカの歴史の表舞台から姿を消していた、正体がポケカの生みの親の一人、大山功一氏であるといわれる、あのDr.オーヤマですか??
Dr.オーヤマ「かなりわざとらしい説明口調なうえに、多少disってないかね???」
Dr.オーヤマ「まあよい、今日は君がポケモンカードを教えて欲しいと頼むから時間を取っておいたのじゃが?」
え?本当ですか?(そんなこと頼んだかなぁ、ってか実在したんだ…)
ポケモンカードのルールは結構知ってるんですが、あ!でも今どのデッキで大会に出るかを迷っているんです。
Dr.オーヤマ「ほほー!ルールは覚えたのか!それじゃあちょっとデッキを見せてくれ」
あ、はい。(昔の人だけど、今のデッキ診断もできるんだな)
いま第一候補となっているのがこのレシリザで、やっぱりまだTier1の安定感はあると思うんですよねー。
どう思いますか?
Dr.オーヤマ「ほう!」
Dr.オーヤマ「君はリザードンが好きなんじゃな!」
好き? え、まあ好きですけどとりあえずシティリーグに向けて強いから使って…
Dr.オーヤマ「よし、じゃあこのデッキは
『ヒトカゲとともだちデッキ』じゃ!!」
は?
Dr.オーヤマ「じゃから、このデッキは
『ヒトカゲとともだちデッキ』じゃ!!このデッキを改造して強くなるんじゃぞ!」
は??
いや、名前つけてって頼んでないですし、「~とともだち」の部分要ります?そんなデッキの名前の付け方初めて聞いたし、そもそもリザードン入ってるけどヒトカゲ入ってないんですけど…!!!
Dr.オーヤマ「……そうかぁ、気に召さなかったか。残念じゃ…。ワシも初めて見たカードばかりでつい調子に乗ってしまったようじゃ…。すまんの…。」
(あ、結構強く言いすぎちゃったかな。この人純粋にポケモンカードのこと好きなんだろうな。)
(もうちょっと付き合ってみるか…)
モクナシ⇒???
Dr.オーヤマさん、さっきはすみません。実は新しく組んだデッキもあるので、良かったらそれも見てもらえませんか?
Dr.オーヤマ「おぉ…!見せてくれるのか。ありがとう。どれどれ、これは草と超タイプのデッキじゃな」
そうです。新弾の『モクロー&アローラナッシーGX』をメインとしたデッキです。超タイプといってもサポートで『カプ・テテフGX』が入ってるだけですけど…。
???「ホッホー!これはいいデッキだね!!!」
ホッホー!?誰ですか!? (ってかなんだそのしゃべり方…)
あらいモン「あらいモンだよ」
あ、あなたは…謎の巨漢研究員、あらいモンさん!!
あらいモン「ホッホー!君のデッキ、いいデッキだね!草と超ポケモンで組まれたデッキだから名前は…」
(名前は…?)
あらいモン「ホッホー!
『くさ&ちょうのデッキ』だね!」
こ れ は ひ ど い !
(Dr.オーヤマのネーミングセンスはまだポケモンへの愛情とかが感じられたけど、この人ポケモンを記号としか認識してない!とんだサイコパス研究員だ!!)
あらいモン「ホッホー!」
あ、あらいモンさんありがとうございます。じゃあそろそろ失礼しますね…。
ピカゼク⇒???
ふぅ、とんだ目にあった…。こんなことしている暇はないんだ、シティリーグのデッキを決めないと…。
ピカゼクって現環境どうなんだろうな…。ライライを使えばうまく立ち回れるような気も…。
???「きゃー!あなたのデッキかわいい!」
え、どなたですか?
ユカ「わたしはエレキクラブのユカ!!ちょっとあなたのデッキ見せて!!」
(やたらテンションが高いポケカ女子だ…)どうぞ。
ユカ「わたしピカチュウが大好きなの!あなたのデッキにはピカチュウと、変なピカチュウと、ライチュウと、変なライチュウが入ってるのね!!かわいい!!」
あ、うん、(その変なピカチュウはデデンネっていうんだけど…あと変なライチュウはアローラライチュウ…)
ユカ「あなたのデッキの名前は
『ピカチュウデッキ』よ!!」
情報量が少ない!!!!!!
(そしてなんでさっきからこの人たちは人のデッキの名前を勝手に決めるんだ…)
メルメタルHAND⇒???
さて、こんなことしている暇はないんだ、シティリーグのデッキを決めないと…。
メルメタルHANDか…。ちょっと難しい印象はあるけど、京都でもマスター2位になったくらいだしポテンシャルは一級のデッキだよな…。
??「やあ!君もポケモンカードをやっているんだね!」
(またか…)
ヤストモ「僕はストーンクラブのヤストモ!!君のデッキを見せてよ!」
あ、はいどうぞ(メルメタル、ルカリオ、フーパ…きっと知らないポケモンしか入ってないはず)
ヤストモ「うーん…」
(ほらやっぱり困ってる。このデッキ見てもどんなデッキかわからないだろうな…)
ヤストモ「このデッキは
『かたーいポケモンデッキ』だね!!」
うわ!!概念で来た!!しかも「かたい」じゃなくて「かたーい」ってなんだ!自販機か!
(でもコンセプトは結構あってる)
サナニンフ⇒???
あと、候補になってるのはサナニンフか。京都も3位だし、対策する意味でも練習しといたほうがよさそうだな…。
???「ちょっとあなた、いいかしら」
(おっまたポケカ女子か?)
クニミ「私はグリーンクラブのクラブマスター、クニミです。あなたのデッキを見せていただいてもよろしいかしら」
(わ、なんか風紀委員みたいな人来た…。でもこのデッキさすがに理解できないでしょ。そもそもフェアリータイプだし。)
クニミ「なるほど、良いデッキでございますね。そうですね…このデッキは…」
(どう来る…)
クニミ「このデッキは
『はなのおてだまデッキ』ですわね」
うわ~~~~~~~~~~~~~
めっちゃふわっとした表現してきた~~~~~~~~~~~~
大体の草ポケモンとフェアリーポケモンこのデッキ名で通せるやつだ~~~~~~~~
ブラッキーフーパ⇒???
もうなんなんださっきから…。
そうだ…。京都以降最もマークしなきゃいけないデッキがこのブラッキーフーパだった。各地で結果も出してるし…。
???「もしもし?」
(一番めんどくさそうなしゃべり方の奴きたーーーーー)
はい、なんでしょうか
ミウラ「わたしはエスパークラブマスターのミウラです。これは長い親指ではなくスプーンですよ。デッキを見せていただいても?」
(でもこれは流石にミスマッチだ…。この人いまエスパークラブって言ったけどポケモンはイーブイと悪タイプしか入ってないし、絶対名前なんか付けられない…)
ミウラ「このデッキの名前を超能力で当てましょう…」
(無理だ無理だ…絶対無理…)
ミウラ「むん!!!」
( … )
ミウラ「出ました!!このデッキは
『あやしいねんりきデッキ』!!」
(いや、だからねんりき関係ないって… ッ!!!!)
これかぁーー!!!!
ジラサン⇒???
はぁ、もうそろそろ疲れて来た…。
あと検討するのはこれか、結構使い慣れたデッキ『ジラサン』これもまだ現役…
???「Hey!」
(まためんどくさそうな…)
スティーブ「ミーはスティーブ!!グランドマスターね!!」
(多種多様なポケモンが入っているデッキ…どう来る…)
スティーブ「ユーのデッキ、
『でんせつのサンダーデッキ』ネ!!」
う~~ん!他のポケモン全無視!!(でもジラサンって呼び方もそんなに変わらないか)
ガブギラ⇒???
もう候補になってるデッキも残りわずかだな…。
あとはこれか。カードパワーは高いけど京都ではいまいち成果を出し切れなかったガブギラ…。
ガブリアスとギラティナはともにドラゴン…。ということは…。
???「やあ、キミがトイくんだね」
(う~ん、もう大体予想がつく)
リュウドー「僕はグランドマスターのリュウドー。君のデッキを見せてくれ」
(絶対あれだ…絶対あれだ…)
リュウドー「ふむ…素晴らしいね。僕が君のデッキの名前をつけるとするなら…」
(絶対あれだ…)
リュウドー「そうだな
『でんせつのドラゴンデッキ』なんてどうだい??」
知ってた~~~~~~
サンダー&ファイヤー&フリーザーGX⇒???
残ったのがこれだな、サンダー&ファイヤー&フリーザーGX。まだ強い構築は出回ってないけど確実に警戒は必要だ…。
???「よぉ、トイ」
(そんなライバルはいない…)
ランド「リュウドーに勝ったんだな!だけど伝説のポケモンカードは渡さないぜ!!デッキを見せてみな!!!」
(こいつはポケモンライバル界でもかなりの無個性ライバルの「ランド」。でも僕はリュウドーに勝ってないしこいつのライバルでもない…)
ランド「ほう!いいデッキじゃねえか!!そうだな、おれさまが名付けるとしたら」
(名付けなくていい…)
ランド「『でんせつのランドデッキ』だな!」
うわぁぁぁぁぁ!!!もうめちゃくちゃだ!!!!
嫌だこんな世界!!!!!
ルガゾロヤドキング⇒???
ハッ!!夢か…
変な夢だったな…。
でもよく考えてみたら、今までデッキにちゃんと名前をつけたことなかったかもな…。
いつもポケモン名の羅列ばっかりで…。
夢の中の人たち、デッキに名前つけて楽しそうにポケカしてたな…。
たまには僕もデッキ名、つけてみよう!!
よ~し!まずはこのルガゾロヤドキング、デッキ名は
『イマクニ?デッキ』だ!!
テテテ テテー
テテテ テテー
お し ま い
まとめ
一体いつからでしょう。私たちがオリジナルのデッキ名を付けなくなってしまったのは…。
誰にでもわかりやすい共通のデッキ名はもちろん便利ですが、時々は自分だけのデッキに自分だけのデッキ名をつけてあげるのもポケモンカードの楽しみ方の一つだと思います。
ポケモンカードは平成8年に登場し、この平成31年までに様々なシリーズを経て無数のデッキが作られてきました。
『たいあたりジム』では令和になっても、皆さんが楽しめるデッキをたくさんお届けしていきたいと思います。
それでは、令和でまたお会いしましょう。